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ファンタジスタ!

このところトリノ五輪代表の発表が相次いでいるが、またしても見ていて違和感がぬぐえない。

スポンサー絡みで既に半年前から代表が決まっていたと一部で噂されている通称「ロッテ3人娘」の村主・荒川・安藤の女子フィギュア。岡部以外、誰も内定基準をクリアできなかったジャンプ陣。それでも人材不足のおかげか、昨年10月のW杯選考会で落選したにもかかわらず選ばれた37歳の原田。女子モーグルでは、一発勝負のはずだった選考会を兼ねたW杯で惨敗したにもかかわらず、4大会連続五輪出場を手にした里谷・・・。

結局、選考会と銘打った大会の成績より過去の実績を重視するのであれば、選考会とはいったい何なのだ? 五輪出場のためにそれを目指して結果を出し、それでも落選した若手はどうすればいいのか? かませ犬じゃあるまいし、過去実績を持つベテランが引退しなければノーチャンスというのでは、今後も世界に通用する有力人材など、奇跡でも起きない限り出てくるはずがないし、育たないじゃないか。

そんな空気を一変させてくれたのが、高校サッカー決勝戦だった。

怒濤の組織サッカー、鹿児島実業対個人技のアイデアサッカー、野洲。個性の異なる両チームの激突は、まるでヨーロッパ対南米のトヨタカップを見るようだ。鹿実が欧州代表を彷彿させる真っ赤なユニホーム、対する野洲が南米代表の純白のユニホームというのも気分を一層盛り上げる。

試合は前半23分に野洲が先制。南米代表が先制するのは待ってましたの展開。しかし相手は連覇を目指す強豪、このまま終わるはずがない。鹿実は後半34分に同点に追いつき、試合は延長戦へ。延長後半7分、鉄壁の守りを誇る鹿実守備陣を完全に崩しきった野洲がついに決勝点をもぎ取ったのである。

組織でプレスをかけ、組織で攻め寄る鹿実と個人技による意表をつくパスをつなぐ野洲。ここ近年のサッカー戦術は、ディフェンスもオフェンスも組織プレーが主流で、個人技はあくまでプラスアルファ的存在だった。事実、これまで高校サッカー界は、ロングボール主体で走り勝つ戦法が主体だ。勝負にこだわるのであれば、その方が勝てる確率が高いのかもしれないが。

野洲はその個人技を積み上げ、組織プレーにまで高めていったところにそのすごさがある。きちんと組織立って動くチームもすばらしいが、メンバーそれぞれがファンタジスタというのもたいへん魅力的ではなかろうか。しかも高校レベルでそれを実現できたのは驚異であり、さらに全国制覇につなげた事も賞賛に値する。

「負け続けたけど、技術で負けてなかった。自分たちをもう一度信じてやってきた」とは金本主将。

「どこにもマネできへん最高のサッカー」と決勝点のFW滝川。

ヘタなプロの試合よりはるかに面白かった。サッカーファンならずとも、この試合には引き込まれたに違いない。





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Chaie<チャイ>

Author:Chaie<チャイ>
最初のWebsite開設は2001年のクリスマスのことでした。その後、紆余曲折を経てこのBlogへ引越して今に至ります。これからも日々の記録とさまざまなテーマについての意見や感想などを屁理屈コラム日記風に綴りたいと思ってます。

生まれも育ちも東京の下町です。東京タワーやチキンラーメンと同い年なので結構生きてますが、せめて精神年齢くらいは若いつもりでいたいなと。

自称「日本酒のソムリエ」のつもりでしたが、検査値との闘いの末に禁酒に踏み切り、それ以来かなり普通の生活を送ってます。

下手なアコースティックギターやウクレレを弾いて70年代フォークを弾き語ったりするのが大好きです。最近は40年来の憧れだったMartin D-28Mと80年代製のKamaka HF2などの弦楽器に囲まれて幸せです。

もうひとつの大好きはコンパクト欧州車! プジョー乗りのサークル「POOB(プジョー太平洋OYAJIベルト)」の関東地区元締めなるものをやってます。

実は、足掛け10年乗って来た愛車「プジョー206XS」のミッショントラブルにより箱換えを余儀なくされ、ここでも紆余曲折を経て2010年から「BMW120iCoupe」を新たな愛車としました。

某企業でプロフェッショナルな社内研修職人を目指して定期的に全国を飛び回ってましたが、2nd Stageは頼れる薬局のOYAJIを目指したいとDgSで張り切ってます。

2013年から膀胱がんサバイバーを継続してます。無病息災よりも一病息災くらいがちょうど良いのかもしれません。

愛と情熱を持ってはっきりモノが言える「熱きガンコジジイ」になりたい!

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