モバイル旅行記(1日目)
首都高高井戸ICから中央道へ。混雑は殆どなく、順調に走る。府中ICを過ぎる頃から都内に向かう上り線が大渋滞になってきた。暦の上では今日は平日なんだと改めて気付かされる。
7:00過ぎには大月JCTを越え、山梨県に入るも相変わらず順調。やがて、雨で洗われた清澄な空気の中、雪を頂いた南アルプスが朝日に映し出された。思わずハンドル片手にデジカメ撮影をしちゃったほど。なんという美しさだろう! これが山梨県から拝めただけでも中央道をチョイスした甲斐があったというものだ。(←これ一応シャレのつもりだが)
順調すぎるのも困ったモンで、7:30に双葉SAで朝食のおにぎりを食べ、その後、八ヶ岳を右に見ながら諏訪湖を抜けて駒ヶ岳SA着がなんと9:00! しょうがないのでカミさんに報告の電話をする。この後は主だったSAに寄りながらの時間稼ぎである。
やがて長野も過ぎ、長い長い恵那トンネルを抜ければそこは岐阜県。ふとモバイルPCを思い出し、恵那峡SAに寄ってこれを書いている。でもまだ10:10だ。初めてのモバイラー一発目としてはこんなモンだろう。ここで一旦アップしておく。
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中央道の岐阜地域はこれまたキレイだ。道路の両側の山や丘が紅葉に染まり、さしずめモミジのトンネルのようだった。
やがて愛知県に入り、勝手知ったる小牧JCTや一宮JCTを渋滞する事もなく抜け、木曽川を渡ったところで再び岐阜県へ。京都まであと120kmくらいだ。ここいらの紅葉は絵はがきの写真のように色とりどりで、さっきまでのほとんど黄色や茶色ばかりからきちんと赤色が混じってきている。微妙に樹木の種類か気候の違いが影響しているのだろうか。
抑え気味の巡航速度「ぬふわkm」で関が原を抜けると、いよいよ京都目前の滋賀県多賀SA。ここで昼食休憩に入る。ここの名物は、かの「近江牛」なのだが、さすがにステーキ2500円は見送り、なぜかカツカレーに。
そそくさと平らげて再びモバイラー。ただいま12:15。まだペースは早いな。
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京都を過ぎればすぐに大阪府内。枚方、吹田、豊中などおなじみのICを抜けて車は中国自動車道へ。さすがにここまで来ると車も殆ど通っていないので巡航速度もついつい「ぬうわkm」オーバーに。
さらに舞鶴若狭道に入り、松茸、黒豆、栗などで有名な丹波笹山を過ぎた所で14:00。その先にある西紀SAでひとまず最後の道中アップとしたい。この続きは天橋立の旅館にチェックイン後にゆっくりと。
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綾部JCTで京都縦貫道路へ入り、ついに宮津の文人墨客の宿「清輝楼」へ。
予定よりだいぶ早かったが15:30到着。東京を出て9時間、670km超の彼方だった。どうやら今晩の客の一番乗りらしい。まだ日が暮れていなかったので、旅館の庭園やそれに続く公園をのんびり散策する。海辺に出たら遠くに「天橋立」らしきものが横たわっていたが、低い目線で横から見てもよくわからない。やはり明日はビューランドに登って上から俯瞰で見るしかあるまい。
天然温泉ではないものの、よく暖まる風呂に一人でゆったりと入り、早めにお願いした夕食に備える。…でももう眠くなってきた。
今日の感謝を二つ。一つは「POOBの晴れ男」芳氏へ。直前の予報ですら雨のち曇りだったのに、それを打ち破って見事に晴れさせてくれた。感謝。この調子で明日も頼む。
もう一つは、いつも感心しているのだが、今回も腰一つ痛くならなかったプジョーのシートだ。休憩しつつも700km近く走って身体に一切ガタが来ないのはさすがである。これにも感謝。もっと遠出できる自信が付いた。
さて、この季節、ここ丹後半島でもズワイガニ(松葉ガニ、越前ガニともいう)の旬ではあるが、明日鳥取に行く目的こそカニ食いであるゆえ、敢えて普通食を指定した。熱燗でも傾けながら楽しもう。そして、たぶんすぐにダウンするだろう。
という事で、本日はこれまで。
~つづく