10年来の厄介モノといよいよ勝負!

私の粉瘤はまるでケンシロウのように胸の中央にある。

かれこれ10年くらい前から気にはなっていたものの、いきなり病院→手術というのはかなり気が引けたので、皮膚科の開業医を訪ねては、外来で切開して腫れを引かせるという姑息な処置を繰り返していた。ただでさえ出張が多い身なので、腫れを完全に引かせて除去するには時間的な余裕が無かったというのも言い訳の一つだったけど。

結果的にはそれがいけなかった。

初めはただ皮膚がこんもりしていただけだったものが、数度に渡る切開で周囲がケロイド状になって、まさにケンシロウのような派手なアザと化してしまっていた。もちろん定期的に腫れもするし痛みも来る。

粉瘤というのはちょうど皮膚の内部に袋状に別の皮膚組織が存在する形状のため、時間の経過に従って表皮のように老廃物が排泄され溜まっていく。そこに細菌感染を起こすと腫れて痛くなる。だからその部分をバッサリ除去しない限りはその繰り返しとなるだけなのだ。

この歳になって身体のアチコチに故障が出るようになるに連れ、いい加減に一つずつ厄介モノを片付けてしまおうと一念発起。その舞台を昔から形成外科領域に定評がある東京警察病院と定め、形成外科外来受診からスタート、3ヶ月近く経過した本日、ようやく外来手術とあいなった。何せ病院は患者が多いゆえ、手術許可が出てから1ヶ月以上も待たされたけどね。

しかも手術予定日の前日午前10時〜11時に確認の電話をかけないと、自動キャンセルになってしまうというではないか! そうなると次の予約はいつ取れるか全くわからない。そんなトンデモ事態にならないよう「電話忘れるなプレッシャー」の毎日がキツかった。院内のコンビニでディスポの手術用キャップも早々と購入し、ま、そんなこんなで今日という日を迎えられたのだった。

・・・・・・・

再診受付マシンで手続きを済ませ、9時5分前に外来手術受付で待機。やがて名前を呼ばれ、担当看護師さんから説明を受け、手術着に着替えて再び待機。

診察室に呼ばれて執刀医とご対面〜。それが女医さんだったのはラッキーなのか? 一通りの術前面接を終え、いよいよ手術室へ。外来手術室と言っても、普通の手術室と全く変わらない設備、そして威圧感もバッチリ!

手術台に仰向けに寝て看護師さんたちと雑談を交わしていると主治医登場。助手は研修医と思われる若い男性医師。麻酔注射はちょっと痛いと言われたが、これは以前から切開の時に体験しているし、もはや十分想定内である。

4、5ヶ所注射した後、「痛みの確認をしますね〜。痛かったら麻酔を追加しますので〜」

来た〜! 念願の麻酔大盛り発注のチャンスはここしかない! ちょっとでもチクリとした場所をすかさず指摘し、さらに2、3ヶ所、追加で盛ってもらった。ここまで盛ってしまえばもうどこにも痛みは感じないぞ。よっしゃ〜!

確かに痛みはないものの、血液の吸い込まれる音や何やらゴリゴリガリガリやられている感触が伝わって来るので、決して気持ちがいいとは言えないが、時折微かに腕に触れる女医さんのフトモモの感触は気持ちがいい。術中ひたすらそっちに意識を持って行く事だけは忘れなかった。

やがて縫合へ。だがここで研修医へ女医さんのOJTが始まった。
「針は皮膚にまっすぐ入れて... 2針目なるとテンション緩くなってるよ... そこで手首返して... じゃあもう一度縫い直そうか... 」

私のタテマエ「こんなOYAJIでよければ、遠慮なく踏み台にしていいぞ。将来リッパなメッサーとなっておくれ」
私のホンネ「チンタラやってないでサクサク縫えっての! こっちは我慢してるんだからとっとと終わらせてくれよ!」

・・・・・・・

緊張の手術スタートからおよそ90分を経て、無事に手術は終了した。麻酔注射以後、全く痛みを感じなかったのは現代医学の賜物と、改めて大感謝! こんな楽な手術でもう腫れや痛みに悩まされなくなると思うと、なぜもっと早く手術を受けなかったのかと大後悔! とにもかくにも厄介モノを一つやっつけたゾ〜!

帰れるんだ、これで、帰れるんだ〜!ライラ、ライラ、ライラライ〜!




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Chaie<チャイ>

Author:Chaie<チャイ>
最初のWebsite開設は2001年のクリスマスのことでした。その後、紆余曲折を経てこのBlogへ引越して今に至ります。これからも日々の記録とさまざまなテーマについての意見や感想などを屁理屈コラム日記風に綴りたいと思ってます。

生まれも育ちも東京の下町です。東京タワーやチキンラーメンと同い年なので結構生きてますが、せめて精神年齢くらいは若いつもりでいたいなと。

自称「日本酒のソムリエ」のつもりでしたが、検査値との闘いの末に禁酒に踏み切り、それ以来かなり普通の生活を送ってます。

下手なアコギとウクレレを弾いて昭和を歌ったり、カラオケでも昭和を歌ったりしてます。最近は40年来の憧れだったMartin D-28Mと80年代製のKamaka HF2に囲まれて幸せです。

もうひとつの大好きは欧州車! プジョー乗りのサークル「POOB(プジョー太平洋OYAJIベルト)」の関東地区元締めなるものをやってます。

実は、足掛け10年乗って来た愛車「プジョー206XS」のミッショントラブルにより箱換えを余儀なくされ、ここでも紆余曲折を経てゲルマン製装甲車のような「BMW120iCoupe」を新たな愛車としました。

それをキッカケにBMWオーナーズクラブの「Club BMW 1(CB1)」「BMWメタボ白髪連合会」などのメンバーにもなりました。

某企業のプロフェッショナルな研修職人を目指して定期的に全国を飛び回ってましたが、ステージを替えて今後は頼れる薬局のOYAJIを目指したいと思います。

愛と情熱を持ってはっきりモノが言える「熱きガンコジジイ」になりたい!

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