する方も聞く方もイヤな話

確か3日前だったか、車屋Yから電話があった。

例の事故の修理で下取り査定額が下がった(格落ち)に対する損害賠償交渉を知らせるものだった。それによると、相手の保険会社の窓口となっていた女性に代わって、事故査定とやらを担当している男性が交渉相手となったらしい。

その男が支払い交渉にやたら後ろ向きで、やれ過去の判例だの訴訟を起こしても勝てないだのと、もともとYに訴訟なんて起こす気などないのにも関わらずまくし立てたそうだ。事務的で人間味のない対応にYも相当頭に来たらしいが、私とも話したいとの事で、翌日電話を待っていたがナシのツブテだった。

そうしたら、昨日になって不在着信があった。コールバックすると男性の声。すぐにその男だとわかったが、まずは担当交代の挨拶だというのでそれを受けた。Sと名乗るその担当者は、私に向かっても裁判の判例云々の話をしてきた。その口調はYの話にあった通りの事務的、というより無機的な感じがした。

とにかく言うべき事は言っておこうと、私は話を始めた。

まずは、この事故は私に何の過失もない、相手の一方的な信号無視によるものである。私にも過失があった事故ならケンカ両成敗で諦めもするが、修理後に車の価値が下がるという事に割り切れない思いでいる。これを少しでも収めるには金銭面での解決しかないのではないか、というのが私の主張。

するとS氏は「物損事故の場合は修理にかかった費用のみの支払いで良いとの判例が出てます。人身事故だったら別ですが。第一、気持ちを金銭に換算することはできないでしょう」とさっそく裁判絡みの論法で来た。

私は「実は事故の衝撃で腕に微妙な違和感があったような気もしたが、相手はまだ若かったし、ここで人身事故にしたら彼ももっと大変な立場に追い込まれかねないと慮って、診断書も取らなかったんだよ。それが理屈じゃない気持ちというもんでしょ? だったら今から医者に行った方がいいのかねぇ」と言ってやった。

「人身事故の場合は通院費用や所得保証などが生じますので、それはお支払いしますが、たとえ人身事故と言ってもそれ以上の損害や見舞金をお支払いするというわけではございません」

「それは違うでしょ。昔タクシーにぶつかった時、バンパーにコツンというくらいだったので物損事故で行くはずが、タクシー会社の差し金で運転手が病院へ行って診断書を貰ったために人身事故扱いに切り替わった挙句、私の保険会社は示談金だかで20万円余計に支払ったという事実がありましたよ」

「私どもは医師の診断書に意義を唱える立場にはございませんし、人身事故ならそういうケースもなくはないでしょう。しかし車の価値が具体的にいくら下がったというのは証明できませんよね?」

「いや、そうとも言えないでしょ。例えば車をディーラーに持って行って、修理なしとした場合の査定額と修理込みの査定額とを出してもらえば損害の金額がわかるじゃないですか」

「でもそれは査定した人によっても変動しますし、そのまま乗り続けるとなった場合には損害そのものが生じないわけです。金額を定めた買取契約が事故前に交わされていたわけでもないですよね?」

ああ言えば上祐、ガマンの限界が近づいて来た。

「じゃあその契約書が何処かにあったらいいというわけ? 探せばあるかもしれないよ。それとも腕が痛くなる方が手っ取り早いかね!」

こっちはイチャモンを付けてゴネようという気もないし、少しでも情のある話ができると思ったのが間違いだったようだ。もういい。Yの所も大きな会社じゃないので修理費用の一時立て替えも大変だろうからサッサと終わらせてくれ、と言って電話を切った。

そして今日、再びS氏から電話があり、僅かな金額だが示談金の意味で支払うと言ってきた。ハナから金額の多寡の問題じゃない。最初からそういう気持ちを持って話をすればこんなイヤな感情に至らなかっただろうに。不景気だから極力支払いを抑えたいという保険会社の事情もあるとは思うが、人間対人間の仕事であるならそれなりの接し方もあると思うが。

