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2000万円ですって!

人生100年時代に終生不安のない水準で生活を送るためには、年金以外に夫婦で2000万円の老後資金を用意しておかなくてはならないという金融庁ワーキンググループの発表。

折しも参院選が近づく中、過去に年金問題が選挙の鬼門となった安倍政権は、何と諮問した側の麻生財務相がその報告書の受け取りを拒否するという信じ難い愚挙に出た。報告書の枝葉末節はともかく、大筋は言ってる通りだろうに。

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2000万円という金額が妥当かはさて置き、すでに高額の年金を受給している世代よりも若年層では、誰がどう考えたって年金支給額だけでそれまでと同等レベルの生活水準が維持出来るなんて事はあり得ないというのは、国民誰もが多かれ少なかれ肌で感じているはずである。それも厚生・共済年金受給者の話で、資産の無い国民年金のみの受給者ではさらに切実な問題となる。

また、高齢になるに従って食費などは少なくなるはずとする反論があるが、逆にほとんどの場合、医療費の自己負担額は増加して来るから、生活費全体としてはそれほど減額にはならないだろう。私の数度に渡る入院手術もアラカンあたりからである。

住居費も65歳時点で住宅ローンは払い終わっているという前提だが、我が家のように依然として残っている世帯もあるだろうし、修繕などにも少なからぬ費用が掛かって来る。まあ、死んでしまえばローン終了、それまでだけどね。(^^;)

リタイアしてヒマを持て余していれば趣味や旅行などにも興じたいだろうから、当然そこにもお金が要る。事実、我が家でもここ数年は定期的に温泉ドライブ旅行に行っているが、それもささやかながらも金銭的時間的余裕の為せるワザだ。もちろんそれなりの出費となるが、そこはスルーして見ないフリ。(^^;)

これはSNSにも上げているが、そもそも年金の「100年安心プラン」は年金の「制度設計=システム」の話であって、「支給額」の多寡の話ではない。なのに詐欺だ何だと野党や一部マスコミはあげつらって騒ぐが、お門違いも甚だしい。意図的にミスリードするんじゃないっての‼️

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老後資金や年金問題が話題に上がるたびに、生活とは詰まるところ「お金の問題」であり、資本は我が身なのだとしみじみ思う。老後、不自由な身体でただ息をしているだけでは生きているとは呼べない。いわゆる「健康寿命」でどこまで生き長らえるのか。それが叶わない場合には自ら人生を自らの判断で終えられる選択肢、いわゆる「安楽死」の議論もある。

超高齢化社会が目の前に迫っている今、これからの高齢者はひとたび認知症を発症したり脳血管障害などを発症して身体を壊しお金もなく病院に断られ施設にも断られ、少子化で頼る家族もないとなれば、その行く末には生活保護に孤独死が待っているというのだろうか。それじゃ一人の人間の死にざまとして余りに寂し過ぎるというモンだろう。

数年前まで自分は多分70歳前に早死にするだろうなという漠然としたイメージを持っていたが、何回かの闘病を経て落ち着いた今は、逆に意外としぶとく生き続けるのかもしれないなどと何とも恐ろしい予感が頭をよぎるようになった。

生活維持の面も含めて長生きに脅威を感じてしまうなんて、この世はいたずらに長く生きてはいけないのかもしれない。如何に生きるかを考えるよりも如何に死ぬかを考えなくてはならないのは世知辛いばかりだが、ならばジタバタせずにアッサリ逝く事が本人にも家族にも幸せな事なのだろう。私の理想は、前夜にドンチャン騒ぎをして次の日の朝死んでいたというシナリオで、これは昔も今も変わらない。





ショーケ〜ン!

3月17日に79歳で逝去したロケンロール内田裕也に続いて、昭和の異端を象徴した萩原健一がGIST(消化管間質腫瘍)のため、26日に都内の病院で死去していた。68歳だった。

ど真ん中世代の我々には、萩原健一というよりも何と言ってもテンプターズ時代から「ショーケン」だ!

1960年代、グループサウンズ(GS)の中心的グループだったザ・テンプターズのボーカル。代表曲「エメラルドの伝説 」の「湖に〜 君は身を投げた〜」は永遠に歌われ続けるフレーズだろう。

百花繚乱のGS全盛期、ジュリー率いる西のタイガースに対抗して東のテンプターズと言われ、かの吉田拓郎の「青春の詩」で「ジュリー! ショーケン! キンちゃーん! … ああそれが青春 」と歌われた事でも有名。

その後、ジュリーとツインボーカルをやった「PYG」を経てソロ歌手としても活動。活動期間が短かった事もあって、残念ながらその頃の曲はあまり覚えていない。

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だが、彼の本当の転機は俳優だった。「約束」という映画で、降板した俳優の代役として出演した事がそのスタートだった。その後、活動の幅はテレビドラマに広がった。

まずは言わずと知れた「ボス」故・石原裕次郎主演の七曲署を舞台とした刑事ドラマの「太陽に吠えろ!」1972年〜

ショーケンはGS時代そのままの長髪にスリーピースという型破りのマカロニ刑事役だった。

初回から出演し、最後は負傷した同僚刑事ゴリさん(竜雷太)の見舞いの帰り、立ち小便の直後に小銭狙いの通り魔に刺されて落命という、その後のゲスト刑事役に繋がる意外な絶命スタイルのハシリとなった。

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続いてショーケンがヘッドフォンをしながら牛乳をガブ飲みしたりコンビーフを缶のままかぶりついたりと粗雑に朝食を食べ続ける強烈なオープニングで始まる「傷だらけの天使」1974年〜

ショーケンは探偵事務所の調査員木暮修役。その弟分の乾亨役を水谷豊が演じ、「アキラ」「アニキー」の掛け合いが、当時のモノマネの定番だった。

ロケ地である代々木駅前にあった「代々木会館」は私の勤めていた会社の近くだったのでよく見に行った。外観はまるで禁酒法時代のアメリカや香港にあった九龍城を彷彿とさせる茶色と白の雑居ビルで、そのペントハウスでオープニング映像が撮影された。

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さらに、倉本聰の脚本で有名な「前略おふくろ様」1975年〜

東京の下町深川を舞台にした、照れ屋な板前の青年をショーケンが演じ、周囲の人々との触れ合いを描いた青春ドラマ。

当時まだ無名だった桃井かおり(恐怖の海ちゃん!)と故・川谷拓三を知ったのもこのドラマだった。故・梅宮辰夫が熟練の渋い板前役に初挑戦していて、それまでと打って変わった無口で、実にいい味を出していた。

番組タイトルは、主人公が母親宛に書き綴る手紙の冒頭で、劇中のナレーションもショーケンがその手紙を読む構成で、これはそのまま純が一人語りする「北の国から」へ受け継がれた手法という。

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こうしてみるとショーケンは歌手としては勿論だが、それ以上に俳優として燦然と光り輝いていたなと思う。間違いなく彼しか出ない色気があり、それが役柄を通して強烈な存在感を打ち出していた。だから観る者に忘れられないインパクトを与えるのだ。

それとは逆に私生活では、いしだあゆみらと4度の結婚、大麻や恐喝などで4度の逮捕と、まさにアウトロー的な生活を送ったりもしていた。

だが、世間はそんな彼を切り捨てずに寛容にも受け入れて来たし、それが許された時代でもあった。

それを良くも悪くも「昭和の匂い」と表現し、その匂いがまた一つ失なわれた事に残念至極と嘆く我々もまた「昭和の匂い」の一部なのだと思わされるのだった。合掌





そしてレジェンドへ

「キャンプ終盤で結果を出せず、それを覆す事が出来なかった。今日の球場でのあの出来事、あんなものを見せられたら、後悔などあろうはずがありません」

そう語ってイチローは引退した。

3月21日、MBL開幕アスレチック戦の2連戦が行われた東京ドームが現役最後のステージとなった。

「去年5月からシーズン最後の日まで、あの日々はひょっとしたら誰にも出来ない事かもしれないというような、ささやかな誇りを生んだ日々だったんですね。その事がどの記録よりも自分の中では、ほんの少しだけ誇りを持てた事かなと思います」

その言葉に自身の限界に挑戦し、その限界を知らされたキャンプから今シーズンの苦悩の日々を物語っていた。その日々の中で日本での引退を決意したのかもしれない。

「結果を残すために自分なりに重ねてきた事。人よりも頑張ったという事はとても言えないですけど、そんな事は全くないですけど、自分なりに頑張って来たという事は、はっきり言える」

世界に誇る偉大なプレーヤーはこういう事もさらりと言う。

「人より頑張る事なんてとてもできないんですよね。あくまでも、秤は自分の中にある。それで自分なりに秤を使いながら、自分の限界を見ながら、ちょっと越えて行くという事を繰り返して行く。そうすると、いつの日からかこんな自分になっているんだ、という状態になって。だから少しずつの積み重ねが、それでしか自分を越えて行けないと思うんですよね。一気に高みに行こうとすると、今の自分の状態とギャップがありすぎて、それは続けられないと僕は考えているので、地道に進むしかない」

「難しいかもしれないけど、言葉にして表現する事というのは、目標に近づく一つの方法ではないかなと思っています」

それを続けるという事が如何に難しく、そして凄い事か。

「孤独を感じて苦しんだ事は多々ありました。ありましたけど、その体験は未来の自分にとって大きな支えになるんだろうと今は思います。だから、辛い事、しんどい事から逃げたいと思うのは当然の事なんですけど、でもエネルギーのある元気な時にそれに立ち向かって行く、その事は凄く人として重要な事なのではないかなと感じています」

ああ、一見クールで求道的な雰囲気一杯と思っていたイチローは、我々と同じように悩み苦しみ、それでも自分の限界を超え続けながらそれらを克服して結果を積み上げて来たんだなあ。

やっぱり彼は超一流のプロフェッショナルだ。歩んだ道には彼に相応しい偉大な記録という足跡が鮮明に残っている。

オリックス時代、1994年に史上初の210安打を記録し、シーズン打率3割8分5厘をマークしてから2000年まで何と7年連続首位打者。

2001年にシアトル・マリナーズでMBL挑戦がスタートしたが、いきなり242安打のメジャー新記録、3割5分を打って首位打者、盗塁王(56盗塁)になり、新人王とMVPを獲得した。

フィジカルがモノを言うメジャーのパワーベースボールにスピードとしなやかさを武器にしたICHIROがMBLに衝撃をもたらした瞬間だった。

そして2004年、前人未到の262安打、打率3割7分2厘を含めて2010年まで10年連続200本安打の不滅の大記録を打ち立てた。

2009年の第2回WBCでスランプに苦しみながらも決勝の韓国戦の10回表に遂にタイムリーヒットを放ち、決勝点を奪って2連覇を決定付けた事も印象深い。

プロ野球現役28年、メジャー現役19年。日米通算3406試合出場(1位)、4367安打(1位)、235本塁打、1309打点、708盗塁、打率 .322 。

45歳、平成を駆け抜けたスーパースターはその最後の年にレジェンドとなった。





OTC薬剤師の存在価値

先日、フォローさせていただいているアカウント(@kuriedit氏)にこんな内容の記事が掲載された。

『「市販薬に本腰を入れている薬剤師が少ない」「専門家ほど記事を書きにくい」「世間の関心が集まりにくい制度」

決して市販薬の情報の需要がないわけではないのです。需要はあるけど供給されにくい。情報の総量が少ないので問題点が可視化されない。なので、情報の総量を増やす事に努めてます』

テーマが市販薬(OTC)を扱う薬剤師を対象としたものだったので、これは良い機会と思い、日頃から感じていたOTC薬剤師の存在価値なるものについて以下のようにリプさせていただいた。

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(ここからリプ)
OTC薬剤師の存在価値について、思いつくまま書いてみました。

①市販薬の範囲ではあるが、患者の病態によって適切な治療提案と薬剤の選択・推奨が可能な、ある意味「医師的な仕事」が出来る。

②調剤薬局の薬剤師に比べて患者サイドから見た敷居が低い。距離的にも患者に極めて近い位置に常在するため、患者にとって相談や質問がしやすい「手の届く存在」である。

(以上、リプは②まで。③はブログにて書き足し)
③患者は相談したい、訊きたい事があるからOTC薬剤師へ接触するので、初めからコミュニケーションをする姿勢が出来ている。だから的確な治療提案や情報が得られれば「感謝される立場」となる。

(そしてまとめリプ。加筆修正あり)
でも現実は、DgSにありがちな売上・粗利の追求に軸足を置いている薬剤師ならぬ「薬剤屋」(または「薬売師」)がいたり、逆にお客さんとのコミュニケーションには消極的な「いるだけ薬剤師」がいたりします。

どちらにしても、本人に医学や医療用医薬品に対する知識や経験が不足してる場合は、患者のニーズを満たせる病態・診断・治療への提案力が十分とは言えず、そういう薬剤師は決して少なくないという問題点があります。

市販薬の情報開示や提供にも問題があると思いますが、それを扱うOTC薬剤師側にもその資質を含めた問題・課題があると感じる事が多いですね。

調剤薬剤師と比べてOTC薬剤師は格が下だのという見方も一部にあるようですが、見方を変えれば逆に調剤薬剤師以上のクォリティの高い仕事も出来ると思っています。

リプはここまで。

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Twitterは字数に制限があるため、長文の場合は連投となるが、これ程まとめて連投してのは初めてだ。そして短時間にここまで考えがまとまり、スッキリしたのも初めてだった。

OTC薬剤師がその存在価値を十二分に示すためには、前述の条件を可能な限り満たす必要があるだろう。そのためには若いうちは医師や医学に触れる環境に身を置き、人生の後半あたりで、培った知識と経験を活かすOTC薬剤師となるルートが効果的だと思う。

そんなOTC薬剤師なら薬剤師人生の2ndステージもきっと充実したものになるに違いない。現に私は発注、品出し、メンテナンスなどの物理的作業もなんのその、それ以上にお客さんへの治療提案を通して日々充実しているから。(^_^)v




これでやっと

休職明けでも残っていたシクシクジンジンは、ここ数日でかなり回復に向かっているのがはっきり感じられる。一昨日、昨日の2日連続勤務中も排尿後のシクシク程度で、ようやくこれまでよりも楽に仕事が出来るようになった。

今日の外来でもT先生は「だいぶしっかりと座れるようになりましたね」と言いつつ、かれこれ一年やってないCTと膀胱内視鏡を年明けに実施したいとも言うので、来週に予定されている尿細胞診の結果を聞いた時にでも日程を決める事にした。

今回は1月にTUR-Btを受け、その後遺症が癒えた4月に第1回のBCG膀注療法をスタートし、5月、6月、8月と副作用の程度を観察しながら計4回が終了した。だが、その1ヶ月後に強い痛みを伴う膀胱炎症状が悪化して、その後はBCG膀注療法を継続出来ずに3ヶ月が経ち、今日に至った訳である。

本来ならBCG膀注療法は週1回×6〜8回がワンクールだから、今回はインターバルを取りながらだいぶ慎重に進め、それでも前回同様の重度の慢性膀胱炎状態が発症してしまった。それでも前回の半分の回数だったので、苦しんだ期間も約半分の3ヶ月で済んだという事なのだろうか。

