戦い済んで気がふれて?

先日の衆議院解散と暴走老人のと知事辞職を受けて総選挙&都知事選挙が公示され、先日の日曜日がその投票日だった。

朝の8時過ぎに投票を済ませた後は、ここまで2週間に渡って続いて来た全国研修ツアーの合間の貴重な休日に身も心も委ね、しかしながら夜ともなれば神戸空港行きの最終便で再び研修ツアーに赴いていた。落ち着いて選挙速報を見られたのは午後10時を回った後の事だった。

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いくつかのチャンネルをザッピングしながら、徐々に明らかになる当落情報。ハッキリしていたのは民主党の壊滅にも等しい大幅議席減の惨状と予想を超える自民党の大躍進の姿だった。政権交替で盛り上がった3年半前の真逆の光景、見方によっては先祖帰りへの巻き戻しの光景だった。

民主党は政権交代時こそ308議席の大躍進をみたものの、途中で78人もの離党が生じ、結局230議席に減じた。それが今回の選挙で何と57議席(しかも全候補者が比例との重複立候補だったのでゾンビ議員を含めて)に激減した。

自民党は改選時119議席だったが、何と2.5倍の294議席に大躍進。10議席を増やした公明党と併せて325議席と、2/3超の大勢力となった。これで法案が参議院で否決されても怖くも何ともないし、場合によっては憲法改正案の議決すら可能となったのである。

話題を集めたものの、次第に馬脚を晒した形っとなって結局まとまらなかった第三極。地方議員と既成政党からの鞍替え組の「日本維新の会」は11議席から54議席に躍進したものの、直前の石原新党「太陽の党」との合体が賛否を呼び、思ったほど支持が得られなかったのは橋下徹代表代行の顔を見れば明らかである。すでに首班指名で石原慎太郎代表と見解の齟齬が出始めている。

すんでのところで合体を回避した「みんなの党」は18議席と10議席を伸ばした。それでもこれほどの自公大勢力の前では、もはやキャスティングボートすら握れない弱小勢力だろうけど。

小沢一郎党首の起死回生の一打が裏目に出た「日本未来の党」。民主党離党組の62議席がわずか9議席では、単なる読み違えでは済まされないだろう。影響力の衰退と共に小沢時代の終焉を物語っていたように思えた。彼について行って討ち死にした者の恨み節が聞こえて来るようだ。嘉田代表の言動に確固たる政策の基盤が見て取れなかった事も支持が伸びなかった一因と思われる。

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…それにしても、負けるにしても負け方というものがあるだろう。

民主党の現役閣僚で戻って来たのは野田総理を始め岡田、前原、枝野、玄葉、そして安住の6閣僚のみ。現役官房長官の藤村修、常勝を誇った田中真紀子文科相、元総理の菅直人(彼は比例復活)でさえ選挙区選挙で敗れている。

事ほど左様に小選挙区選挙は厳しいという事だろうが、野田総理が選挙戦でしきりに訴えていた自民党批判は、却って自らの首を絞めたのではなかろうか? 国民は民主党政権に批判の意を表したが、だからと言って必ずしも自民党に盲目的な支持を寄せたわけではなかったのだから。

その自民党は大型公共事業と金融緩和を経済政策の柱に据えている。また憲法改正を宣言し国防軍を認め、強気の外交政策を取ろうとしている。原発維持・推進にも肯定的だ。自民票がいくら反民主の意思表示だったとしても、大人の国民として一切の抑制を利かせる事もなく、一気に流されてしまう国民性というか民度というものに、たまらない危機感をおぼえるのである。

はたして民主党政権あらずばこれほどの流れが生じただろうか? 有権者は本当に自民党の主張を容認・支持したのだろうか? 戦後の長期政権で甘い汁を吸って来た自民党が、初代投げ出しの安倍氏が本当に変わったのだろうか?

たった一度の選挙によって2/3の勢力と権力を与えた我々国民にその答えが返される日は遠くない。




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Chaie<チャイ>

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最初のWebsite開設は2001年のクリスマスのことでした。その後、紆余曲折を経てこのBlogへ引越して今に至ります。これからも日々の記録とさまざまなテーマについての意見や感想などを屁理屈コラム日記風に綴りたいと思ってます。

生まれも育ちも東京の下町です。東京タワーやチキンラーメンと同い年なので結構生きてますが、せめて精神年齢くらいは若いつもりでいたいなと。

自称「日本酒のソムリエ」のつもりでしたが、検査値との闘いの末に禁酒に踏み切り、それ以来かなり普通の生活を送ってます。

下手なアコギとウクレレを弾いて昭和を歌ったり、カラオケでも昭和を歌ったりしてます。最近は40年来の憧れだったMartin D-28Mと80年代製のKamaka HF2に囲まれて幸せです。

もうひとつの大好きは欧州車! プジョー乗りのサークル「POOB(プジョー太平洋OYAJIベルト)」の関東地区元締めなるものをやってます。

実は、足掛け10年乗って来た愛車「プジョー206XS」のミッショントラブルにより箱換えを余儀なくされ、ここでも紆余曲折を経てゲルマン製装甲車のような「BMW120iCoupe」を新たな愛車としました。

それをキッカケにBMWオーナーズクラブの「Club BMW 1(CB1)」「BMWメタボ白髪連合会」などのメンバーにもなりました。

某企業のプロフェッショナルな研修職人を目指して定期的に全国を飛び回ってましたが、ステージを替えて今後は頼れる薬局のOYAJIを目指したいと思います。

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