リセットの新年となれ!
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元旦は全ての店舗が年に一度の休業日。カミさんは元旦は毎年仕事始めで出勤となったので、私はおせちの宅配便を受け取った後に母の家へひとっ走り。山梨の旅館に嫁さんの親戚が集まって年を越すという恒例イベントから帰った息子夫婦と合流し、4人で夕食を食べてそのまま泊まって行くという息子夫婦を残して帰宅。私は翌日も公休日だったので昨年と同じに箱根駅伝を観ていた。展開されたのは一区から青学の驚異的なブッチギリ。そのままトップをキープして往路優勝。こりゃたぶん復路もそのままの完全優勝は確定だと思ったらその通りになった。連覇はスゴイが手に汗握る接戦もなく、ある意味、面白くはない結果だな。
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仕事始めとなった3日が無事に過ぎ、最初の公休日となった4日は、年末の回をスキップしたBCG療法の4回目を実施。今回は実施後にお決まりの排尿痛もあり、いよいよ効果が出始めたかと勝手に判断したが、同時に歩行時のツーンとした刺激も感じるようになった。寒さのせいでもあるのだろうが、一方で過去にもあった再発の合図と取れなくもない。いずれにせよ、今は決められた治療を粛々とこなすのみ。後は天命を待つだけである。
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カミさんを加えた息子夫婦との新年ランチ会が開かれたのは11日。お店はカミさんチョイスの銀座「アルジェントASO」。かなりフレンチ寄りのイタリアンだそうだ。料理は色彩豊かで見せる工夫あり、スープを後掛けしたり、ラップに香りを閉じ込めたりする遊びゴコロありで全員の満足度は高かったようだ。13%という異例(?)のサービス料は2人一組でサービスするシステムゆえか。それでも休日で賑わう銀座にあって、極めて静かな3時間を過ごせた対価と考えればむべなるかな。
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今の仕事は一日8時間の立ち仕事なので、思った以上に強制運動状態になっているのだろうか、家に帰ってソファに寝転がった後に立ち上がると足が痛いという症状が続いている。いや、仕事中でも残り2時間を切ったあたりから身体的なキツさを感じる。それでも目の前の仕事をこなしているうちに終業時間がやって来るという感じである。
お客さんからの相談に応じている部分は確かに頭脳労働なのだろうけど、朝の品出しや補充作業、レジ応対とそれを支え続ける身体はリッパに肉体労働だろう。かつての研修ツアー以外のオフィスワークの日々がまるでウソのように労働による疲労感に毎日包まれている。
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ああ、これが本来の労働の姿というものかもしれない。今ではむしろこのリズムの方が馴染んでいるが、それなら新卒の時から定年までこれを続けるかと言われればウンとは言えない。私にはこのステージでこの業務内容を数十年も続ける根性はない。それでもこの仕事を第二の天職と言えるほどに思えるのは、全く違うステージを歩んで来た中で運良く第一の天職に出会えたからである。
第一の天職を楽しみながらも不意に訪れた早期退職からの転職。やり切ったとは言えないタイミングだったものの、これが第二の天職に出会うキッカケになったのは紛れもない事実だ。年齢柄、もはや収入や地位を気にしても意味のない今だからこそ、余裕を持ってチャレンジ出来るという部分も大きかった。
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願わくばそんな有難い出会いから今の距離感を保ちつつ、今後訪れるであろう会社や身体の変化による悪影響を出来るだけ受けずに一日でも長く添い遂げたいと思うのが、激動の昨年にピリオドを打ってリセットするはずの新年を迎えた私の贅沢な願いである。
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