いずれにせよ、まだ残る頻尿及び排尿後開始時の痛みと排尿後の鈍痛も徐々に緩和されて来ているし、気休め程度であれ鎮痛薬も不要となったのは喜ばしい限りである。

さて、今回はこの状態がいつまで続くか。スクリーニングの尿細胞診で悪性細胞が見つかったらまたBCG膀注療法をやるしかないが、これでずっと悪性細胞が見つからないままという奇跡でも起きればなお喜ばしい。

それにしても、こう何度も苦しい思いとそれが解消された時の健康のありがたさを実感する事を繰り返していると、これが再発や転移のリスクを持つ「がん」という疾患を抱えた人間の生き方なのかもしれないとしみじみとする。

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東名高速のあおり運転事故で、危険運転致死傷罪などに問われた石橋和歩(26)の裁判員裁判で、横浜地裁は懲役23年の求刑に対し懲役18年の判決を言い渡した。争点となった危険運転致死傷罪の成立も認めた。

弁護側はおそらく控訴するだろうが、2人の被害者に殺害行為に等しい事をしでかして、なお求刑未満の18年の懲役とはどうにも合点がいかない。また、いつも求刑未満に処する裁判官の下らん慣例もほどほどにせいと言いたい。

そもそも車の運転とは「走る」「曲がる」「止まる」を行う行為なのだから、被告の一連の運転行為は危険運転致死罪と見て妥当だろう。たとえ法文に100%合致していない部分があったとしても、そう捉えるのが裁判員を含めた市民感情というモンだ。

ましてや、弁護人に言われて書いたであろう「お父さんとお母さんを死なせてしまって申し訳ないと思うけれど、この事故がなければ、彼女と結婚する予定でした。自分が支えていきたいので、この事故の事をお許しください」という全く自分勝手な謝罪文が、遺族や市民感情をさらに逆撫でした。

それらを踏まえての今日の判決。

でもね。懲役18年であれ、模範囚なら10年チョイで出て来られるどうにもならない不条理は如何ともしがたい。いっそ仕事人にでも始末を頼みたいというのが遺族の率直な感情ではないだろうか。

冥土の中村主水よ、あんたの出番だぜい。




ニュースあれこれ

有価証券報告書に役員報酬を約50億円分少なく記載した疑いで逮捕された日産のカルロス・ゴーン容疑者(64)だが、そのいきさつに関して日産の西川社長ら経営幹部によるクーデター的な背景がある事が浮かび上がって来た。

ゴーン氏は、去年まではフランス政府や日産の43%の株式を持つルノーに対し、日産の経営独立性を維持する方向だったものの、今年に入って言動が変わり、ルノーとの経営統合へ踏み込んだ発言があったという。

その裏側にルノーのトップを継続する条件としてルノーの大株主であるフランス政府(マクロン大統領)から日産との関係を不可逆的にするよう前へ進めろとの提示があり、それをゴーン氏が呑んだためという。

これはルノー・日産・三菱グループ最大の売上高をマークした日産にとっては到底容認できない最大の危機であり、そこから今回の検察を巻き込んだ逮捕劇に繋げた、まさに日産の日本勢によるクーデターである。

その後、日産の取締役会が開かれ、ゴーン氏の会長および代表権解任が決議されたが、その前後にもゴーン氏の数々の会社資金の私的流用が明らかにされた。

実態のない子会社を設立させ、そこからブラジルやレバノンなどに高額な豪邸を購入させ、それを家族が使用していたのは既報の通りだが、姉と実態のないアドバイザリー契約を結んで年10万ドルを支払ったり、自身の家族旅行や娘が通う大学への寄付を負担させたり、さらには私的な投資で生じた約17億円の損失を日産に付け替えていた疑いまで出て来たのだった。

これらが本当だとしたらまさにやりたい放題で、権力は必ず腐敗するという言葉を図らずも証明する事となった。ましてやゴーン氏は彼に全ての権力が集中している独裁者であったから、独断専行だろうが公私混同だろうが違法行為だろうが横領背任だろうが誰も止める者はいなかった。

世界的カリスマ経営者であれ裏の顔があり、あれほどの収入があるのにさらにカネに執着する醜態を晒した。一説にはブラジル大統領を狙っていたとも言われ、そのための資金を貯めておきたかったのかもしれないが、もはやそれも水泡に帰した。

人間、足る事を知るというのは大切だな。

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膀胱がんを公表しているキャスターの小倉智昭氏(71)がフジTV「とくダネ」で、月末に膀胱全摘出手術を行なうため長期休養に入る事を発表した。

彼は浸潤性のがんだったようで、そのケースの治療法としては膀胱全摘の上、尿路の再建を行なう尿路変更術の必要がある。再建方法のうち彼が選択したのは一般的な回腸導管造設術(ストーマ造設)ではなく、切除した小腸で代用膀胱を作る自排尿型新膀胱造設術である。

これは元ボクサー竹原慎二氏のケースと同じ術式で、回腸導管術によるパウチ使用よりも合併症のリスクはあるものの、自然排尿と同じ経路で排尿出来るのでQOLの面で優れている。

2人に1人ががんになると言われて久しいが、最近特に有名人のがん発症が話題になる事が多い。それが私の身に起こっても決して不思議じゃないわな。

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今朝、元貴乃花親方の花田光司氏(46)が元フジTVアナウンサーの河野景子氏(54)と離婚していたとの報道。既に10月25日に離婚届が提出されていたという。

だろうな。さもありなん。貴乃花の一連の動きからすれば、彼女としてはとても付いてはいけないだろうから、離婚には別に驚きはない。

景子氏は靴職人だったはずの長男優一氏のタレント活動を推していて、貴乃花とは意見の相違があったとも伝えられている。

せっかく弟子の小結貴景勝が福岡場所で初優勝したというのにねぇ。シコ名が「貴乃花と景子が勝つ(ホントは上杉謙信由来らしい)」だったのにねぇ。

彼女、元貴ノ花夫人の藤田紀子氏や元坂東三津五郎夫人の近藤サト氏と同様、今後はタレントとしてマスコミに復帰して来ると見た。一時的ではない継続的なニーズがあるかどうかは別として。

あるいは元夫を差し置いて政界進出も?




甲斐キャノン!

初戦引き分けで始まったカープvsホークスの日本シリーズ。

その後カープが1勝したものの、舞台はマツダスタジアムからヤフードームへ。そこでホークスが3連勝し、後のなくなったカープは昨日本拠地へと戻った。

スタンドがほぼ全面真っ赤に染まったマツダスタジアムだったが、そこに歓喜の瞬間を迎えたのはホークスだった。

セリーグ三連覇を成し遂げたカープだったが、またも日本一はお預けとなってしまった。小学生以来のカープファンである私もただただゲームセットを見つめるしかなかった。

6.5ゲームも離してパリーグ優勝した西武を下剋上で退けて日本シリーズに出場したホークスが日本一にもなったのはシャクにさわるが、なぜか工藤監督は憎めないのだ。愛嬌のあるあの顔と人柄のせいなのかな?

それにしてもホークスのキャッチャー甲斐の通称「甲斐キャノン」の威力は凄まじかった。機動力が持ち味のカープの足を何と100%刺した肩は、まさに日本一のための最大の武器だったのは間違いあるまい。

キャッチャーのプレイにこんなに魅せられたのは初めて。彼の名前も覚えておくべき名前である。

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正式な休職に入って4日。もっとも10月もロクに出勤していなかったので、事実上先月から休職状態だったけど。

その間は私の公休日に半日勤務されるパートのT先生こそいるものの、その他の日は薬剤師不在となり要指導・1類医薬品が販売出来ない状態だった。特にロキソニンの需要の多いウチのお客さんには相当な不便を掛けてしまっているのが心苦しかった。

そして正式に休職となった今月は、本部のS先生が毎木曜+日曜2回、他店のA先生が毎月曜に来ていただける事になり、医薬品エリアの各種メンテも含めて心強い応援となるので大変ありがたく思っている。

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休職に入ってからはキツい針刺し痛を伴なうLevel4「悪魔の時間帯」の訪れはないと思っていたが、やはり簡単に回復はさせてもらえないらしい。

昨夜のトイレの後から今までとは別のタイプの痛みではあるものの、それでも横になって眠ることが出来ず、午前2時前後から6時手前までの殆どの時間をベッドの上で「orz」の体勢で耐えるのを余儀なくされた。その間、痛みが増幅する尿意を合図に30分毎にトイレに通うという、まさに悪魔の時間帯そのものの苦痛がやって来たのだった。

何とかそれが過ぎ去った7時台からはしばし寝落ちするものの、1時間もすれば尿意を知らせる痛みで起こされる。Level3「強い鈍痛の継続+針刺し痛」未満の痛みであれば尿意は2時間は持つのだが、炎症が強まった時はその間隔が短くなる。だが相変わらず排尿開始までに強い痛みがあるし、終わって膀胱が強く収縮する事が悪魔の時間帯のキッカケや持続となるとは実に皮肉な事である。

やはり思い切って休職にして正解だった。

毎朝の痛みの状態がその日の朝にならないと予測不能だったし、ましてや日中の痛みの発現や増強も、こうして安静にしていても日々変化するのだからおちおち勤務も出来なかったろう。勤務途中で強い痛みに襲われればますます現場が混乱し、スタッフにもお客さんにもさらなる迷惑を掛ける事になっていただろうから。

まあ、定規で線を引くような回復カーブを描いて回復するとは思ってはいないけど、少なくとも休職が終わるまでにはほぼ痛みが気にならないLevel1「排尿時痛のみ」までにはなっていて欲しいモンだ。


注目のドラフト

100回記念大会で盛り上がったこの夏の甲子園を象徴するかのように人材豊富な今年の高校生選手たち。その人生を決めるドラフト会議が昨晩開催された。

その時間帯、私はLevel4「悪魔の時間帯」が始まっていたのでダイニングテーブルに手をついて痛みに耐えながらTV中継を観ていた。

今回のドラフトからかどうかは知らないが、会場には一般のファンも入れるようになっていて、くじ引きともなると贔屓の監督に声援を送るなんてシーンも。それまで粛々と進められていたかつてのドラフト会議からすれば隔世の感だな。

さて注目の一巡目指名。いわゆるドライチである。

大谷に続く二刀流と期待のかかるオールラウンダー、根尾 昂選手(大阪桐蔭)。
巨人を含む4球団競合だったが、中日与田新監督が交渉権獲得! 根尾選手はドラゴンズのジュニアチームに在籍していた事もあるそうでドラゴンズとは馴染みが深く、インタビューでは早々と入団を決めたようなコメントだったのが潔かった。

その根尾選手のチームメイトの藤原恭大選手(大阪桐蔭)。
攻守走三拍子揃った逸材で、彼も3球団競合の末、ロッテ井口監督が交渉権獲得。

甲子園の試合を観ていなかった私には印象が薄かった小園海斗選手(報徳学園)。
彼も各球団注目の超高校級逸材には違いない。4球団競合の末、育成力抜群の広島緒方監督が交渉権獲得。去年の中村といい、広島は今年もヒキ強し!

ドラフト一巡目もここまで進んだ段階で、何やらふと違和感を覚えた。あれ? 誰かを忘れちゃいませんか、と。そう! あれほどマスコミに取り上げられたあの選手の名前がまだ出ていないではないか!

吉田輝星選手(金足農)である。
根尾選手と並んでドラフトの目玉とマスコミに囃されていたものの、甲子園での881球がどう評価されたか、何と一回目での指名球団はなし。二回目で日ハム単独指名。ここも育成上手な球団なので、じっくり育ててこの一級品の素材に大きな花を咲かせて欲しい。

さて、何でも欲しがるジャイアンツは一回目、二回目共外れクジの連発。三度就任した原監督ヒキ弱し! シメシメ

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いい加減に回復の方向へ向かっているだろうとの期待を裏切るようにまたまた出現した「悪魔の時間帯」。昨日もいきなり15:00頃から始まり、日付変更線過ぎまで続いた。わずかな救いは、それまでより若干痛みの程度が弱めだったくらい。頻尿と相俟ってひたすら耐えるのみの辛さは同じだった。

土曜日に予定されている母校中学校の60周年記念同窓会。こんな状態ではとても参加は無理と判断して、幹事にその旨を伝える電話をした。

ちなみに、我々と同い年の中学、60周年だから当然第1期から第60期と幅が広過ぎる卒業生が参加対象となるのだが、それでも何と400名以上が参集すると。しかも、そのほとんどが不思議と第1期〜第30期あたりまでの卒業生ばかりだと彼は言う。

そこまで聞いてハタ! と閃いた。そう、個人情報取扱いの問題で、30期以降の卒業生はオフィシャルの名簿が存在しないのだ! 名簿が無ければ連絡のしようがないのだ! もちろん学校には卒業生名簿は存在するが、それとて個人情報の観点から開示は出来ないそうだ。

おいおい、ならばこういうイベントのお知らせはどうすりゃいいの?

卒業アルバムの終わりに住所・電話番号が記された名簿があったのは今や昔話。今でも名簿を作っている我々の代ですら、それはメンバーの承諾のもとという前提である。

だからその世代までは同窓会もやってるようだし、その都度バージョンアップも可能となる。残念ながら先生も含めて物故会員が増える事の方が多いけど。

時代と言えばそれまでだけど…ねぇ。



助けてくださ〜い!

シリアで2015年、イスラム過激派組織に拘束されたフリージャーナリストの安田純平氏(44)が3年4ヶ月ぶりに解放された。

報道によれば、日本政府は身代金を払っていないだの、代わりに仲介役のカタール政府が払っただのとあるが、カタールが他国の人質に何百万ドルも払うわけもなく、おおかた裏で日本から金が流れたという見方が妥当だろうな。

早速、その安田氏の自己責任を問う声や知られざる事実を命を懸けて取材しに行ったのだから敬意をもって迎えろという声が挙がっている。後者の声として、特にモーニングショーで玉川徹氏の「兵士は帰還したら英雄として尊敬され迎えられる」発言が炎上を呼んでいるが。

少なくとも彼は祖国のために戦った兵士でもなく、国の任務を遂行しに行った外交官でもなく、ましてやボランティアで行ったわけでもない。言うなればジャーナリストの「ビジネス」として自分の意思で行ったのである。そこに如何なる正義感や使命感が伴なおうが、「収入を得るための仕事の一つ」という一面は否定出来ないだろう。

彼が政府の渡航制限を無視して危険な土地へ行って拘束されたのはこれで5回目である。その度に多くの人の労力や大金を使わせているのだ。いい加減に学習して、取材はしても危険な一線は越えないという状況判断くらい出来ないものか。

しかも安田氏は、今回の渡航前のTwitterで「日本は世界でもまれに見るチキン国家だわ」「自己責任と言うなら口も手も出すなと日本政府を徹底批判しないといかん」などと大口叩いていたのに、いざ捕まったら「助けてくださ〜い!」だもんね。

いっそ、テロ組織の残虐さを身を以て世界に示すために命を懸けて抵抗すれば良かったなどの極論も飛び出す始末。まあ分からなくもないけど。

【追記】
帰国する機上のインタビューで、
「トルコ政府側に引き渡されるとすぐに日本大使館に引き渡されると。そうなると、あたかも日本政府が何か動いて解放されたかのように思う人がおそらくいるんじゃないかと。それだけは避けたかったので、ああいう形の解放のされ方というのは望まない解放のされ方だったという事がありまして」

ほざけ!

