スプリントブースターでバビューン!
しかし、CB1やメタボ会などのメンバーはほとんどが愛車をモディファイしている。中にはCPUチューンまでやってるツワモノもいるが、もともと3000㏄6発エンジンなどを搭載している他のモデルと比べると、2000㏄4発の非力感は否めない。
だが、モディファイ費用に余裕の持てない(財務省の許可が下りない)私は、何とか費用の安いお手軽チューンができないものかと常々考えていた。
そこで辿り着いたのがスロットルコントローラー、通称スロコンである。スロコンにはスロットルの開度をバビューンモードやエコランモードなどに調節する数種類のモードがプログラミングされていて、出足や加速、燃費などがアップするという。価格も3~4万円程度。ただ、車種別のアダプタが別途必要なのと電気系の施工となるため業者工賃は1万円前後掛かるらしい。
そんなこんなで逡巡している時に、突然光が見えたのだった。
キッカケはメタボ会メンバーみーさんのつぶやきからだった。それは「スプリントブースター」という装置。スロコンの一種だがスロコンよりも装着は簡単でアダプタも不要。何より装着所要時間10分程度というところが気に入った。これなら自分でもできそうだな、と。
みーさん曰く「スゴイよ~! 違うわよ~!(正確なコメントは忘れた)」。さらに彼女の車に装着してもらったというMoon.cafeさんが相談に乗ってくれて、ヤフオクの格安品情報までいただいた。さっそく見ると、定価よりも1万5000円程度安いではないか! 実はヤフオクを使うのは初めてで、これを入札するためだけに利用料を支払った。
そしてブツが来た。ブツはこれ。
英文の説明書とニラメッコすること数分。実物と説明書のイラストがどうしても一致しないのだ。一度は自分でチャレンジしますと見栄を張ったものの、Moon.cafeさんに泣きを入れるのに時間は掛からなかった。
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そして昨夜、東京モーターショー会場近くのスーパーオートバックス東雲に彼を含めた数名のメンバーが集まるとの事で、二つ返事で馳せ参じたのは言うまでもない。そこではゴーリー君、E61さん、お初のムッシュさんらと合流、聞けばムッシュさんもスプリントブースターを装着していて「エンジンがよく回って出足抜群」との事。
駐車場でしばしウダウダしているうちにみーさん到着。やはりスプリントブースターに対するみーさんの言葉は変わらなかった。「スゴイよ~!」
やがてド派手なイエローコルベットが登場! Moon.cafeさんである。しばし歓談後、みーさんにさーのさんオススメというビルシュタインのサスセットを手渡した後、いよいよ着工。
プロのメカニックだったというMonn.cafeさんの手際の良さったら、私などから見たらまさに神業だ。あっという間にアクセルペダルを外したと思ったら、コントローラーの接着位置を測って配線の取り回し。ダッシュボードの下を開けたりハンドルの隙間を通したりで見事にセット。後はアクセルセンサーへ繋いで元通りにすれば完了。
配線取り回しを非常に丁寧にしてくれたおかげで20分以上の作業時間を要したけれど、プロでなけりゃとてもこうはいかない。それを快く引き受けてくれたMoon.cafeさんにただただ感謝あるのみである。
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この後、このまま皆さんと食事会に行きたかったのはヤマヤマだったが、最初から今夜は家食と決まっていたので、残念ながらここでお別れ。
休日の夜9時過ぎの都内はガラスキ。スプリントブースターの性能をテストするにはもってこいである。推奨とされる緑ランプ(全開モードの赤ランプよりマイルドなバランスモード)を確認してアクセルを踏み込む。その途端、今までのエンジン音とは別モノのような唸りを上げて吹け上がって行くではないか! 同時に加速も別モノ、いきなりバビューン! おいおい、これで高速だったらど~なるンじゃ~!
いやぁ~、こりゃ~スゴイ! みーさんじゃなくても感激モノだわ! 正直言って今までで最も効果が実感できたチューンだ。こうなったらもともと車重が軽いだけに、出足だったら6発にも負けないゾ~、ふふふのふ! 逆にこれで本来のエンジン性能をより良く引き出せたとも言えるだろう。すでに施してあるアーシングとの相乗効果もあったかもしれない。
バビューンのせいではないだろうけど、東雲から銀座、皇居前から新宿を抜けて自宅へ戻るのに20分だった。
明日から出張ツアーに行かなければならないのが何とも口惜しい。このまま高速で思う存分加速を味わいたい。赤ランプの全開モードもテストしたい。ま、それは次回の休日の楽しみとしておこう。
(追記)
中国自動車道でフェラーリ8台、ランボルギーニ1台、ベンツ3台を含む14台の衝突事故があったとニュースでやっていた。画面では無残に大破した何台ものフェラーリたちが映し出されていた。
原因はウエットな路面にフェラーリがスリップしたのが発端らしい。オフ会か何かのイベントへ向かう途中だったらしいが、これはいただけない。いかなる高級車と言えども一旦滑り出したらおしまいである。ああ、もったいない。
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