The new stage has started!

7月を迎え、いよいよ私の新しいステージが始まった。

まずは初日。これも一つのご縁なのか、奇しくも私が25年間生まれ育った下町の新小岩にある店舗の研修センターにて中途入社者研修が始まった。ドラッグストアも小売業であるゆえ、接客を含む社内外への「接遇」というスキルが重要となる。ましてや競合の激しい中にあって、接遇の質は他社との差別化に欠かせない戦略とP社では位置付けているとのこと。

だがこれは意外に難しい。自分が客の立場に立って想像してみると解りやすい。例えば私の場合、デパートなどの売り場で品物を見て歩いている時、必ずと言ってほど店員からあれこれ投げかけられる。店員からすれば客とのコミュニケーションを取るという接遇スキルの実践かもしれないが、少なくとも私には迷惑でしかない。訊きたい事があれば尋ねるから、眺めている間はそっとしておいてくれというのが私のニーズだからである。

頭が痛い、腹を下して辛いという場合に、いくら明るく挨拶をしましょうといっても傍で大声でやられたらたまったモンじゃなかろう。相手の状況を読み取って臨機応変の対応が出来るのがプロフェッショナル。そしてそれは相手に間違いなく良い印象を残すからリピート率が上がるに違いない。限られた商環境の中で限られた顧客を獲得するためには、プロフェッショナルな接遇が決め手となるという戦略には大いに賛同する。

さて、集合研修というスタイルは2回目との事だが、今回の受講者は私と同じ7月入社が4名、6月入社が4名の計8名。私と同じ薬剤師職は1名のみで、それ以外は全て販売職か調剤事務職だった。それよりも、私以外の受講者が全て女性だった事が最大のモチベーションだった。爆

挨拶、表情、姿勢、動作、身だしなみ、言葉遣いなど、思えば営業職にも全く同じように当てはまる原則なのだが、実はこれまでの長いサラリーマン人生で面と向かって一から学んだ事がほとんど無かったので、実際に接客用語を口に出し、来店挨拶や案内の所作を身体を使って行なうトレーニングはとても新鮮だった。トレーナーによると、実際の店舗でも機械的にしか出来ていないスタッフもいるという話だが、私の場合は商売人の家(薬局)に育った過去があるため、こういう事にことさら抵抗を感じないのはラッキーだ。

午後からは人事評価や組合などの話に移った。ところが、人事部長なる人の京都弁混じりの籠った話し方や緊張のためかメモ棒読み状態の組合長の話には、それまでのトレーナーTさんやNさんのクリアな声と話し方に慣れていた受講者はかなり聴き難くそうな表情に。やはり声と話し方は伝えるために極めて重要なファクターなんだと再認識。内容はもはや私あたりにはどうでも良い部分なのでほとんどスルー。

7月入社メンバーはこの後、レジ打ちトレーニングへ。いやぁ、知らなかったけど最近のレジスターってのはカラフルで高機能なんですなぁ! 今回は時間の関係から担当者登録、バーコード読み取り、支払い方式の分別、万札への対応、領収書発行などの基本的操作のみだったが、これをマスターするにはまだまだ実践経験が必要である。

これで研修は全て終了。実質6時間ほどだったのでトレーニングとしては物足りない。が、翌日から店舗でのOJTスタートなので、ここは当たって砕けろだろう。

・・・・・・・

梅雨空の下、傘を差しつつ白衣やノートを入れたカバンを手に開店前の店舗へ。といってもここは家からたった一駅。歩いても行ける距離なのだが、立ち仕事への体力温存のために敢えてここは電車で移動した。

店内のスタッフルームに指導薬剤師のY先生がいた。さあ、今から実践トレーニングのスタートである。PCでタイムカードを押し、朝礼で挨拶をして開店。

結論から言えば、ここから昼食休憩1時間を挟んで前半3時間、後半5時間を立ちっぱなしで過ごす事になった。水の一滴も飲まずひたすら業務とメモの繰り返し。何しろ朝の品出し一つとってもどこにあるのかすら覚束無いのだから。薬品の場所や名前はもちろん、推奨販売ブランドやPB、症状別の選択基準などなど余りにも覚える事が多過ぎて、とても悠長に座ってなどいられない。

その途中で、薬剤師の説明がなくては販売できないⅠ類医薬品であるガスター10を売ったり、検査で医者からカリウムが低いと言われた人がサプリで補給をしたいと言って来たけど、その程度ならナッツや枝豆、冷奴などのツマミで十分補えると説明し、それでも低かったらサプリを考えればいいと何も売らずに終わったりと、半分テンパりながらも一日が過ぎて行った。

とはいえ基本的には不明な時はY先生にバトンタッチし、推奨品目や患者の症状による薬剤選択基準をY先生の応対を見ながら教わったり訊いたりしてメモる繰り返し。果てはドリンク冷蔵庫の水抜き作業まで守備範囲だいうからビックリ。担当製品に関わるあらゆるものが業務対象なので、カウンセリングだナンだと言う前に、我々の基本は小売業だと良い意味で思い知った次第。う~ん、先は長いぞ。

初日が終わり19時に退社。さすがにノドが乾いたので近くのマックでコーラ補給。気が付くと下手なウォーキングなんかよりも足はパンパン! ふと院内や医局で立ちっぱなしの一日だった大昔の営業時代を思い出す。労働とはこれほどの労力を費やす行為だったんだと痛感。同時に、疲労と共にそこにある心地良さも。デスクに座ってりゃ時間が過ぎたオフィスワークって何とユルかったのだろうとも。

・・・・・・・

私の勤務スケジュールは指導薬剤師のY先生に合わせて組まれているので、この1ヶ月間は金・土曜日が休みとなる。次の勤務は日曜日となるが、初日の復習は必須。正直、前立腺炎の調子はまだまだだが、致命的な悪影響を出さずに共存していければいいし、折を見て漢方の大家でもあるY先生に相談してみたいと思っている今日この頃である。





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Chaie<チャイ>

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最初のWebsite開設は2001年のクリスマスのことでした。その後、紆余曲折を経てこのBlogへ引越して今に至ります。これからも日々の記録とさまざまなテーマについての意見や感想などを屁理屈コラム日記風に綴りたいと思ってます。

生まれも育ちも東京の下町です。東京タワーやチキンラーメンと同い年なので結構生きてますが、せめて精神年齢くらいは若いつもりでいたいなと。

自称「日本酒のソムリエ」のつもりでしたが、検査値との闘いの末に禁酒に踏み切り、それ以来かなり普通の生活を送ってます。

下手なアコギとウクレレを弾いて昭和を歌ったり、カラオケでも昭和を歌ったりしてます。最近は40年来の憧れだったMartin D-28Mと80年代製のKamaka HF2に囲まれて幸せです。

もうひとつの大好きは欧州車! プジョー乗りのサークル「POOB(プジョー太平洋OYAJIベルト)」の関東地区元締めなるものをやってます。

実は、足掛け10年乗って来た愛車「プジョー206XS」のミッショントラブルにより箱換えを余儀なくされ、ここでも紆余曲折を経てゲルマン製装甲車のような「BMW120iCoupe」を新たな愛車としました。

それをキッカケにBMWオーナーズクラブの「Club BMW 1(CB1)」「BMWメタボ白髪連合会」などのメンバーにもなりました。

某企業のプロフェッショナルな研修職人を目指して定期的に全国を飛び回ってましたが、ステージを替えて今後は頼れる薬局のOYAJIを目指したいと思います。

愛と情熱を持ってはっきりモノが言える「熱きガンコジジイ」になりたい!

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