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排尿後の膀胱収縮から弛緩に至る、痛みを伴う15分間が特に重要で、この時の痛みが契機となって鋭い針刺し痛が延々と持続する「悪魔の時間帯」が始まる事があるからである。

だから排尿後は腫れ物に触るようにゆっくりと移動し、そっと横になって体を丸めてジンジンする痛みが収まるのを静かに堪えて待つしかない。

初めはこの仕組みがよく分からず、仕事場で出たせいで早退せざるを得なかった事もあるし、自宅で安静にしている時でもいきなり出て、昼下がりから深夜までそれが続いた事もあった。

今となっては起床時の痛みの状態だけで出勤できるかどうかを判断していたのは危険だったし、たとえ職場へ辿り着けたとしても仕事中にこれが出るのが何より怖くなった。そのため、ついに来月の休職を待てず今月末まで全休扱いにしてもらう事を願い出ざるを得なくなってしまった。

そもそも、今私の膀胱で起きているのは免疫反応による炎症である。だから対処法をどんなに調べても、炎症が鎮火するまで待つしかないとしか出て来ないから、やはりひたすら時間との闘いとなる。だがハタから見れば重度とはいえたかが膀胱炎の症状であり、それがこうも長引くというのはちょっと理解し難いだろうと思われる。だから余計に心苦しくなって来る。

歩行や動作時にツーンとした膀胱痛が来る事も十分に脅威だが、ここまで来ると本当の敵は排尿後の膀胱痛から始まる「悪魔の時間帯」だったのである。少なくともこれが出なくなるまでは外に出る事も叶わない。

ちなみに今まで襲われた痛みをレベル分けしてみた。

Level 1 : 排尿時痛のみ
Level 2 : 断続的な鈍痛または針刺し痛
Level 3 : 強い鈍痛の継続+針刺し痛
Level 4 : 悪魔の時間帯

今のところは悪魔の時間帯が現れない日でもLevel 2がせいぜいだから、安静にしていても決して楽ではなく、常に何らかの痛みを堪えながら横になっている。

そして1〜2時間おきにやって来る排尿で、排尿痛と排尿後の膀胱痛にも苛まれる。そんな事を終日繰り返しながらの判で押したような毎日、興味・喜びも喪失するってモンじゃないの。

私も「助けてくださ〜い!」だわ。

なおみの夢!

大坂なおみがテニスの四大メジャー大会である全米オープンで見事に優勝した。これはシングルス史上初の快挙だった。

しかも決勝の相手はメジャー24勝目を懸けた女王セリーナ・ウイリアムス。彼女の自滅もあったものの、ストレートで破っての堂々たる制覇だった。

松岡修造も錦織圭もいまだなし得なかった偉業に心から拍手を送りたい。

・・・・・・・

だが、世間はそうではない輩がいるようだ。

昨日の凱旋会見の席上、濵田理央という朝日新聞系記者がこんな質問をし、彼女は戸惑いながらも答えた。

記者「海外で、大坂さんの活躍や存在というのが、古い日本人像を見直したり、考え直すきっかけになっているという報道があります。ご自身のアイデンティティというのをどのように受け止めているか?」

大坂「(不思議そうに)その報道はテニスに関してですか?」

記者「日本人との間に生まれた人が日本人という古い価値観があるが?」

大坂「(戸惑いながら)それは質問ですか?」

会場からは失笑が漏れた。

大坂「私は自分のアイデンティティに関して特に深く考える事はなく、私は私である、という風にしか思っていない」

この後、さらに質問を続けようとした記者に司会者が「もう結構」と断じたのはGJだった。

恐らくこの記者は、彼女の生育環境や容姿が一般的な日本人像とは異なる事を、いかにも世論が抱いた印象を代表するかのつもりで質したのだろう。しかも持って回った彎曲した言い方で直接差別的発言とは取られないような抽象的な表現で。

さしずめ彼女から「これまで自分のアイデンティティについては色々考えさせられて来ました。そんな私を日本人として受け入れてくれた事に感謝します」とでも引き出したかったのだろう。

哀れなほど下衆な輩である。

・・・・・・・

多民族国家であるアメリカやフランスを例に取るまでもなく、もはや単民族なんていう集合体は意味を成さない。もちろんこの日本でも。

古くは大相撲の大鵬、プロ野球の鉄人衣笠、太田幸司、サッカーの闘莉王、F1の鈴木亜久里などなど。

近いところでもプロ野球ダルビッシュ有、陸上室伏広治、ケンブリッジ飛鳥、柔道ベイカー茉秋、バスケ八村塁など枚挙にいとまがない。

同じ女子テニスでも宮城ナナがいた。だが、彼ら彼女らが会見やインタビューでこれほど不躾に質問された事はないだろう。もう一度言う、胸糞悪い下衆の極みである。

個人のフィジカルが結果に少なからず影響を与える個人競技ほど、欧米人よりも体型的に小型なこれまでの日本人が不利だった事は否めない。だが、社会的にも生物学的にも国籍とDNAが日本人ルーツである限り、どこをどう取ろうがその人は「日本人」であり、逆にそれを否定出来る要素はどこにもないのである。

ならば純粋な〇〇人なんて現在の世界を見渡しても何処にいるというのか。敢えているとすれば、世間とは一切隔離されたごく少数の民族だけだろう。

混同してはならないが、だからと言って日本は移民国家ではないという事である。移民を受け入れ、日本国籍を付与すれば日本人誕生という話は、それとは全く別の問題であると断っておく。あくまでそのアイデンティティはDNAにあるのだ。

いずれにせよ、大坂なおみは讃えられるべき偉業達成者である。また、同時にTwitterなどで俎上に上がる車イステニスでメジャーどころか年間グランドスラムを5度も達成している国枝慎吾も讃えられるべき偉業達成者である。その違いはあくまで競技の種類が区別されているだけで、プレイヤーが比較されるものではないのは言うまでもない。




夢をありがとう!!!

7月3日午前5時。
W杯日本代表の試合が終わって、今猛烈に感動している。

「さぁーて、いよいよ奇跡が起きるかボロ負けか?
相手は世界最高レベルのベルギー軍団。
勝てば歴史に残るジャイアントキリングで大目標のベスト8進出だ!
ワクワクだけど、キックオフにゃまだ早い。
目覚ましかけて先ずは寝よ。(^ ^) 」

そして午前3時。いよいよキックオフ!

「立ち上がり、日本はベルギーに互角以上に渡り合っている。
ベルギーのディフェンス陣は早い連携で十分に崩せる。
しかしベルギーのオフェンス陣はボールを持たせると怖いな」

「ベルギーのコーナーキックが連続している。彼らのセットプレーも怖い」

「乾のヘッド〜!!
キーパー正面で惜しい〜!」

「大迫のツメにボールはGKクルトワの手をすり抜けてコロコロ。あと少しでゴールへ! これまた惜しい〜!!」

「ここまで0対0で前半終了。
さすがにベルギーの攻撃が激しいものの、ここまで無失点で切り抜けたのはプラン通りだろう」

「原口〜! やった〜!!!!
ゴーーーール!!!!
日本先制〜〜〜!!!!!
凄い展開だ〜〜〜!!!!
起きてて良かった〜!!!!」

「乾〜〜!!!! ゴーーーール!!!!
すごいぞ日本代表ーー!!!!
ベルギー相手に何と何と何と2点目〜!!!!!
夢じゃない!!!!!
今、確かに奇跡が起ころうとしているーーーー!!!!!」

「日本国民よ、全員起きろーーー!!!!
我らの代表が奇跡を起こしているぞーー!!!!」

「あの最強ベルギーに2点もリード!!
この至福の時間帯を全国民で味わおう!!
後は前半同様にしっかり守り、30分過ぎからはボールを回せば勝ちが見える!!」

「あ〜!!
ベルトンゲンのヘッドが「たまたま」ゴールの隅へ〜!!
なんのなんの、1点くらい想定内ですよ!
ここからここから!
さあ、取られたら取り返しましょう!!」

「あれーーー!!
アザールからフェライニのヘッドでベルギーに追いつかれちゃった〜!!
いやいやいやいや、これでリスタートだよ。
まだ負けちゃいない!!」

「そろそろ選手交代で空気を変えようか。
よし、本田と蛍を投入。
もう1点狙っていこう!!」

「クゥー! シビれるー!! 川島〜!!!
シャドリのヘッドにルカクのヘッドをスーパーセーブ連発でガード〜〜!!!」

「本田のFKは得意の無回転シュートだ〜!!
見事に枠に行ったもののGKクルトワがセーブ。
後半アディショナルタイムは4分、さあ、ホントの正念場はここからだぞ!!」

「ベルギー、絵に描いたようなカウンター。
デブライネからムニエのクロス、シャドリに逆転ゴールを許してしまった〜!
万事休すか〜! ああ、虚しくホイッスル〜!

歴史は、変えるには重かったかもしれない。

でも最強の相手にこれは大健闘だろ?
彼らに思い切り拍手を送ろうじゃないか! 涙」

驚いた。笑った。泣いた。

日本代表、心からありがとう!!



結果を求めて何が悪い!

W杯グループリーグ第2戦。第1戦に続いてGK川島のミスもあったが、アジア勢として南米チームにW杯初勝利したコロンビア戦に続いてセネガル相手に二度追いつく大健闘で引き分け、勝ち点1を積み上げた。

そして迎えた、これこそ絶対に負けられない大一番がFIFAランキング8位の最終ポーランド戦である。この試合で引き分け以上なら自力で決勝トーナメント進出となる。負ければコロンビアvsセネガルの結果に委ねられる。

運命の試合。何と前試合から6名も入れ替えて臨んだ日本代表、前半から日本の攻撃がポーランドゴールを脅かす。守備陣も相手の高速カウンターに食らいつき、エースのレバンドフスキーにもまともに仕事をさせない。日本の得点の匂いプンプンの試合運びだった。

だが後半14分、警戒していたセットプレーからポーランドに先制点を許してしまった! この試合、GK川島の汚名返上のスーパーセーブが三度も炸裂! ポーランドに追加点は許さなかった。

同点のためのゴールを必死に追い求める日本にやがてコロンビア先制の情報がもたらされる。このままで行けば、ポーランドに負けてもセネガルと勝ち点、得失点差などは全く同じだが、わずかにイエローカードの数(フェアプレーポイント)で日本が上回っていて、文字通り薄氷の決勝トーナメント進出が可能となる。それがグループリーグのルールとなっている。

そして西野監督は攻撃をせずにボールを回して時間を稼ぐ指示を出した。観客からの大ブーイングがスタジアムに響いたが、このまま勝利すれば2連敗のポーランドのメンツも立つし、日本も決勝トーナメントへ進出できる「Win-Win」となるのでポーランド側も攻撃して来ない。そしてタイムアップ。

あちらではコロンビアがそのまま勝利して、この瞬間、セネガルを押さえ日本が決勝トーナメントへの進出を決めたのだった!

この試合運びに私も思わず「?」となったし、試合後には国内に留まらず世界でも賛否が渦巻いたが、考えてみればプロの試合は結果が全てである。オリンピックなどのアマチュア大会とはそのメンタリティが違うのである。攻めてやられたドーハの悲劇の再現にでもなったら目も当てられない。

もしもセネガルが残り15分で同点に追いついたら日本の戦術は結果的に空振りとなり、それはそれで愚かな行為などと責められたに違いない。だからこれはあくまで戦術の一つであり、反フェアプレー云々には当たらない。現にリードした相手がボールを回して時間稼ぎをする試合はいくらでもあるし、先日もキーパーまで攻撃参加した挙句、無人のゴールに蹴り込まれて追加点を献上したドイツの例もあったじゃないか。

何度も言うが、これは全チームに適用されている「ルール」である。

もともとサッカーは、相手に対して如何に裏をかき翻弄しながらゴールを目指すかという性質の時間制の競技である。そして我々の当面の最大目標がグループリーグ突破である限り、リスクを極力回避して結果を求めるのは正当な行為である。それでもセネガルが追いつくかもしれないリスクを覚悟しつつ、西野監督は勝負師として決断したのである。長谷部投入がそれを物語っていた。

これ以上、外野はウダウダ言うべきではない。何よりも我々の望んだ結果がもたらされた事を素直に喜べば良いではないか。

さあ、いよいよ決勝トーナメントだ。相手はFIFAランキング3位のベルギー!






冬の華たち

2月9日から始まった平昌オリンピックが25日に閉幕した。今回日本勢が獲得したメダルは金4、銀5、銅4の計13個で、1998年長野大会の10個を超えて最多となった。

印象的だったのはこの13個のメダルのうち、実に8個が女子だったという事。女子選手の基礎的な力が上がったとも言えるが、一方で欧米の選手と比べてフィジカル勝負ではない種目で日本人選手の高度なテクニックが活かせた結果とも言えるだろう。

男子種目はタイムや距離を競う種目などではまだまだフィジカル勝負の面が大きいが、女子種目においてはその差をテクニックでカバーできる余地が少なからずあったのは興味深い発見だった。

・・・・・・・

スピードスケートの高木姉妹は凄かった。妹の高木美帆は2010年のバンクーバー大会に中学生として最年少代表で出場したものの惨敗。次のソチ大会では代表落選、代わって姉の高木菜那が出場したがやはり惨敗。

そんな悔しい経験を乗り越えて今回姉妹揃って代表となって、何と何と美帆は金銀銅メダルの個人コンプリート達成、菜那はダブル金メダルの快挙を成し遂げた!

彼女らが帰宅したら凄い光景が待っている。彼女らは両親にメダルを掛けてあげたいと言っていたが、それどころの騒ぎじゃない。3個の金メダル、さらに銀と銅もある。とても両親だけじゃ掛けきれない嬉しい悲鳴が聞こえて来るようじゃないか! 頑張って良かった良かった。

圧巻だったのが高木姉妹を中心としたパシュートだ。空気抵抗を最小限に抑えた選手間の距離を詰めたあの素晴らしく綺麗な隊列が、個人技に秀でた外国人チームを打ち破り、最大のライバルだったオランダチームをも2秒近い大差で破り、堂々の金メダルを獲得した。個人のパワーでは敵わなくても、チームワークでそれを凌駕する姿は日本人らしくて気持ち良いじゃないの!

すでに世界中に報道されているように、今後はこの日本チームのテクニックが世界標準として世界中のチームの目標にされるだろう。

・・・・・・・

期待されて期待通りに結果を出したのが男子フィギュアの羽生結弦と宇野昌磨。さすがだわ!

羽生はオリンピック2連覇という王者に相応しい貫禄の成果を挙げた。だが試合後に、痛めた足はまだまだ完治していなかった事を告白。それを乗り越えての素晴らしい演技にさらに感動を覚えたのは私だけではないだろう。

メダルには届かなかったものの、フィギュア女子の宮原知子、坂本花織も素晴らしい演技を見せてくれた。特に宮原はフリーでノーミスと言っていいくらい鮮やかな出来だった。表彰台までもう一歩だそ!

