忙中閑、POOB総会 in 黒部
GW後は6月からの全国研修ツアーのためのコンテンツ作成に突入した。それ以外にも、あれやこれやの業務も含めて来る日も来る日もミーティングと作成作業の連続となった。おまけに今回は我々トレーナーによる営業面談のロールプレー(Badバージョン&Goodバージョン)のVTR撮影もしなくてはならない。
私もDr役として白衣を着込んで出演するだけでなく、シナリオの執筆も任されているので、セリフについて社内監査部門との折衝にも苦労する。何せセールストークにいちいちエビデンスを求めて来るので、時々キレそうになるのをグッと堪えるのが一苦労なのである。
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そんな忙中に閑あり。POOB(プジョー太平洋OYAJIベルト)の総会が先週の土日、黒部の宇奈月温泉にておよそ1年半ぶりに開催されたのだった。
今回の幹事のはずだったコンドウ氏は何やら仕事が忙しかったらしく、開催計画がちっとも進まなかった。やっと風酔亭氏が手を挙げたものの、今度は他のメンバーも転職やら出産やら子供の受験やら結婚やら、人生の多忙期に入ったようで、参加したのはわずか3家族だけという寂しい総会となってしまった。
おまけにプジョーは、群馬から参戦の風酔亭一家の206RCのみ、岡山から206GTで参戦のしげドン一家はトラブルにより急遽BMW Z3 へ乗り換え、私の120i Coupeと共にBMWが多数派を形成してしまった。これではPOOBじゃなくてBOOBでしょ!
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私は午前4時起き5時出発で、第一集合場所の小布施PAへと関越道をひた走る。今回、珍しくカミさんも参加すると言うので、助手席リミッターとして乗せて行くハメになった。
小布施PAにて風酔亭一家、道の駅うなづきにてしげドン一家と無事合流し、まずは宿泊先のホテル黒部へ車を停め、宇奈月駅からトロッコ電車へ。実は私、黒部を少々ナメていた。トロッコ電車の終点からちょいと歩いた先に黒四ダムがあると信じて疑わなかったのだ。乗車寸前になって、これがとんでもない勘違いだと気付いたワケである。研修に限らず事前勉強って大事だわ。
我々の座席は窓のある特別車両ではなく、窓のないオープンエア車両。電車はむせ返るような新緑の中をゆっくりと走り、入れば極端に寒くなるトンネルをいくつも抜け、途中、黒四ダムには遠く及ばない小型のダムや花崗岩のためコバルトブルーに染まった湖水、雪崩のまま固まって溶けない万年雪などを見ながら約80分かけて終点の欅平へ。出発早々、ホテルのベランダから手旗を振っていた、我々を駅まで送ってくれたホテルのオネエちゃんの姿が微笑ましかった。
POOBには珍しく絶好の山日和である。散策道をしばらく進むも、猿飛峡への一本道は落石があったらしく途中で通行止め。手前の広場で持って来たます寿司弁当を食べた後、しばし足湯に浸かりながらニホンカモシカの親子連れを発見して下山した。雪をいただいた立山連峰の山々の華麗な姿と共に、以前行った山梨の昇仙峡にも似た峡谷の景色が印象的だった。
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ホテルは部屋からも露天風呂からもトロッコ電車が見える絶好の立地。当然、露天風呂からも走って行く電車が見えた。すかさず風呂から仁王立ちになって手を振ってあげたのは言うまでもない。乗客達は大喜びだったに違いない。
宴会は女性陣にも大好評な刺身あり焼き物あり揚げ物あり煮物ありシチューありの懐石風コースだった。この料理だったら良く合うだろうと私がチョイスしてあげた吟醸立山を、私以外のメンバーは美味しそうに飲んでいた。私はもちろんノンアルビール。
たっぷり飲んで食べて喋って2時間、歳のせいかそのあとのカラオケへは行かずに部屋呑みへ移動。館内にはカラオケボックスではなく女性付きのカラオケスナックしかなかったため、それも致し方なし。何せ参加メンバーの半数が女性だったし。
部屋呑みも盛り上がり、カミさんには知人から貰ったと言っていた2本目のウクレレを実はヤフオクで購入した事を思わず口走って墓穴を掘った私も含め、早起きしたメンバー達に眠気が襲って来たので、ここでお開き。時間はまだ11時前だった。歳とると健康的だわ。
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明けて日曜日。例によって一番早起きのしげドン氏の5時起きガサガサ音で目を覚まされる。風酔亭氏と連れ立って風呂から帰って来たのと交代に私も露天風呂へ。しばし一人でのんびりと沈思黙考。
二日目ノープランと言っていた幹事の風酔亭氏だったが、名物の蜃気楼が見られるかもしれない魚津港へ行く事になった。そこには超望遠レンズを構えた蜃気楼ハンターたちが集まっていていろいろ話が聞けたものの、結局蜃気楼は現れず終い、一見、木の根っこが展示してあるだけの埋没林ミュージアムを見学して昼食へ。
富山湾とくれば白エビ! ならばここは白エビ丼@2400円である。丼ぶりの2/3が生の白エビ、1/3が揚げた白エビで埋まっている。まあ、お値段はともかく、これだけ白エビ責めを喰らえば、イヤでも美味さがわかるというモンだわ。
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そしていよいよ解散の時を迎えた。次回は晩秋の城の崎温泉での再会を約し、それぞれ帰路に就いたのだった。東京からの総走行距離800km強、埼玉県に入ったあたりから渋滞にハマったものの、18:00前には無事帰宅できた。
休日がハードだと、翌日の仕事中に容赦なく眠気が襲って来て困ってしまうが、いよいよ全国研修ツアーと共に、休日出勤になるリアルロープレ研修も再開される。一般に研修は社員への投資と言われるが、この会社の研修もこのままのスタイルが続いていけばいいなと改めて思うこの頃である。
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