私も過去に営業関係の仕事に携わっていたが、こんなやり方で仕事はしたくないし、しなかったつもりだぞ、損◯ジャパンさん。

・・・・・・・

今日で2日間に渡った専門営業部隊の研修が終わった。

これで3月の研修ツアーは全て終わったものの、気がつけば今年の1/4が過ぎ、季節も春めいて来ている。

でも、月が変われば今度は全国9ヶ所で新たな研修ツアーが始まり、GW前には中途入社社員研修が待ち構えている。それもたった一人の受講者に4日間という手間をかけるのだが、一人でも大勢でも手間は一緒なのが何とも複雑だわ。

ま、この際四の五のヌかさず、春の訪れに乗って何もかも乗り切って行こうじゃないの!

・・・実は身体はけっこうキツかったりして。






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COMMENT

そう言えば、昔の事故の時、タクシー会社の事故係の人が「ばんぱーどころじゃないですよ。トランクも開かないくらいでしたよ」などと信じられないことを言い出し、しきりに「保険を使った方がいいですよ」と言ってた。
こっちが「バンパーが傷ついた程度だったのは現場で確認してます。そんなんで保険は使いませんよ」と言ったら、運転手を病院に行かせたんです。
後で警察に聞いたら、この会社、県下でも有名なタチの悪い会社だったそうで。
人身事故にすると得するなんてヘンなモンですね。

相手の出方待ち戦法、ちうのか、、気の弱い人は押し切られて、結果「デキるヤツ」とか言われてるのカモね。

アタシの昔の事故(居眠り野郎にぶつけられた)の時、翌日の朝早くに最初に電話が掛かってきたのが先方の会社の事故担当みたいな親父で(パイオニアの工場だったかな。人間が多いからだかなんだか何だかしらんが、そういうのがいたらしい)、「大変でしたね~大変でしたね~」とか言いながら言ってることはほとんど脅しだったんでキョトンとしちゃったわ ^^;
でも、どうにもこうにも向こうが100%悪い事故なんで、その後は全く何も言ってこなかった。。その後に出てきた保険屋とフツーに話をしたワケなんだが。。

とにかくまぁ、示談金的な物がプラスされてよかったですね。

あ、今日、子宮頸癌の三回目が終わりました~~~
もちろんムスメですが ^^;

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Chaie<チャイ>

Author:Chaie<チャイ>
最初のWebsite開設は2001年のクリスマスのことでした。その後、紆余曲折を経てこのBlogへ引越して今に至ります。これからも日々の記録とさまざまなテーマについての意見や感想などを屁理屈コラム日記風に綴りたいと思ってます。

生まれも育ちも東京の下町です。東京タワーやチキンラーメンと同い年なので結構生きてますが、せめて精神年齢くらいは若いつもりでいたいなと。

自称「日本酒のソムリエ」のつもりでしたが、検査値との闘いの末に禁酒に踏み切り、それ以来かなり普通の生活を送ってます。

下手なアコギとウクレレを弾いて昭和を歌ったり、カラオケでも昭和を歌ったりしてます。最近は40年来の憧れだったMartin D-28Mと80年代製のKamaka HF2に囲まれて幸せです。

もうひとつの大好きは欧州車! プジョー乗りのサークル「POOB(プジョー太平洋OYAJIベルト)」の関東地区元締めなるものをやってます。

実は、足掛け10年乗って来た愛車「プジョー206XS」のミッショントラブルにより箱換えを余儀なくされ、ここでも紆余曲折を経てゲルマン製装甲車のような「BMW120iCoupe」を新たな愛車としました。

それをキッカケにBMWオーナーズクラブの「Club BMW 1(CB1)」「BMWメタボ白髪連合会」などのメンバーにもなりました。

某企業のプロフェッショナルな研修職人を目指して定期的に全国を飛び回ってましたが、ステージを替えて今後は頼れる薬局のOYAJIを目指したいと思います。

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