それにしてもロシアの15歳ザキトワのまるで精密機械、女王メドベージェワの貫禄の演技には圧倒された。この演技を見せられたら金と銀は当然だと納得するしかないわな。

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先駆者でありキャプテンでもありながらリザーブとして裏方に徹した本橋麻里率いるチーム「ロコ・ソラーレ北見(LS北見)」は、初メダルとなる銅メダルを獲得した。しかも予選で一度は敗れたベテランスキップのミュアヘッド率いるイギリスチームを破っての偉業だった。この勝利に本橋の貢献は相当な大きさだったに違いない。

4-3で迎えたラストエンド。最後の最後にミュアヘッドの一投が僅かにズレたため日本のNo.1ストーンが残り、1点のスチールとなったのだった。もしも弾き出されていたらイギリスが2点を取って銅メダルはイギリスとなったという際どい勝負だった。

予選リーグの結果から予選敗退もあった中で、アメリカの敗戦によって辛うじて予選突破した運の強さもあった。カーリング自体が選手の調子や氷の状況に左右される「運」の要素が少なくない競技だけに、運を味方につける事も勝利には必要だ。苦しい戦いの最中でも彼女らは笑みを絶やさなかったのが印象的だったが、最後の最後に勝負の女神も微笑んだ。

・・・・・・・

ジャンプ女子の高梨沙羅もメダル獲得。ひと時W杯優勝を独り占めしていた彼女だったが、ライバルであるノルウェーのルンビやドイツのアルトハウスの技術的進化により、直前まで振るわなかった。本番でも彼女らの進化はホンモノだったと思わせる結果に高梨はその次の順位に留まった銅メダルだったが、何よりまだ彼女は若い。次がある!

・・・・・・・

500m女子で悲願の金メダルを獲得した小平奈緒。それまで良い結果が出ず、単身オランダへ行って大胆なフォーム改造に挑み、それを見事に会得してオリンピックレコードで優勝という絵に描いたようなストーリー。ライバルで親友でもある韓国のイ・サンファの肩を抱き、泣きじゃくる彼女の健闘を讃えた姿は全世界の感動を呼んだ。

そこには開幕前から有象無象が跋扈するくだらないオリンピックの政治利用の思惑なんざをものの見事にぶっ飛ばした光景があった。

記録として日本選手のメダル獲得を記しておく。

【金】
500m女子:小平奈緒(オリンピックレコード)
フィギュア男子:羽生結弦(オリンピック2連覇)
パシュート女子:高木菜那、高木美帆、佐藤綾乃、菊池彩花(オリンピックレコード)
マススタート女子:高木菜那(初代女王)

【銀】
1000m女子:小平奈緒
1500m女子:高木美帆
フィギュア男子:宇野昌磨
ノルディック複合男子:渡部暁斗
スノーボードハーフパイプ男子:平野歩夢(2大会連続)

【銅】
ジャンプ女子:高梨沙羅
モーグル男子:原 大智
1000m女子:高木美帆
カーリング女子:本橋麻里、藤澤五月、吉田夕梨花、吉田知那美、鈴木夕湖(初メダル)

Congratulations ‼︎
お疲れさまでした〜 ‼︎

そしてパラリンピックも頑張れ〜!





緑のたぬき

衆議院解散前後からこの一週間あまり、政界を取り巻く状況が日々刻々驚く程の変化を見せている。

時系列を追うと、まず9月25日、それまで若狭氏と細野氏とで取り組んでいた新党立ち上げ準備が思うように進んでいない事に業を煮やし、小池氏は会見を開いて「希望の党」という党名発表と「リセットする」という得意のセンセーショナルワードで自らが代表に就いた。

そして2日後の27日に14名の議員と共に結党会見に至るのだが、実は水面下でその前日の26日に民進党の前原代表と合流の合意をしていたのだった。かくして民進党の衆院議員は解党同然となり、立候補予定者は希望の党の公認を得て立候補すると思われた。

そして28日、臨時国会が召集されたものの、モリカケ問題も北朝鮮問題も審議されないまま冒頭解散となり、前原代表は民進党の議員総会に於いて「どんな手段を講じても安倍政権を倒す。名を捨てて実を取る」と訴え、民進党からは公認候補を出さないとした。

ところが解散から明けた29日、小池氏は「民進党から全ての人を受け入れる気はさらさらない。排除はします」と発言、民進党左派(護憲=リベラルではないので敢えてリベラルとは記さない)は無所属出馬を強いられる事になった。希望の党は議員の就活互助会ではなくなった。

だが、「遠慮いただく」ならまだしも、この「排除する」というセンセーショナルワードはいただけない。この言葉によって、それまで彼女の作って来たジャンヌ・ダルク的イメージが覆る事態にもなりかねないだろう。

返す刀で30日、今度は「三都物語」と称して松井大阪府知事、大村愛知県知事と選挙での連携を結び、大阪では希望の党から候補者は立てないとまで宣言したのだった。これって彼女が否定していたはずの「しがらみ」そのものじゃかなろうか?

小池氏による事実上の民進党左派潰しの様相を呈して来たが、事態はこれでは終わらなかった。今度は枝野代表代行による新党「立憲民主党」が立ち上がって、希望の党に排除されるであろう民進党左派の受け入れを表明した。

これにより旧民進党の立候補予定者は、希望の党の公認候補(細野氏、長島氏、松原氏、玉木氏など)、無所属候補(前原氏、野田氏、岡田氏、江田氏、安住氏など)、立憲民主党の公認候補(枝野氏、菅氏、長妻氏、赤松氏、辻元氏など)という色分けとなった。

・・・・・・・

10月10日の公示までわずか一週間のこの時期にここまでのドタバタ劇は前代未聞であろう。小池氏は過半数超えとなる233の候補者を立てて政権奪取を狙うと言っているものの、自らは頑なに出馬はしないと言っている。ならば、万一希望の党+野党連携であれ過半数の議席を獲った場合、首班指名を誰にするかという問題となる。ま、その時は辞職議員でも出してその補選に出るという手もあるし、逆に過半数に届かない負け戦の可能性がある限りは都知事のポストを投げ打って出るはずもなかろう。もちろん緑のたぬきゆえ、それもどうだか分からんが。

一方の自民党は、特に改憲こそが何よりの悲願である安倍氏は、希望の党の出現で改憲勢力の増加が望めるし、改憲議員が2/3に達するのなら自民党以外の議員でも一向に構わない。むしろ加憲だナンだと口うるさい公明党の顔色を伺わなくても済むのだから、肚ではほくそ笑んでいるに違いない。多少自民党の議席が食われても改憲勢力が増えれば良いのだから、安倍氏としては楽な選挙である。

希望の党勢力が過半数に至らなければ、機を見て小池氏は相当数の議員を引き連れて希望の党を割り、自民へ合流するかもしれない。そして改憲発議に協力した功績でポスト安倍として初の女性総理大臣となるのが彼女のゴールではなかろうか。決して荒唐無稽な展開とも思えないが。

・・・・・・・

ここからは私見。

もうすぐ希望の党の公認候補が発表されるだろうが、立憲民主党の公認候補といい、この顔ぶれが本当にこの国の舵取りを任せていける政権交代勢力と言えるだろうか?

あっさりと自民党を裏切った政治家見習いを脱せない若狭氏、安保法案反対が掌返しの路チュー細野氏、追求相手から献金を受けていた玉木氏、言わずと知れたパヨク辻元氏などなど。そして自ら船に穴をあけるような船長前原氏に任せられるだろうか?

マスコミも小池氏に乗せられてその話題ばかり。小池ブームと言ってもせいぜい東京だけで、地方ではほとんど盛り上がりもないと聞く。何より彼女のミエミエの権力欲の片棒を担ぐ有権者の一人であっていいのだろうか?

国際情勢、国内問題を鑑みるにつけ、元来、強大なものに反旗を翻して挑戦する革新勢力好みの私であるが、今は保守に一票を投じて舵取りを委ねたいと思わざるを得なくなったのが本当のところである。





反安倍の彼方

森友問題に続いて加計問題は、ついに国会終了後の閉会中審査にまでもつれ込んだ。これは他ならぬ、今月初旬に実施された都議会議員選挙における自民党の大敗に象徴される支持率の急降下によるものである。

・・・・・・・

実に2/3以上という、公明党を含む与党の圧倒的議席数を獲得した安倍政権は、野党の弱体も相俟って正に一強状態となり、安保法制可決に始まりこのまま改憲発議まで一直線に突き進む様相を呈していた。

そこへ降って湧いた森友問題を端緒に、強者の奢りとしか思えない務台「長靴業界儲かった」政務官、今村「東北で良かった」復興相、稲田「違法選挙応援」防衛相、山本「学芸員はがん」地方創生相など閣僚達の失言、そして加計問題。それらに対する安倍首相や菅官房長官の強気の上から目線対応などに対する国民の反発がその原因であったと言えよう。

もともと質の高い人材とは思えないような閣僚の面々ゆえ、遠からず安倍内閣の足を引っ張る事態を招く事は想像に難くなかったとは言え、まさかここまでワキが甘いとは思わなんだ。

特に稲田防衛相の都議選候補者への応援演説でのたまった「防衛省、自衛隊、防衛大臣、自民党としても(一票を)お願いしたい」のセリフは道義的にはもちろん、法的に見てアウトだ。自ら法律のスペシャリストである弁護士であり、言葉のスペシャリストである政治家とは思えないアフォさ加減である。しかも「誤解を招きかねない」と撤回したが、どこが誤解を招くというのか? 誤解の余地すらないド真ん中直球の発言ではないか。

・・・・・・・

さて、私から見た加計問題の本質はこうである。

獣医学部新設の悲願のため、構造改革特区の頃から手を挙げては門前払いされて来た申請自治体の愛媛県今治市と事業主体の加計学園。国家戦略特区になっても申請するのは言わずもがな。そんな歴史があるから計画内容はハナから他者よりも具体的で、自治体共々加計ありきで進むのは自然な成り行き。

その加計に対して、政府の開学時期を含めた特区の早期実施という命題の下に、行政側が事前相談を受けたり認可条件に対する不備を助言しながら認可に持って行くのも当然の推移。にわか仕立ての京産大が辞退したのも当然の結果と思われる。

そもそもアベノミクスの経済成長戦略の下の事案である限り、首相をはじめとする政府の意向が反映されるのは当たり前で、だからこそ、そこにさまざまな解釈が出来るような場面も生まれやすくなる。組織における人と人の間には「忖度」も生じるだろうし、長い友人関係の中で思わぬ「利害関係」が生じることもあり得る。それらをネガティブに受け取れば「疑惑」にも映る。

これら一連の疑惑に対して、さまざまな関係者が語っているが、彼らも人間である以上、記憶の曖昧さ、思い込み、恣意的な解釈などが言動や文書で飛び交うのも当然だろう。要は難癖をつけようと思えば、それなりのネタは出て来るだろうし解釈も可能だ。だが、「無い」の証明が不可能な限り、最後は水掛け論に行き着くしかない。

・・・・・・・

それでもここまで疑惑を犯罪として裏付ける決定的な証拠が出てこない以上、もはや明確にクロとは言えない。にも関わらず、野党や反安倍世論が安倍おろしに躍起になる背景には、支持率低下による政権不安定を通じて、安倍政権の目指す最大目的である憲法改正を阻止しようとの思惑が透けて見えるのである。

誰が言ったか「もり(森友)、かけ(加計)、(安倍)おろし」

蕎麦屋じゃあるまいし。






世間の動き備忘録

2月に悪魔が舞い降りて以来、未だに膀胱炎による膀胱刺激症状である不随意収縮(もはや攣縮 spasm と言ってもいい)に悩まされている。もっとも去年の今頃は、BCG膀注療法の副作用である強い炎症がベースにあったので痛みの程度は相加され、かなり酷かった。

今年はそのベースが無いだけまだマシなのだが、膀胱収縮による鋭い針刺し痛は、やっぱり耐え難い数秒間だ。最悪の時は15~20秒に一度、その痛みに襲われるからたまったモンじゃない。その程度はやはり気温や気圧に影響されるようだ。まるで神経痛である。だから暖かくなれば楽になるのだろうから、いつにも増して春が恋しいのである。

そんな日々を送りながら気がついたら、世間では色々な事件が起きていた。

・・・・・・・

金正男殺害。北朝鮮にとって数少ない同盟国であるマレーシアあればこその殺害劇だったろう。だが、マレーシアの主権を犯してのVXによるテロ行為には流石にマレーシア側は態度を硬化、北朝鮮大使を強制送還させ、大使館に残った容疑者2人を逮捕しようと機をうかがっていた。

しかし相手は無法国家の北朝鮮、今度は駐北朝鮮マレーシア大使館員の出国を停止し事実上の人質にして、金正男の遺体と容疑者二人の出国を迫った。国民の命を優先したマレーシア政府が折れ、遺体と共に容疑者は悠々と出国して行った。今後は両国間の国交断絶にまで発展するのか。

・・・・・・・

森友学園問題。渦中の理事長の籠池氏、影響力のある人にはすれ違っただけでも知り合いだと言ってしまうような図々しさ加え、自分の都合のためなら言ったモン勝ち、何でも利用してしまえという厚顔無恥を併せ持つ。さすが大阪人、関東ではなかなか見られないキャラである。

彼の問題は3通の見積書を駆使した認可と補助金獲得を目論んだ行為である。これは立派な犯罪であり、その他の補助金の不正受給も含め、今後起訴される可能性があるだろう。国有地の8億円ディスカウントは、スピード認可も含めた過程で、名誉校長だった安倍総理大臣夫人の昭恵氏の名前が諸所に「忖度」を呼んだ事は間違いない。昭恵氏はクリスチャンらしい性善説主義者なのだろうが、これまでの総理夫人に似つかわしくない行動力で、単騎でどこにでも顔を出し役職を引き受けた事がこの問題のきっかけとなった。だから責任の一端はあると思われる。

そうそう、このままなら今年の流行語大賞は「忖度」で決まり!

