外は春のはずなのに・・・
広島からの移動だったため、店に着いたのは7時過ぎだったが、すでにほぼ満席状態。相変わらずの人気の高さだ。さっそく鰆を盛り込んだ刺し盛りを注文。期待にたがわず美味! 鰆の刺身を初めて食べた同僚も、こんなに味が豊かだとは思わなかったと驚く。さらに若竹煮、イイダコ煮、黄ニラ玉子とじ、太刀魚塩焼きなどでこれでもかという勢いで春を満喫した。純米「竹林」とも相性抜群だ。
こうして我々が旬と酒の味に溺れていたその頃、岡山駅では突然ホームから線路上に突き落とされた男性が電車に轢かれて死亡するという事件が起きていた。犯人の18歳の少年は「人を殺せば刑務所に行ける。誰でもよかった」などと供述しているという。
土浦で起きた指名手配犯による無差別殺傷事件といい、最近はこんな「誰でもよかった事件」が相次いでいる。防ぎようのない危険すら意識しなくてはならないのなら、この国も「自分の身は自分で護る」アメリカ流の銃所持に近づいているようにさえ思える。
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さて、昨日のエントリでウチの部署の派遣社員の事を書いたが、今度は昨年の新製品研修立ち上げの時から一緒に仕事をしてきた他部署のTさんが別の領域へ異動になるという。Tさんとは、最初こそ彼のパーソナリティに理解し難い一面を感じたものの、その後は不思議とウマが合う仲になり、いい関係で仕事ができていた。
問題は、この異動は後任者がいるわけではないというところだ。なぜなら後任は彼の上司であるMさんが兼任するからである。しかも、これでMさんは3つもの部長以上のポストを兼任する事になる。どう見たって正常な人事ではない。これでは上司の意向で担当ポストを外されたという方が正しいくらいである。
自分の気に入った者、あるいは自分の意向に従う者以外を外していくというやり方は、決して良い環境を作り出さない。所詮はMさんのワガママだと周囲は捉えるからだ。いずれにせよ、複数の上級管理職を兼務して満足な仕事なぞできるはずはなかろう。
Tさんに関わり深いメンバーによる送別会の提案があり、全員が東京に集まる来月に開催される。もちろん私も出席し、とことん付き合ってあげようと思っている。春は外の気候だけ、社内は吹雪が吹き荒れている。