やっとやっと春が来た!?

BCG膀注療法の最終回実施後から苛まれている痛みとの闘いも1ヶ月を超えた。痛みの原因はBCGによる膀胱炎と尿道炎である。よりにもよって最終回実施後に最も強烈な副作用に見舞われた事になる。後学のためにその痛みについて記しておく。

痛みは4種類ある。まずは排尿開始時の通尿による尿道の痛みである。要は尿が尿道を通る時にメリメリと引き裂かれるような激痛が走り、思わず「・・・痛てェ」と唸ってしまう段になって排尿に至るのである。

続いて排尿終了時の膀胱収縮による痛みである。これは尿道ではなく膀胱出口部が震源地で、膀胱が弛緩するまでの間に生じる。もともと副作用として膀胱刺激症状があるので、昼間は1時間に一度、夜間は1~2時間に一度トイレタイムがやって来る。その都度、この2つの痛みとの闘いが始まるのだった。だから一回の排尿に5分近く掛かる事になる。もちろん座位で。

排尿が終わっても不随意的に膀胱出口部の収縮が起こる事がある。その際、ツーンとした針で刺されるような鋭い痛みが走る。これが第3の痛みで、排尿のインターバルに起こるから厄介だ。これが起こると仕事の手を止めて手を膝に当てて中腰になってやり過ごすしかない。排尿開始時と同等以上の痛みのレベルだから仕事へのモチベーションはおろか、心まで折れそうになる。なぜか自宅から出勤しようとする時に見舞われる事が多かったので、緊急に予定外受診に切り替えた日もあった位だった。

そして歩行時の股間の持続的な鈍痛と違和感。これはかつて前立腺炎や膀胱腫瘍の時にも自覚したが、思わず呻いてしまう鋭い痛みではないものの、持続する鈍痛も辛いものがある。それゆえ歩幅は狭くなり、歩く速度も遅くなる。ここに第3の痛みが重なると最悪となり、しばしその場で立ち止まらざるを得なくなる。

ただし、これらの痛みの状態は前立腺炎や膀胱腫瘍を抱えていた時とは明らかに感覚が異なるので、それらの再発によるものという懸念はなかった。あくまでBCGによって惹起された炎症によるものなのだが、ここまで酷いとBCGは抗がん剤だと書かれたブログの体験者の気持ちがよく分かる。半面、ここまでの副作用が出れば腫瘍細胞の残党を叩く効果も大きいという主治医達の経験談にも頷ける。

だからこの炎症と痛みは再発抑制効果が上がっている証拠と無理やり自分を納得させながら、ひたすら耐える毎日だった。

・・・・・・・

そうこうしているうちに、今週の月曜、最終回実施後二度目の尿検査を迎えた。

一度目の尿検査後の細胞診では「異型細胞を認めるも悪性の所見はなし」だったが、今回はその異型細胞も認められなかったとあった。もちろん正式な判定は細胞培養後となるが、取り敢えずはもう一つ山を越えたと言えるのかもしれない。

これは非常に喜ばしい成果なのだが、毎日の激痛との闘いにほとほと疲れた私にとっては「その報酬として考えれば至極当然だろうよ、そうでなければとてもやってられんわ」というのが正直なところだ。

全くいつまでこの闘いを続ければいいのだろうか。

・・・・・・・

これらの痛みに対してロキソニンあたりではほぼ無効である。主治医と相談して鎮痛薬として最初トラマールを処方してもらったものの効果がイマイチだったので、自分でアセトアミノフェンを追加して私製トラムセットとして服用していた。二度目の処方からはトラムセットに変更してもらったけど。

それから一週間が過ぎた今朝、排尿前後の痛みは相変わらずだったものの、不思議な事に出勤時間になっても針刺し痛は出現せず、歩行時の鈍痛も殆ど感じないまま職場まで辿り着いた。勤務中も鋭い痛みに襲われる事もなく、排尿も1時間以上のインターバルに延びていたのだった。実に気持ちよく仕事が出来た一日だった。

これはどういう事なのか?

鎮痛薬の効果? 気温のせい? それとも遂に快復へ?

今日の今日なのでハッキリとは分からないし、いつかのようにまた痛みがぶり返すなんて事になると凹むから軽率に喜べないが、事実としてそうだったという事は記しておく。それでも明日以降どう変貌して行くのかを楽しみにはしたい。

つらいつらい冬の果てにやっとやっと春が来たと信じたい。





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COMMENT

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>おたけんこさん
こちらこそお久しぶりです。
足掛け2年、こんな調子なもんでCB1のオフ会にもなかなか参加できませんでした。持続する痛みは本当にダメージを受けます。立ち仕事と相まって体重が適正値くらいに落ち、臨検値が皆良くなってしまいました。σ^_^;
それでもここへ来て痛みの出現が落ち着いてきたようで、このまま快復に向かえば、また皆さんにお会いできると思いますので、その節はよろしくです。

お久しぶりです。

チャイさんこんばんは

相変わらず痛みに苦しめられていますね。
痛み止めの薬のところで私がいま服用している薬と同じだったのでコメントいれています。

私は腰痛と脚のしびれに悩まされており、ロキソニンでは拉致があかなくてトラムセットも合わせて服用しています。
それでも痛いので、セカンドオピニオンで他の病院で診察予定です。

早く完全なる春が来るといいですね。

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Chaie<チャイ>

Author:Chaie<チャイ>
最初のWebsite開設は2001年のクリスマスのことでした。その後、紆余曲折を経てこのBlogへ引越して今に至ります。これからも日々の記録とさまざまなテーマについての意見や感想などを屁理屈コラム日記風に綴りたいと思ってます。

生まれも育ちも東京の下町です。東京タワーやチキンラーメンと同い年なので結構生きてますが、せめて精神年齢くらいは若いつもりでいたいなと。

自称「日本酒のソムリエ」のつもりでしたが、検査値との闘いの末に禁酒に踏み切り、それ以来かなり普通の生活を送ってます。

下手なアコギとウクレレを弾いて昭和を歌ったり、カラオケでも昭和を歌ったりしてます。最近は40年来の憧れだったMartin D-28Mと80年代製のKamaka HF2に囲まれて幸せです。

もうひとつの大好きは欧州車! プジョー乗りのサークル「POOB(プジョー太平洋OYAJIベルト)」の関東地区元締めなるものをやってます。

実は、足掛け10年乗って来た愛車「プジョー206XS」のミッショントラブルにより箱換えを余儀なくされ、ここでも紆余曲折を経てゲルマン製装甲車のような「BMW120iCoupe」を新たな愛車としました。

それをキッカケにBMWオーナーズクラブの「Club BMW 1(CB1)」「BMWメタボ白髪連合会」などのメンバーにもなりました。

某企業のプロフェッショナルな研修職人を目指して定期的に全国を飛び回ってましたが、ステージを替えて今後は頼れる薬局のOYAJIを目指したいと思います。

愛と情熱を持ってはっきりモノが言える「熱きガンコジジイ」になりたい!

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