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朴槿恵大統領弾劾。どうして韓国の大統領は、その末期が悲劇的になるのだろうか。逮捕、自殺、暗殺と、自分たちで選んだ大統領をデモったり糾弾したりする韓国人の光景には少なからぬ違和感を覚える。汚職と言うが、それほどの権限を大統領に与えているのも韓国民だし、権力やステータスのピラミッドを構成し、大学受験に命を懸けるスキームを作ったのもやはり韓国民である。

一見、韓国は日本と同じような道を歩んでいるように見えるが、その実態はかなりの格差社会になっていると見受けられる。大財閥が資本を独占し、一般人は受験を勝ち抜かなければ未来はないというゼロサム社会である。

だから国民の閉塞感は高く、少しの不満で大きな声が挙がり行動に及ぶ。その世論が司法判断まで左右するというのだから呆れる。ゆえに政府は国民の不満が自分たちに向かうと危ういから、必死に反日活動へ国民の目を向けさせなければならない。

おいおい、それじゃ共産党独裁国家の中国と同じじゃないの。

・・・・・・・

さて、昨日はカミさんの誕生日で、明日の4月1日は結婚記念日である。昨晩は久しぶりに回らない寿司を食べに行った。

何度も言っているが、まさか自分が還暦に差し掛かっているイメージが持てない。確かに持病も含めた肉体年齢は実年齢相応の気もするが、精神年齢はどうしても3〜40代の感覚以上のものを持てない。事実、職場でもスタッフ相手にそんな年代のつもりで喋っていて違和感を感じないのである。

だからと言って「気が若い」のではなく、「成熟していない」が正しいのかもしれないが。





まさかまさかのトランプゲーム

誰もが投票前日まではおろか、開票に至ってもヒラリー・クリントンの勝利を信じていたのではないか。11月9日、史上最大のジャイアント・キリング(番狂わせ)が起こった。

いくら前代未聞の不人気合戦であったにせよ、ドナルド・トランプのさまざまな暴言がある意味斬新であったにせよ、最後の最後はアメリカ国民の「良識」が「よりマシな方の」大統領を選ぶだろうと私も思っていた。

結果的には総投票数ではヒラリーが上回ったものの、獲得選挙人数では大きく差をつけられ、アメリカ大統領選挙独特のシステムによってトランプの当選が決まったのだった。

トランプと言えば、不動産投資でアメリカン・ドリームを体現した成功者として、数十年前に伝記本まで出版されたビジネス界の偉大な人物である。私の本箱にもハードカバーの彼に関する本が鎮座していた。全部読んではいないけど。その彼がまさかここへ来てアメリカ大統領になるとは、まさに隔世の感、いや青天の霹靂である。

ともあれ、ここまでヒラリーが票を集められなかったとは。まして相手は常識を疑うような暴言癖の泡沫候補だったのだ。評論家は中央政府への不信が大きかったとか中流ブルーカラー層の支持が得られなかったなどと言っている。

・・・にしても、だからと言ってトランプに入れるかねぇ。これじゃまるで勢いでEU脱退に票を入れてしまって後悔しているイギリス国民に被って見えてしまうわ。アメリカの影響力はイギリスよりも遥かに大きいから、そうならなきゃいいとは思うが。

所詮は外野に過ぎない日本では、ここまでの事情を認識出来なかったのは仕方がないのかもしれないが、それほどまでにアメリカ国民のメンタリティは人種、年代、所得層、宗教などが複雑に絡み合って形成されているという事なのだろう。

さてさて、これで本当にメキシコ国境に壁が作られるかどうかはさて置き、年明けの就任後直ちに宣言するとしているTPPからの離脱は実現性が高いと見る。ならば、日本政府はもはやTPP批准の強行裁決などに必死にならず、TPP破綻後のアメリカなど主要国との二国間自由貿易協定(FTA)の推進強化に持って行く位のしたたかさを示して欲しい。

安倍首相は大統領選真っ最中のニューヨークで国連総会に出席した際、他国の首脳は保険を掛けてトランプとも会っていたのに、ヒラリーとだけ表敬訪問を受けたという外交的失態を犯している。今になって慌ててお祝い電話を掛けたり会談を申し入れたりしているが、この外務省の状況判断ミスは大きい。

トランプ勝利で昨日下がった日本の株価は、今日になって1000円近く上げている。昨年、メンドくさいからと退職金の自己運用分を「強気の日本株100%コース」にしている私としてはホッとしている。トランプもあの暴言は選挙用の炎上商法で、実はそれほど非常識な人物ではなかったとホッとする日が来る事を期待している。

あ、それと、選挙戦序盤から一貫してトランプ当選を予言していた木村太郎が、今朝からフジTVにトランプとお揃いの真っ赤なネクタイを締めてドヤ顔で出ずっぱりなのがちょっとウザい。




棚卸しと移転問題

今の仕事に就いて3度目の棚卸しが3日前に終わった。棚卸しは半年毎に実施され、同じように実施される棚替えと並ぶ、極めて面倒くさい仕事である。

棚卸し作業は、私の担当の医薬品エリアにある階段下のバックヤード(倉庫)にある在庫の整理とカウント作業から始まった。店舗に陳列してある商品は、閉店後から翌朝にかけて業者によるカウント作業があり、それまでに空箱陳列部分などをカウント除外とするようカードや紙を貼って明示させておけば良いが、バックヤードのカウントは社員スタッフが業者カウントまでに終わらせる必要があるため、前々日あたりから作業を開始する。

今回はその前に実施された秋冬用の風邪薬を中心とした棚替えによって返品対象となった大量の水虫薬や虫刺され薬がプラスチック製の折り畳みコンテナ(折りコン)で4箱以上もあり、同時に送り込まれたそれ以上の商品が商品が従来からの在庫に加わっていた。結局、折りコン20箱以上の商品を一つ一つカウントしながらハンディ端末に打ち込んで行く事になった。もちろんその間、通常の販売活動や品出し作業も行ないながら。だから極めて肉体労働の日々となる。

この時、一番頭に来るのは本部からの大量の送り込み商品である。何も棚卸し直前に送り込まなくても良さそうなモンだろが! いますぐ必要なワケじゃないのだから、せめて送り込みを一週ずらしたってバチは当たるまい。それだけでどれほど作業が楽になるか。だが誰も現場が視野に入っていない。

二番目に頭に来るのは棚替えによって生じた返品商品である。ここでカウントしても、どうせ翌月初に再度返品入力作業を行わなくてはならないから二度手間も甚だしい。せめて棚替えか棚卸しのどちらかをひと月ずらしたってバチは当たるまい。それだけでどれほど作業が楽になるか。だが誰も現場が視野に入っていない。

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小池都知事によって移転延期となった築地市場の豊洲移転問題も連日マスコミに取り上げられている。

問題の根幹は、元東京ガスの跡地だっただけにその土壌に含まれる有害物質の除去である。これを専門委員会を立ち上げて土壌の入れ替えと盛り土という手で解決する事になったものの、いざ建物が出来てみると地下に謎の空間が広がっていて、そこに水が溜まっていた。

いったい誰が、いつ、盛り土を止めて地下空間に変更させたのかが調査されたものの、案の定、その特定は出来ないようである。歴代知事も市場長も責任者は皆その詳細を把握しておらず、知事に至っては契約書にメクラ判を押していたに過ぎなかった。無責任も甚だしいが、下部組織間の横のつながりも不十分だったため、情報の共有も出来ていなかったという。まさに組織ガバナンスの欠落が招いた問題だったが、では盛り土をせずに済んだ事で浮いた工費で潤ったのは誰だ? という利権の闇も浮かんで来る。

そういった政治的な問題はあるにせよ、既に数千億円を投じてほぼ完成に至った豊洲市場をこれからどうするのか?

今日のニュースによれば、200ヶ所以上から採取された地下水のサンプルから環境基準値を超えるベンゼンやヒ素が3つのサンプルから検出されたと報じられた。今まで検出された有害物質は全て基準以下だったが、ここへ来てついに基準値以上のものが出たとマスコミも大騒ぎし、移転凍結やら築地市場改築やらの議論もかまびすしい。

だがちょっと待ってほしい。

地下水を飲料水にするというなら環境基準値は重要だが、豊洲市場でそんな事はしない。地下水は建物の地下5mに溜まっているのだから、それが階上の市場部分に影響を及ぼさないように対策すれば良い話である。ヒ素などが含まれた地下水をさらにコンクリートなどで隔離する事とベンゼンなどの揮発性物質を換気除去すれば良いのである。

有害物質の存在を食の大問題かのように言う向きがいるが、築地市場であっても地下水と食品が直接接触するような事は考えられないし、豊洲市場にしてもそれは同様だろう。そもそも東京都区内の地下水が飲料水としての基準が満たせているのなら上水道ではなく各家庭で井戸水を使えば良いが、それが望めないのは明白。つまり地下水の現状は豊洲に限った事ではなく、大なり小なりどこでもそうなのだ。

ならば築地の地下水はどうなんだ? そこは誰も指摘しない。

平屋仕立てで開放的な築地市場は、恒常的に排気ガスなどによるベンゼンなどの揮発性有害物質に晒されている。またネズミの大群やゴキブリの巣窟でもあるという。これだって環境衛生上の大問題と言えるのだが、そこも誰も指摘しない。いや、かの橋下徹氏はそこを指摘し、移転の必要性と妥当性を訴えている。この点では私も大いに共感させられている。

移転を阻むもう一つの問題は、東京都による赤字補填のせいもあろうが、放漫経営によって借金を背負った少なからぬ業者が費用の捻出が出来ずに移転反対を叫んでいるという。おいおい。

もはやオリンピック道路建設や政治的な問題も重要だがさて置き、一刻も早くそれなりの識者に環境問題に終止符を打たせて豊洲移転を開始すべきである。このままいたずらに時間をかけていると、マイナスイメージによる風評が一人歩きしてしまい、どんな解決策が施されても国内外の信頼回復が得られないという最悪の状況に陥ってしまいかねない。それだけは絶対に避けなければならない。

揮発性有害物質に晒され続け、ネズミやゴキブリの行き交う築地市場の環境衛生の方が、私にとっては遥かに大問題だと思っているが。





リオの悲喜こもごも

リオデジャネイロオリンピックが行われた5日から21日までの17日間、今まで最長の12時間という時差もあって、予想通り夜更かしの連チャンだった。だが、前回のロンドンオリンピック以上の金12個、銀8個、銅21個、計41個のメダル獲得と、日本は大きな成果を挙げた。この調子なら4年後の東京オリンピックに大きく期待が繋がったと言えるだろう。

その戦いの中で、観ていて思わず涙を誘われたシーンがあった。

一つ目は卓球女子団体の銅メダル獲得である。福原愛、石川佳純、伊藤美誠の日本チームは準決勝で敗れはしたが、相手はドイツと言いながらも、そのメンバーは何と帰化中国人ではないか! 初めて見てビックリしたが、これは卓球界ではよくあるようだ。中国が世界No1であるゆえ、代表に入れない選手は海外に流れ、そこで国籍を取得して代表となる道を選ぶというのである。だからこのドイツも3位決定戦で当たったシンガポールも当たり前のように中国人がメンバーにいる。これじゃまるでマラソンに出るためにカンボジア人となった猫ひろしと同じである。

こうなると、もはやその国の代表と言えるかどうかも怪しいが、3位決定戦で見事に勝利を収め、念願のメダルを獲得した。とりわけ個人戦一回戦負けの石川や団体の個人戦で勝てない福原の団体戦メダルへの思いは凄まじかった。監督を差し置いてまで指示を出したり激励したりしていた福原は、伊藤と組んだダブルスで勝利し、石川も安定した強さで勝利、トドメは15歳の伊藤の勝利でメダルを手繰り寄せた。ここまでのプレッシャーと責任の重さを考えたら、もはや泣き虫愛ちゃんとは呼べない。涙にくれる彼女を見ていてもらい泣きした人は数知れない。

二つ目はレスリング女子53kg級の吉田沙保里の五輪四連覇ならずだった。女子は初日から登坂、土性、そして先に五輪四連覇を達成した伊調馨の金メダル3連発で幸先の良いスタートを切ったものの、今年に入ってから敢えて実践を避けていた吉田は、その勝負勘の誤差とライバルに研究され尽くされたためか、決勝では自分のレスリングを封じ込められた感じだった。だが、どんなに強いチャンピオンでも敗れる日がいつかは来る。彼女の場合はそれがたまたまこの時だっただけである。

それなのにひたすら謝るばかりの彼女に、逆にそれだけ無責任に結果を期待してしまった我々の方が申し訳ないという思いに涙が溢れて来た。勝って当たり前とされた彼女のプレッシャーは計り知れなかっただろう。堂々と銀メダルを誇ってほしいと思う。貴女は十分頑張った。

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その他の「お見事!」な成果も記録しておく。

今から振り返ると、これが日本のメダルラッシュのキッカケとなったと言える水泳男子200m個人メドレーの萩野公介金メダルと瀬戸大也の銅メダルだった。女子も200m平泳ぎ金藤理絵の2位に1秒半以上の大差をつけた金メダル。日本選手がゴール直前でこれほど差をつけた場面をかつて見た事がなかったから気持ち良かった。

さらに圧巻は男子体操団体の執念の金メダルと個人総合の内村航平五輪二連覇の金メダル! どちらも前半出遅れたものの、最後に見事な逆転劇で勝った試合だった。「ひねり王子」白井健三は次の東京まで持ち越しとなった。

卓球も負けてはいない。女子に続いて男子も水谷準がシングルスで日本卓球界初の銅メダル獲得の死闘を演じた。団体は水谷、丹羽、吉村の日本チームがこれまた初の銀メダル! いやお見事〜!

史上初と言えば、鮮烈に瞼に焼き付いた陸上男子400mリレーの銀メダルだろ! 山県、飯塚、桐生、ケンブリッジは、日本ならではのバトンパスを磨きに磨いて、あのアメリカを実力で抑えての堂々2着だった。特に最終ランナーはあのボルトと並んでいたのだから、さぞやボルトも驚いた事だろう。前日に続くアジア新記録更新の37秒60という素晴らしいタイムだった。歴史の目撃者の一人となった事も嬉しいが、ボルト引退後の東京ではもしやもしやの期待も膨らむってモンである。

世界ランク1位というプレッシャーを強い気持ちで乗り越えて初の金メダルを獲得したバドミントン女子ダブルスの高橋&松友の「高松ペア」も凄かった。決勝第三ゲームで16-19と瀬戸際まで追い込まれたが、そこから5連続ポイントで大逆転! 見事な金メダルだった。ここまで来るともはや技術の差ではない。気持ちの強さの差が勝負を分けたに違いない。それが世界ランク1位という事なのだろう。

ロンドンで惨敗した柔道は、何と男子は大野将平とベイカー茉秋の金メダルを含む全7階級でメダル獲得〜! 女子も田知本遥の金メダルを含む5階級でメダル獲得だからお家芸復活と言っていい。ひたすら根性論の篠原監督のロンドンは惨敗、頭脳派の井上監督になったらこれ。監督が違えばこんなにも結果が違ってくるのだった。

シンクロもデュエットとチームの両方で銅メダル獲得。ここでも井村コーチの復帰がメダル復活のカギとなった。やはり指導者の良し悪しが結果に結びつく世界なのだろう。もちろん、選手達が彼女の地獄のトレーニングに耐え抜いたからこその勝利であり、喜びだった。それまで彼女が指導していた中国チームを超える事がこれから東京までの課題であろう。

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最後に、「こりゃ無理だわ!」を三つ。

男子サッカーの予選敗退。トラブルで会場入りが直前となったナイジェリアに5点取られて敗けたのが最大の失敗、コロンビアには辛くも引き分けは上出来で、ヨーロッパチャンピオンのスウェーデンに勝利したが追いつかず。最後のスウェーデン戦はGJと褒めてやりたいが、やはり実力不足だったか。

同じ事がバレーボール女子にも言えた。準々決勝で世界ランク1位のアメリカにストレート敗けを食らったが、そこまでの試合でサーブミス、レシーブミス連発ではむべなるかなである。女子サッカー共々、 敗因の大部分が長すぎた監督就任が災いしてしまったと私は見ている。

男女マラソンも惨敗だった。新進気鋭の選手が出て来ずベテラン頼りの布陣だったが、故障上がりの選手もいたりして、これでは世界のスピードとリオの暑さには到底勝てないだろう。日本人選手最高とはいえ14位に終わった福士のゴール後の軽口も勝ってこそ。ただ虚しいだけだった。

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全てが終わった閉会式。舛添要一前知事の後任となった小池百合子知事の着物姿は、帯の位置がちょいと上過ぎだった感じもしたが、日本らしさを表現できて上々だったと言えるだろう。降りしきる雨は、彼の悔し涙の雨だったのかもしれない。





普通に接するということ

26日未明に起きた、相模原市の障害者施設の介護職員だった植松聖(26歳)による死亡者19人に及ぶ殺傷事件。犠牲者数が戦後最大となる殺人事件であり、その犠牲者が施設で睡眠中の障害者という点でも特異だった。障害者をターゲットにした彼は、勤務中の2月に重複障害者の安楽死容認発言をし、措置入院時の尿検査で大麻の陽性反応が出ていた。しかし10日余りで退院していた。

その4ヶ月後の犯行は、わずか数十分の間に就寝中の障害者45人の首などを次々と刃物で刺して行くという、そこに一切の躊躇の念すら生じない機械的な蛮行だった。

ニュースでは、逮捕された車内での薄ら笑いを浮かべている顔が繰り返し映し出された。そこにはヒトラーの思想が降りてきたとのたまう金髪の異様な面構えがあった。まるでテロリストのようだと言ったコメンテーターもいた。

この事件をキッカケに改めて障害者の存在や接し方などの議論が持ち上がっている。

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思えば、私と障害者との接点は小学校時代に遡る。私の通っていた小学校には特殊学級(特別学級)と呼ばれたクラスがあった。同じ校内で同じ時間帯に活動しているため、時々特殊学級の生徒と廊下ですれ違ったりはしていたが、彼ら彼女らと積極的なコミュニケーションを取る事はなかった。自分たちとは別世界の住人という意識で、はっきりと線引きをしていたのかもしれない。

逆に特殊学級にこそ入ってはいなかったものの、自分たちとは明らかに変わったキャラクターの普通学級の生徒がどのクラスにも一人二人いた。普段はほとんど口すらきかないのに、何かの拍子にその級友にちょっかいを出したり囃し立てたりする者がいると、彼が怒ったり喚いたりするのを面白がる。興奮のあまりハナちょうちんを膨らませながら泣こうモンなら大ウケのショータイムとなった。

そんな級友に対する周りの接し方は、今で言えばイジメとも呼ばれるような部類に入るだろう。だからと言ってそれがエスカレートしたり陰湿化するという事はなく、相手もまんざらでも無い様子が見られて最後には笑い合ったり。まあ、それが善かれ悪しかれ、あの頃の小学生の日常のひとコマだった。

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障害者との日常における本格的な交流は、昨年まで勤めていた会社の同僚として盲目の女性が配属された時だったと思う。事前に本まで買って学習したはずの私からして、当初の彼女への接し方はぎこちなく、さりとて同僚としてノータッチというわけにもいかない、文字通り中途半端な感じだった。ただし、彼女は不幸な過去を経て来たイメージの、いわゆるステレオタイプの障害者とは真逆のキャラで、何とロンドンパラリンピックのゴールドメダリストでもあった。そこらの健常者が逆立ちしても太刀打ち出来ない偉業の達成者だったのである。

やがて彼女との仕事やランチタイムのコミュニケーションなどを通じて、彼女に対する接し方という事にも慣れては来たのだが、その間、私が考えていた事があった。それは視覚障害者をリードする時は手を引いてはならず(手を引かれると非常に不安になるという)、肩か腕に手を置いてもらって声を掛けながら移動するというテクニカルな部分ではなく、いかに自然に健常者同士のような関係が作れるかという事である。

多くの人々が言う、障害者も健常者と同様に接するべきだとの意見には同意出来る。しかし実際の場面に立ってみると、それは意外と難しい。我々の視覚や聴覚から窺える相手の障害の種類や程度にどうしても意識が行き、それがゆえに積極的な接し方を避けてしまうのである。そうでなくても何となく恥ずかしいような、半分腫れ物に触るような感覚がある。実はその時点で、それが即ち障害者に対する無意識の「上から目線」だという事に気が付けばまだ良い方だ。

それを乗り越え、健常者同士のような接し方、いや、付き合い方になるためにはどうするか?

まず相手に親しみを持ち、相手にも親しみを感じてもらう。初対面の相手なら、最初に交わす一言二言がポイントになる。つまり、交わす言葉によってお互いの距離感を少しでも縮める。そうすれば自ずとコミュニケーションが進み、相手の状況に影響されない普通の付き合いとなって行く。

あれ? これって、健常者同士の場合と全く変わらないじゃないか。

つまり、相手が障害者だからといって、その障害をサポートしてあげようという方向からのアプローチは正しくなく、まずは親しみを感じ合えるように距離を縮めれば、相手の持つ障害へも自然な手が添えられるに違いない。

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そんな経験が活かせる場面に遭遇した。

私の勤務しているお店には、時々盲目の小柄な女性のお客さんが来る。彼女は30代だろうか、抱っこ紐に赤ちゃんを抱いて、さらに幼稚園児の娘を連れている。その娘も片眼が不自由のようだ。そんな娘と共に彼女一人で狭い店内で買い物を済ませる事は至難なので、入口に近い場所が定位置の私が来店に気付いた時にはエスコートする。

過去の経験から肩に手を置いてもらい、声を掛けつつ移動するのはスムーズに出来た。最初に買いたい物を聞き、そこへ移動しては数種類の商品を手短に説明し選んでもらってカゴに入れる。これを繰り返し、最後にレジへと誘導し、レジが済むのを待って出口まで誘導し、段差やスロープをクリアしてお見送りする。

彼女は私の声を覚えて認識しているのだろう。2、3度目からは(彼女には私の顔は決して見知る事は出来ないが)顔見知りのようなやり取りになり、さらに何回か繰り返すうち、最初は無口だった娘も慣れて来て、最近では「バイバーイ」と手を振り合うようになった。もちろんエスコートはしているが、もはや私の意識には彼女が障害者という感覚はなく、ごく普通のお客さんの一人だった。これも今の仕事で得られた喜びの一つである。

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もう一人、お店のスタッフに軽度の知的障害者の女性がいる。

障害者雇用サポートの担当者から、彼女は記憶するという事が不得手だと聞いた。会話や行動は普通に出来るので、主に担当エリアの品出しや整頓、フロアのモップ掛けなどをやりつつ、お客さんからの担当外の問い合わせには他のスタッフへリレーしたりしている。

そんな日々が2ヶ月も過ぎた頃だろうか。彼女は時々お店を休むようになる。体調不良なら仕方ないが、母親から「ちょっと出掛けるのでお休みします」なんて電話があったりする。さらに彼女はお昼の休憩時は外食に出るのだが、その戻りが徐々に遅くなって来たりする。朝の出勤時間もそうだが、ギリギリの時間では彼女のユニフォームである前掛け型のエプロンをフロアに出て歩きながら着用する事になり、いつの間にかそれが普通の光景となった。

私はもはやスタッフの指導や育成などの管理責任のある立場ではない。自分の職責さえ全うしていれば良いとされる一人のスタッフに過ぎないから、大抵の事には目を瞑りつつ極力言行穏やかに、簡単に言えば自分を抑えて過ごして来た。だが彼女との共働時間を重ねるに連れ、彼女が知的障害者であろうがなかろうが関係なく、仕事で賃金を貰っている限り、ここは言わなくてはならないと思うようになった。でも地の私のように直球は投げない(笑)。

出勤時間ギリギリの時には、「ギリギリだと慌てて階段から落っこっちゃうよ。もうチョイ早めにね」

エプロンを着ながらフロアに出て来れば、「エプロン着ながら歩いているのをお客さんに見られたらカッコ悪いでしょ? ちゃんと着てから出て来るようにね」

手持ち無沙汰のようにフロアをウロウロしている時には、「○○さんの担当製品の陳列位置は覚えられた? お客さんに訊かれた時にスッと答えられたらカッコイイよね」

彼女の開店直後のルーティンワークである店前のホウキ掛けも、今のところ言わないとやれていないから、彼女のいる朝はしつこいくらいに毎回声を掛けるようにしている。「○○さん、オモテ、ホウキ掛けてくれた〜?」

今日などは、フロアのモップ掛けを同じルートを何往復もしているので、これまた一言、「何度も通るとお客さんの邪魔だし、しっかり一往復すればOKだからね」

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ものの本によれば、たとえ知的障害があったとしても、手を抜いたり楽な方に流れるという人間の本性は持っているという。自分はハンデがあるから、これはこれでしょうがないんだという考え方もあるらしい。彼女の場合は、担当する仕事がひと段落した後に、ルーティンワーク以外に何をすべきかという判断力がうまく働かず、手持ち無沙汰状態に陥ってしまうのだろうか。だから仕事をしているようにあちこち移動しては陳列整理をしてみたり、モップ掛けを何往復もしているのかもしれない。

「私は障害者だ。だがそんな私が普通に生活するには、この社会環境では全く不十分じゃないか。だから周りの健常者は当然自分達をサポートすべきだが、それはこちらが主張しなければ彼らは気付かないのだ」

これが高じると、例の五体不満足君や前社の別の部署の身障者君のような傲岸不遜と捉えられるようなキャラが出来上がる。これでは前提となるコミュニケーションもヘチマもあるまい。彼らが健常者であったらなおさら距離を縮めたい相手とは思えないキャラだろう。彼ら障害者側も考えるべき課題があると思う。

「普通」に接するのに健常者も障害者もない。人と人のコミュニケーションで距離が縮めれば、おのずといい付き合いになると信じている。

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本日の出勤前に投票して来た都知事選。

いつものそれとは違った展開となり、先出しジャンケンの小池百合子氏が、後出しジャンケンの自公推薦候補の増田寛也氏と野党統一ダッチロール候補の鳥越俊太郎氏を尻目に、開票瞬間に当選確実とした。マスコミは初の女性と知事と騒いでいるが、都民は今回もある意味の消去法投票を強いられたという感想を持ったのではなかろうか。

所詮、完璧な人間などいないように、完璧な候補者など現れるワケがない。だから誰でもいいはずはなく、誰でもよくないからこそ、投票という意思表示が大切なのである。

もっとも、彼女の気性とプライドから、早々と議会と揉めて不信任決議案と議会解散の応酬とならぬようには願いたい。

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ウルフが逝った。

アラ還の年代で膵臓がんを患っていたから正直ヤバいなと思っていたが、やはりダメだったか。大横綱千代の富士。53連勝を含む通算1045勝を挙げ、1991年、後の大横綱貴乃花(貴花田)に引導を渡されて引退。筋肉という鋼の鎧を身にまとい、身体の大きさで勝負するのではなく技のキレとスピードで勝負するから、彼より勝ち星の多い力士はいても、彼ほど強く見えた力士はいなかった。合掌

それにしても享年61とは。今の私の年齢であればこそ、その早さが一層身にしみる。およそ二人に一人が何らかのがんに侵されるという現代であればこそ、その切実さが身につまされる。



選挙フェス?

安倍政権、本当は2/3以上の改憲勢力にしたいというのが本音のくせに、街宣で改憲については一切言及せず、ひたすらアベノミクスの是非を争点にした参院選挙。

終わってみれば「改憲勢力2/3阻止」を訴えて32の一人区に共産党を含めた統一候補擁立という思い切った策を駆使した野党を尻目に、非改選議員も含めた改憲勢力は2/3に達した。それでもその策が功を奏したか、あの歯舞が読めなかった島尻安伊子氏と定員減となった福島の岩城光英氏の現職大臣2人が落選した。

マスコミで評論家などが、この与党圧勝からまるで明日にでも改憲動議が発せられ改憲がなされるかのような口ぶりだが、最後に決めるのは国民である。そもそも日本国民には、歴史的に確立されたものや崇高なものに安易に手をつける事を良しとしない保守的な感性があるから、なまじの議論程度では改憲賛成に票が入るのは難しいだろう。改憲を目論む自民党などが世論を喚起して、その必然性や妥当性を相当に理解させなければ否決されるだろうから、改憲への道は決して楽ではない。

だが、もしも議論が煮詰まる前に改憲ムード先行状態にでもなって、十分な思考を放棄した大多数の国民がそれに乗せられて票を投じるという状態になれば一気に改憲がなるものの、その時の国民は熱狂的にナチス党を支持した当時のドイツ国民や国民投票でEU脱退を決めたのに後悔しているイギリス国民と大差ないだろう。ムードに乗せられるのではなく、物事の本質をしっかり見極めた判断こそが取り返しのつかない結果を回避できる事を学んでおきたい。

改憲と言うと最も多くの議論を呼んでいる自衛隊の存在については、彼らの名誉と存在意義のためにも9条の該当部分のみを修正する必要はあるだろうし、集団的自衛権をどこまで定義、解釈すべきかを明確にしておく必要がある。南沙諸島や尖閣諸島に対する中国の横暴や竹島を占拠している韓国とこの先対峙していくには、その抑止力としても、万一の事態の対応力としても、今のままではロクに身動きが取れないという矛盾だけは解決しておかなくてはならない。

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さて、その余韻も冷めやらぬうちに今度は都知事選である。

史上最多の21人の立候補で、その中には常連のマック赤坂氏や「あの人は今」の牛若丸山口敏夫氏、橋下市長とケンカしたヘイトスピーチ桜井誠氏、ネットメインのジャーナリスト上杉隆氏などもいる。ま、所詮は泡沫候補だろうが。

本命候補は、いち早く立候補宣言をした、数々の政党を渡り歩き「政界の雇われマダム」と言われ、第一次安倍内閣で閣僚にいながら、先の総裁選で石破茂氏を応援して閑職に追われていた小池百合子氏。ここで最後の一旗とばかりに先出しジャンケンの無断立候補に打って出たが、その姿勢と自民党都議批判に党は推薦を与えなかった。元来プライドの高い彼女であるゆえ、当選したとしても議会と上手くやって政策を実現出来るかどうかに疑問が残る。伏魔殿の都議会と対立し、早々と不信任決議案が提出されるかも?

自民党が擁立したのは、総務大臣経験者で元岩手県知事の増田寛也氏。候補者きっての実務派とはいうものの、県知事時代には「都税を地方に還元せよ」と東京一極集中を散々批判したくせに都知事選出馬とは腑に落ちない。岩手県知事時代に舛添並みにファーストクラスで海外出張に行きまくっていただの、県の借金を倍増させて去っただのとの批判を受けている。

そしてここでも統一候補にこだわるがゆえに迷走した野党統一候補者。大本命と目された蓮舫氏は早々と回避、同じ民進党の長島昭久氏は共産党が難色、 そうこうしているうちに何を思ったか突然立候補宣言した石田純一氏を担ぐ案も浮上するわ、テレ朝出禁の古賀茂明氏に決定しかけるわのダッチロールを経てようやく到達した鳥越俊太郎氏。だがここに過去2回共産党が推薦してきた宇都宮健児氏が立ちはだかる。結局、裏でどんな力が働いたのか告示前日になって宇都宮氏は立候補を取りやめ、鳥越氏が統一候補となった。

究極の後出しジャンケンである鳥越俊太郎氏も早や76歳。がん闘病経験もあり家族は反対しているらしいが、ともあれ知名度は抜群でキャラも受け入れやすい。だが具体的な公約は出来ておらず、宇都宮氏の掲げていた公約をパクり、いや受け継ぐという。それなら宇都宮氏でいいだろ。参院選の改憲勢力大勝が立候補の動機と言っていたが、それなら打って出るべきは国政選挙だろ。

TV番組でボードに震える手で書いた字はミミズの這ったようだわ、最優先政策が「がん検診率100%」と掲げたり、「私は昭和15年生まれなので、終戦の時はハタチでした」発言に認知症を疑われる始末。それでなくてもジャーナリストとは真逆の為政者としての知識と資質には少なからぬ「?」が浮かんでいる。

何はともあれ、我々はこの立候補者の中の誰かに一票を投じなくてはならない。今回も消去法による投票となるイヤな予感もするが、今月末の投票日までまだ時間はある。これからじっくりと見ていきたいし、何よりも有権者にはより良い一票を投じる義務がある。




事実に相対する気持ち

オバマ大統領が伊勢志摩サミット終了後の今日、被爆地ヒロシマを訪れた。

先月のG7外相会合後のケリー国務長官に続き、原爆を使用した国の現職大統領として初の訪問であるだけではなく、2009年の就任直後にプラハで演説した核兵器廃絶宣言によってノーベル平和賞を受賞した彼の政治活動の締めくくりとしても、歴史的にも意味のある訪問だろう。

言うまでもないが、現在の大統領に当時の原爆投下に対する罪や責任があるわけでもない。だがその立場上、謝罪をする事は叶わない。それでもその所作や表情で哀悼の意を表する事は十分出来るし、それは本人も意識しているに違いない。大多数の被爆者もそこを望んでいるだろう。それぞれが抱く複雑な思いの先へ、前へ進むためには許すという事も大切な事だ、と。

岩国基地を経由して17時に広島入りしたオバマ大統領は平和公園へ。出迎えた安倍首相と平和記念資料館(原爆資料館)を見学し、被爆者らが出席している広場の慰霊碑に献花した。その厳粛な表情から、わずか10分前後の資料館見学でも原爆被害に対する自身の意識に少なからぬ変化を生じさせたと思われた。

そして注目されたスピーチが始まった。

「人類にはさまざまな地において争いと血の歴史がある。初めてヒロシマに落とされた原爆のキノコ雲の中に真理がある。それにより奪われた多くの人命と苦しみ続ける人々に思いを馳せ、記憶されるべきである。世界はヒロシマによって一変した。そしてこれからの人類の目覚めをヒロシマ、ナガサキが教えている」という、どちらか言えば観念的な言葉が述べられたのは、やや期待外れの感があった。やはり一国の大統領という立場ではここまでが限度だったのだろう。

現役大統領が被爆者の人達と固い握手をしたり抱擁したりして言葉を交わす光景を見て、唯一の核兵器使用国の大統領と唯一の核兵器被爆国の首相が世界初の被爆地に共に立つという機会が得られた事に意義があったのだと信じたい。

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対して、連日カンカンガクガクの話題を提供している都知事の舛添要一氏。自著の書籍を始め、選挙期間や就任時にあれほど政治とカネについて厳しく言及していたにも関わらず、就任後にはまるでそれが悪い冗談でもあったかのような体たらくを晒したのだから、見事なブーメランとしか言いようがない。

事の発端は昨年10月のロンドン・パリ出張。取り巻き20名を引き連れた大名旅行は7日間で何と5000万円! 飛行機はファーストクラス、ホテルは超一流のスイートルーム。甘利大臣のUR入札に関わる口利き疑惑や育休取得で注目された宮崎議員やゲス川谷とベッキーの不倫騒動、ショーン川上氏経歴詐称などのスクープで今年に入って鼻息の荒い週刊文春が、これが余りに過剰ではないかと指摘した。

1回目の定例会見では、トップリーダーがビジネスホテルに泊まったらサマにならんでしょとのたまい、時差による疲労を残さないためフルフラットになるファーストクラスが必要だとか、相手国の要人との面会のためのスイートルームだとか終始上から目線の答弁をした。だが識者からは、ビジネスクラスでも十分寛げるし、相手国の要人が訪問者のホテルに来る事はなく、こちらから足を運ぶのが常識だと論破される始末。

これを発端として、彼の政治資金報告書の記載事項に対するマスコミの指摘が、よくもまあこんなにあるなと言うほど次から次へと出るわ出るわ、、、。

曰く、一年のほとんどの週末に公用車で湯河原の別荘通い。その際、別荘の湯船は広いから治療した足が伸ばせるだの、公用車は動く知事室で公務の電話もしているだの、公務地からの発着には公用車使用が認められるからルールには反しないと強弁するも、実は世田谷の自宅を経由していた事が後からバレた。

また、別荘近くの回転寿し店など数軒の食事代を政治活動したと公費扱い。雑貨屋で下着やパジャマを購入したのも公費扱い。店主のコメントに依らずともどう見たって家族の個人的な支出だろうに。これを世間では公私混同という。

正月の家族旅行で宿泊したホテル代数十万円をミーティングもしたという理由で公費扱いに。自身のブログには窓から見える景色の写真をこれ見よがしにアップしている。でもミーティング相手の事務所関係者の氏名はおろか人数さえも言わない。そもそも正月から地方のホテルでミーティングなんてやっちゃいないと疑われる始末。ホテルは木更津、下関、日光などに及び、いずれも盆や正月の時期の宿泊だった。

挙げられ出せばキリがない。世田谷の自宅の一部を自身の資金管理団体の事務所にし、何と相場の倍以上の月額44万円という高額家賃を徴収し続けている。これではまるで自分から自分への公金マネーロンダリングである。その団体の所有車を資産となる100万円にギリギリ届かない99万円で購入したと計上。数百万円に及ぶ政党交付金の移動もしかり。

ある時は、自身の似顔絵の書かれた饅頭を10万円分購入。もしもこれを有権者へ配っていたらリッパな公職選挙法違反となるが、それをどこへどう使ったのかは記憶にないらしい。さらに趣味という絵画などをネットオークションや古書店などで購入し、領収書に資料代と記載させて公費計上。その中には裸婦の油彩やキース・へリングの落書きのような手紙もあり、使用目的どころかその総数すら知れない。

これを江戸っ子は「セコい」と言い、ひとたび「セコい奴」と呼ばれたら回復不能とすらされる最低の男の代名詞である。ましてや朝まで生テレビで舌鋒鋭い批判を口にし、政治とカネの健全化を訴えて知事になった男のこの変貌ぶりには開いた口が塞がらない。彼の昔を知る連中も、ケチでカネには細かかったと異口同音に語っていた。

2度目の定例会見ではそれらを精査するの一点張り。そして迎えた3度目の定例会見でいよいよ説明責任や謝罪が果たされると思いきや、今度は第三者による厳しい目に委ねたいと、記者の質問に壊れたテープレコーダーのように数十回繰り返すだけ。大方、弁護士あたりを自分で雇って、最終的に法には反していなかったという報告をさせて幕引きを図ろうという魂胆だろうが、都民が怒っているのは法的問題なんかではなく、トップリーダーの倫理観や道義的責任なのだという事が彼には分かっていない。要は人間性を疑われているのであって、セコイ男のみっともない言動に情けない思いをさせられている都民の心情が、彼にはまるで見えていないのである。

今日の4度目の定例会見でも、第三者に委ねるとの発言と今後の議会の指示にも従うという発言があったが、記者からの個々の質問には答えないという姿勢は変えなかった。第三者があれもこれも細かい調査や判断ができるとも思えない。やはり自身の言葉ですべき説明から完全に逃げている。言葉が命の政治家のはずなのに。

あの時の都知事選で彼には票を投じなかった事だけをせめてもの自分への慰みにするよ、セコ添不要一さん。





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エンブレム

3回目の細胞診の結果が出るので外来受診。このところの排尿インターバルに襲われる痛みに、もしや腫瘍再発ではという懸念を抱えながら。

「その後の状態はどうですか?」
「排尿前後の痛みに加えて、インターバルの痛みが辛いですね」
「そうですか。良い知らせとしては前回の細胞診の結果は引き続きシロ(クラスⅡ)でした」

確かにそれが一番聞きたかった事に違いない。違いないのだが、ではこの痛みの持続はどうしたものか?

ここで、長引く痛みの原因に間質性膀胱炎の可能性があると調べて来たので、
「先生、間質性という可能性は、、、?」
「無いですね。BCG療法の副作用でしょう」
「これほど長引くものなんでしょうか?」
「そういう人もいますね」

相変わらず痛みにはドライなほど頓着しないT先生。というワケで、今回は抗生剤の処方はなく、尿路改善薬のベシケアを倍量、ユリーフは同量、鎮痛薬のトラムセットとロキソニンは最大量で処方してもらった。

「ホントは内視鏡で見るのが一番だけど、、、」
「ブンブン(と首を横に振る私)」
「、、、次回、CT撮ってみましょうか」
「CTでもエコーでも、内視鏡以外なら何でもやってください!」

その後、院外処方をカミさんに取りに行ってもらってトラムセットとロキソニンを追加服用し、痛みが少し薄れたところで帰宅。受診はいつも車で行くので痛みがキツいと運転も出来ない。本当は受診後に高島屋へ行って昼飯を食べるつもりだったけど、今日のコンディションでは無理出来ないと思われた。ホトホト身体の中心の痛みはQOLを著しく低下させるな。

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東京オリンピックのエンブレムの発表会の様子をTVでやっていた。

1万5千に迫る応募作から既に最終候補4作が選ばれていたが、今日最終的に決定された。だが、虎ノ門ヒルズのホールでうやうやしく開かれた実際の発表会よりも先に、A案が選ばれた事がバレて、既にミヤネ屋やネットニュースで知らされていたのが何とも滑稽に映った。まだそれを知らないだろう森会長や宮田委員長の思わせぶりなスピーチもますます回りくどくウザいだけ。

初めからA案ありきで、他の案はそれに誘導するためのもの」という旧委員からのイチャモンとも取れる指摘もあるが、あれだけスッタモンダした後だけにもはや国民の熱はかなり冷めていたのではないだろうか。まあ、どうあれ決まってしまえば、今度はマスコミがそれにお追従するだろうし、それを見聞きした国民も踊らされるんだろうけど。





いろいろ凹むけどね

この一週間は、まあいろいろあった。

何と言っても熊本を襲った大震災。熊本県益城町で14日21時に発生した内陸直下型の地震はマグニチュード6.5で震度7を記録した。その後も震度6規模の余震が相次ぎ、さらに余震のひとつと思われた16日1時には南阿蘇村でマグニチュード7.3、震度は再び7を記録した。最初の地震で耐えた建物も続けざまの揺れで崩壊、名城熊本城も見る影もない姿となってしまった。5年前に親戚の子供の結婚式で熊本を訪れた時に観た姿が最後になってしまった形となった。

南阿蘇村では東海大学寮のアパートが潰れて学生の死者も出た。阿蘇大橋の崩落では、たまたまそこを走っていた車もろとも行方不明となった人もいる。死者は40名を超え、避難者も10万人を数えるほどになった。直下型ゆえ東日本大震災の時のような津波こそないものの、すでに数百回も発生している大小の余震は極めて異例の事で、その恐怖から避難所暮らしもままならず車中泊をしている人の静脈血栓症からの肺血栓塞栓症による死者も出ている。さぞや無念の事だろう。ご冥福をお祈りしたい。

地震の発生という観点からは、確かに九州はそれほど俎上に上がっては来なかった。だが、益城町は地形学上は2つの断層の合わさる極めて危険な地域のひとつだったそうだ。だからと言って、この時期に大地震が発生するなんて予測は到底出来ないし、逆に日本に住んでいる限り大地震はいつでもどこにでも起こり得ると認識しておくべきだ。決して対岸の火事では済まされない、明日は我が身なのだ。

1995年の阪神淡路大震災から約10年後の2004年に新潟県中越地震、その7年後の2011年に東日本大震災が発生し、その5年後に今回の平成28年熊本地震が発生した。つまり、今の日本では5年~10年に一度は大型の地震に襲われる事を想定しておかなくてはならないと言えよう。ここは是非想像力を働かせて我が町我が身に大地震に襲われた場合をしっかりとシミュレートしておく事が重要だ。心身ともに覚悟を決めておく事も必要だろう。

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相変わらず1時間に一度の頻尿とその排尿前後の痛みに加え、インターバルにも痛みに襲われ、それがその日になってみないと程度が分からないという日々が続いている。思えば最後のBCG療法からもう2ヶ月以上経過しているのに、その副作用は営々と続いている事に日々凹んでいる。

15日夜に前の会社の所属部署の解散一周年の顔合わせ宴会が新宿の居酒屋で開かれた。発起人兼幹事はグータラK。会社に残っている彼が幹事役になるのはまあ必然なのだが、それでも当時所属していたメンバーの半数以上にあたる28名が集まった。もちろん、部署トップでありながら最も早く転職して行った、まるでセウォール号の船長みたいなHセンター長殿も駆けつけて来た。

集まった28名中、現在も前社に在籍しているメンバーはたった10名だという事でもこの組織の被ったストーリーが窺い知れるというものだろう。

それにしても明日は恒例のキャンプだそうだが、主催者のHさんは一年経った今でも次の仕事に就いていないと言う。あくまで研修トレーナーに拘っているようだが、長いブランクは採用に関して決してプラスには働かないから心配である。

私は私で、この日までには余裕で副作用も終わっていると思っていたが、さにあらず。立ったり座ったりも辛く、何とか片尻座りをして痛みをやり過ごすのが精一杯だった。宴会好きのクセに二次会に行く気も起こらず、帰り際にM子に誘われてY子、もう一人のM子の4人でコムサのティールームに寄ったのがせいぜい。こんな身体にも凹みますわ。

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仕事の方は、今はシーズン変わりの棚替え真っ最中。ビタミン剤の5段組のゴンドラ(陳列棚の一単位)にメーカーから取り寄せたボードや空箱などの販促資材を駆使してデコレートする作業を終えたのが一昨日。昨日からはシーズン毎に変わる3つのゴンドラを、それまでのマスク花粉症関連薬から水虫と虫刺され薬へと本部からの棚替え図を基に入れ替えるのだが、これがまたタイヘンなのだ。

それまで陳列してある商品を全て下げる。そのうち定番陳列棚で吸収出来ないものは余剰品となるが、今回は大量に送り込まれたマスクや目薬、点鼻薬、さらに鼻炎用薬などが折畳みコンテナ7個分になった。

それが終わると今度は事前に送り込まれた水虫薬や虫除け、虫刺され薬などを予め作成した棚札を並べて位置決めをする。それに従って商品をコンテナや段ボールから出しては置いていく。中には吊り下げ什器にセットされたものもあるからバラして置く。

最後にそれぞれの商品のPOPを切り抜いて差し込んでいっちょ上がり。意外に肉体労働だ。それを健常時ならいざ知らず、今の私は痛みと戦いながら行なうので動きがスローモーになり時間が掛かる。3つ全てが終わったのは今日の就業時間ちょっと過ぎの事だった。

さらに前社でも書いていたパフォーマンスシート、いわゆる自己評価シートの記入を店長から求められた。昨年10月から今年3月までの期間が対象なので正社員である私も書かなくてはならないのだそうだ。前社時代ならいざ知らず、今となっては社内の評価などは、後ろ指さえ指されなけりゃハッキリ言ってどーでも良い。この仕事に就いたメインテーマは社内でどうこうではなく、あくまで相談客のお役に立つ事と定めているから。

ただ、昨年の三度に渡る入院加療による薬剤師不在期間が売上げの前同割れに少なからぬ影響を与えてしまった事は痛感している。それでも店長と「こんなシートだけはいっちょまえの会社ですね」などと笑いながら、前社時代に培った作文力で仕上げておいた。こういう作文は時間を掛けずにこなせるから楽である。ま、今年は実績でリベンジだな。

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つくづく、痛みに苛まれる事さえ無ければ充実した日々を過ごせているに違いないだろうこの身が恨めしい。時間が解決するはずが、今となってはその兆候すらおぼろげだ。だからと言ってこの痛みに慣れる事もない。断じて気のせいでもない。痛いものは痛い。慢性の苦痛によって精神的に異常を来す人の気持ちが分かる気もする。さりとてどんなに理不尽だろうが、納得出来なかろうが、それも含めてただ耐え忍ぶ日々しか私には無い。





70年談話の真意

安倍首相による戦後70年談話に対する賛否の評がかまびすしい。

ハタから眺めている身としては、戦後アニバーサリーの年にたまたま政権に就いていた総理大臣と内閣で決めた文言を会見で述べたに過ぎない。いわゆる所信表明とさほど大きな違いがあるとは思えないのだが、テーマがテーマだけに世界の耳目を集め、特に中韓がその内容について批判的な目を向けているのは事実である。

そして14日、記者会見という形でそれが安倍首相の口から語られた。時まさに安全保障関連法案がすったもんだの末に衆議院で可決され、現在参議院で与野党攻防の第二ラウンドが繰り広げられているのだから尚更その言葉に注目が集まったのは無理もない。

安倍政権から提出された安保関連法案に批判的なスタンスを取るマスコミは、秘密保護法の時にあれほど言論の自由を封殺するなと主張していた事がウソのように、その報道の中でことさら戦後60年の小泉談話で使われた「植民地支配」「侵略」「痛切な反省」「お詫び」という4つのキーワードとやらが出るかどうかの「逆言葉狩り」を展開していた。談話を放送している間にそれらのワードを表にして画面に写しながら○やら△を表示して行ったのには笑った。そして呆れた。

結果的にそれらのキーワードは談話に登場したのだが、今度はやれ「主語が無く曖昧」だの「自らの考えでない」だの「引用しただけ」だのと言い始めた。またも笑止。

あのなあ、今回の談話の主旨はそこじゃないだろが! 普段から言論を扱っている連中のくせに、こういう時に限って部分的な言葉という木ばかりあげつらって、文意である森を見ようとしないというのはどういう了見なんだ!

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一部間違っている部分もあるかもしれないが、私が解釈している日本が太平洋戦争へ至った経緯はざっとこうである。当時の世界情勢は強国による侵略と植民地支配は当然の事で、欧米列強はその触手をアジアへ伸ばし、東南アジア諸国をその手中に収め、植民地支配により富を搾取し続けていた。やがてそれが日本へと伸びて来るのは火を見るよりも明らかだった。

1894年、日清戦争を経て清の属国だった朝鮮半島を独立させた。これにより韓国は独立国として日本の影響下に入り、その後の韓国併合へ繋がっていく。韓国併合に際して日本は、それまでの欧米の植民地支配とは真逆の政策、すなわち日本国の同胞として福祉や教育、インフラをはじめとした莫大な投資を行なったのである。仮にも統治した国にこんな富を構築したのは日本だけである。

その後、日本は1904年、日露戦争により列強の一国であるロシアの侵攻を退けた。だが第一次世界大戦を経て1931年、満州事変を機に日中戦争への道を歩き始めるのだった。翌年には満州国を設立し、ついに1937年の盧溝橋事件で日中戦争が始まったのである。

当然、欧米列強は快く思うはずがない。たかだか極東の島国の分際で強国に逆らおうというのだから。果たしてアメリカは日本に対し石油を始めとする資源の輸出を全面禁止したのだった。これでは日本という国が立ち行かない。国際連盟などで外交努力による解決を模索したものの、列強は自分たちの植民地政策を棚に上げ、1941年、日本に対する中国大陸からの総撤退など無理難題をふっかけたハルノートという最後通牒を突きつけた。日本はもはや武力によって打って出なければ国が滅ぶという事態に追い込まれたのだった。そして太平洋戦争が始まった。

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70年談話ではこの経緯について以下の言葉で語られていた。

「欧米諸国が植民地経済を巻き込んだ経済のブロック化を進めると、日本経済は大きな打撃を受けました。その中で日本は孤立感を深め、外交的、経済的な行き詰まりを力の行使によって解決しようと試みました。国際社会が壮絶な犠牲の上に築こうとした「新しい国際秩序」への「挑戦者」となっていった。進むべき針路を誤り、戦争への道を進んで行きました。」

日中戦争から太平洋戦争は、日本の単なる侵略への野望の発露ではなく、欧米列強による国の存亡をも左右する経済的な攻撃が背景にあった。だからと言って武力で解決する道を選択せざるを得なかった事は誤りだったと明言しているのだ。その結果、戦争は当事国のみならず関係各国の一般市民にも多大な損害と苦痛を与えたとも。一方で国際法が禁じていた市民への無差別攻撃への批判も込めて。

「先の大戦では三百万余の同胞の命が失われました。祖国の行く末を案じ、家族の幸せを願いながら戦陣に散った方々。終戦後、酷寒の、あるいは灼熱の遠い異郷の地にあって飢えや病に苦しみ亡くなられた方々。広島や長崎での原爆投下、東京をはじめ各都市での爆撃、沖縄における地上戦などによって、たくさんの市井の人々が無残にも犠牲となりました」

「何の罪もない人々に計り知れない損害と苦痛を我が国が与えた事実。歴史とは実に取り返しのつかない苛烈なものです。一人ひとりに、それぞれの人生があり、夢があり、愛する家族があった。この当然の事実をかみしめる時、今なお言葉を失い、ただただ断腸の念を禁じ得ません」

さらに、韓国が執拗に言及している慰安婦問題も意識しつつ、弱い立場に置かれた女性達に対してはこう語った。

「戦場の陰には、深く名誉と尊厳を傷つけられた女性たちがいた事も忘れてはなりません」

「私たちは、二十世紀において、戦時下、多くの女性たちの尊厳や名誉が深く傷つけられた過去をこの胸に刻み続けます。だからこそ我が国は、そうした女性たちの心に常に寄り添う国でありたい」

そして未来への宣言。

「事変、侵略、戦争。いかなる武力の威嚇や行使も、国際紛争を解決する手段としてはもう二度と用いてはならない。植民地支配から永遠に訣別し、すべての民族の自決の権利が尊重される世界にしなければならない。先の大戦への深い悔悟の念と共に、我が国はそう誓いました。自由で民主的な国を創り上げ、法の支配を重んじ、ひたすら不戦の誓いを堅持してまいりました。七十年間に及ぶ平和国家としての歩みに私たちは静かな誇りを抱きながら、この不動の方針をこれからも貫いてまいります」

たとえ主語があろうがなかろうが、引用であろうがなかろうが、これは安倍首相自身の口から発せられた言葉である事に違いはない。紛れもなく首相としての責任を伴った言葉である事に違いないのである。しかしながら、彼がこの機会に本当に明言したかった「真意」は実はそこではない。

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今回の談話の真意。それは紛れもなく「謝罪への訣別」である。

「あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫そしてその先の世代の子どもたちに謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません。しかし、それでもなお、私たち日本人は世代を超えて過去の歴史に真正面から向き合わなければなりません。謙虚な気持ちで過去を受け継ぎ、未来へと引き渡す責任があります」

この言葉、歴代の総理大臣の誰が口にできただろうか。いや、歴代総理大臣はおろか、過去に談話を語った村山氏にせよ小泉氏にせよ考えもしなかった言葉だったに違いない。中韓との関係について未来志向が重要だと口にする輩は多い。だが、如何に真摯な反省と謝罪を繰り返しても、相手は壊れたテープのように謝罪を求め賠償を求め続ける姿勢を変えようとしないではないか。本当に未来志向へ舵を切るのなら、誰かがどこかで「謝罪」の悪しき連鎖を断ち切らなければ次へ進めないではないか。

反省は深く静かに自己に持ち、謝罪は心を込めて相手へ捧げるものだとすれば、70年間もそれを続けてきた国は他にない。ナチスがホロコーストを行なったドイツでさえも社会や教育の中で「記録し、忘れない」姿勢を貫き反省を示しているが、謝罪そのものはすでに過去に決着したものとしている。

安倍首相が悪しき連鎖を断ち切った。この宣言こそマスコミは最優先で取り上げるべきだろ。私はこの「謝罪への訣別宣言」こそが今回の談話の最大の意義だったと思っている。私は決して安倍支持派というわけではないが、これはよくぞ言ったと褒めてあげたい。自虐にこり固まった言葉とおためごかしの外交辞令を語るだけだった過去の談話に比べ何と清々しいのだろうとさえ感じている。これできっと道は開け、いたづらな反日感情から脱却するキッカケにもなるだろうと期待したい。

それでも難クセをつけたい連中、かかって来なさい!




統一ドイツ初の世界制覇!

ドイツとの準決勝で歴史的惨敗を喫したブラジル、そのショックが尾を引いていたのか、オランダとの3位決定戦でも精彩を欠き、0-3で敗れ、4位に沈んだ。ネイマールの抜けた穴はそれほど大きかったのかどうかは知らないが、王国として2戦で10失点とは許しがたい屈辱だったに違いない。

一方のドイツは決勝でも攻守に抜群の力を発揮し、MFマスチェラーノの守備が光るアルゼンチンを延長後半8分、W杯最多得点のクローゼに替わったゲッツェの値千金ボレーシュートで決勝点となる1点をもぎ取って、統一ドイツとして初優勝を飾った。北南米大陸開催でヨーロッパのチームが優勝したのも初の事だった。

得点王はコロンビアのロドリゲス、最優秀GKはドイツの守護神ノイアーは納得だが、大会MVPがメッシというのには「?」というのが率直な感想だった。「走らない、守らない」と指摘を受けていたが、それも決定機には得点するエースゆえ。それなのに、決勝で何度かの決定的チャンスを生かせなかったからだ。

次回のワールドカップではふがいなかったアジアの出場枠が減らされるというウワサもあるが、それよりも何かにつけ中途半端に終わった日本代表チームをどんなチームに育て直すかが最大のテーマだろう。ドイツ、オランダクラスとは言わないまでもメキシコ位までは手が届くと思う。守りに軸足を置いたカウンター主体のチームが日本には合っている気がするが・・・。

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さて、本日は年に一度の人間ドック。いつもなら健診休暇を取って行くのだが、今回はこのリフレッシュ休暇中に設定した。ま、どうせ行くところもないし。

全ての検査が終了し、2時間近くのインターバルの後に主治医から結果を聞く。いつも指摘されている項目に関連する検査値の微減微増に一喜一憂。またいつもの繰り返しかと思いきや、今回は少し違った。

何と初の便潜血(+)。改めてCF(大腸内視鏡検査)を受けるハメとなる。さらにバリウム像から少し胃が荒れているという所見。オプション(@1080円)でピロリ菌検査もする事に。これが陽性だったら除菌やら何やらとやっかいだな。

一病息災どころか、検査のたびに新たな疑いが追加される。これが歳を取るという事なのかもしれないが、いちいち気にしたり細かな対処をしたりするのも面倒だ。おまけにすぐに死ねない疾病ばかりと来ている。

そうそう、心電図でT波平低と言われた。従来から私は不思議と血圧や心臓はバリバリに正常だったから、こりゃ初めて突然死できる可能性のある所見かと思ってワクワクして訊いたら、たぶん一過性だろうという事でAMI(急性心筋梗塞)とかの兆候ではないと言われてしまった。ちっ





ブラジルの崩壊

ワールドカップ準決勝は、準々決勝でPK戦直前に(PK戦用の)GKクルルへ交代というファンハール監督のドンピシャ采配でコスタリカを破ったオランダが、アルゼンチン相手にメッシを封じ込めた120分間に渡る鉄壁の守備を貫き通した末、再びPK戦へ。

しかし、今度はここまで交代枠の3人を使い果たしてしまっていたため、公式戦でPKを阻止した事のないというGKシレッセンのままで臨み、2-4で敗れた。

それより驚いたのが、その前に行われたドイツvsブラジル戦。ブラジルは、コロンビア戦で負傷したエースのネイマールと守備の要であるキャプテンのチアゴシウバを欠く緊急事態だったものの、ある意味事実上の決勝戦と言ってもいいくらいの好カードだった。

ところが、何と前半30分までに5-0! これが野球なら20点ゲーム、ラグビーなら100点ゲームというくらいの絶望的な点差をこともあろうに開催国ブラジルがつけられてしまったのである!

ドイツの組織的な攻防が光ったのはもちろんだが、得点王となる5点目を叩き出したミュラーに先制点を、W杯最多得点となる16点目を叩き出したクローゼに2点目を決められたあたりでブラジルの守備が完全に崩壊した。終わってみれば7-1という、王者ブラジルの歴史的な惨敗となったのだった。

これで13日早朝の3位決定戦は、まるで罰ゲームのブラジルvsオランダ、14日早朝のファイナルはアルゼンチンvsドイツと、いずれも南米vsヨーロッパとなり、現在までのW杯優勝国は開催地側の国というジンクスもあって、まだまだ興味は尽きない。

・・・・・・・

私は先週の土曜日(7/5)から、現役最後のリフレッシュ休暇に突入したが、その目玉イベントとして6日~8日まで東北復興支援を兼ねた温泉ドライブ旅行へ行った。カミサンの夏季休暇に合わせての企画だったが、直前になって突如台風8号(ノグリー:狸)が発生し、どうやら日本上陸の様相を呈して来たのである。

奇跡的に旅行中の3日間は天気にも恵まれたものの、沖縄から鹿児島へ上陸した台風は和歌山へ再上陸し、折からの梅雨前線を刺激し、長野県南木曽町で土石流を発生させて12歳の男子の犠牲者を出した。その後も台風は関東地方へ向かい、本日未明までに千葉に上陸した後、三陸沖へと去って行った。

東京は昨日から風雨が強くなった時間帯こそあったものの、特に大きな影響もなく、本日昼頃からは台風一過の晴天が広がっている。気温も30℃超えになるようだが、午後にはゲリラ豪雨の恐れもあるらしい。今度は猛暑の到来か。

3日間のドライブ旅行記は次のエントリにアップしようと思っている。




W杯開幕とリフレッシュ休暇

全国研修ツアーに営業面談研修が加わり、ほとんど休日らしい休日もないままに6月を駆け抜けた。これでもう一年の半分が過ぎ去って行くのである。

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さて、早寝早起きでTV中継に臨んだブラジルワールドカップの日本戦。コロンビア、ギリシャ、コートジボワールとのグループリーグで、ここぞとばかりに日本中が熱狂したものの、結果的に1勝も挙げられずに敗退した。ネットでは「2006年ドイツW杯と同じ結果の繰り返しだった」「実は半年前に結果を予言したコメントがあった」などとかまびすしい。

ドイツW杯では、ブラジル、クロアチア、オーストラリアとのグループリーグ。日本代表はここで0勝1分2敗で敗退した。

今回も初戦のコートジボワール戦は本田の見事なシュートで先制したものの、後半、国民的英雄ドロクバが登場しムードが一変。おまけに暑さで足が止まり1-2と逆転負け。必勝を期して臨んだギリシャ戦は、MFカツラニスが早々とレッドカードで退場したものの、それが吉とは出ずに終わってみれば痛恨のスコアレスドロー。これで自力突破はなくなった。

取り敢えず勝つしかなくなった最終コロンビア戦。前半17分、今野がファールを取られPKでリードされたものの、終了間際に岡崎のヘッドで追いついて折り返す。後半から出場したエース、ハメス・ロドリゲスが大暴れ。勝利どころか1-4と大敗を喫してジ・エンド、グループリーグ最下位に終わった。

勝利への気持ちは誰しもが持っていたに違いないが、やはり何かが違う。一流と呼ばれる国はもちろん、日本とそれほど違わないランクの国の試合と比べても何かが違うのだ。

選手が気持ちを込めて頑張ったのは間違いない。だが、世界レベルのプロフェッショナルと戦う上で「努力」や「思い」が必ずしも「成果」につながるわけではないのは、スポーツの世界のみならず実社会でもよくある話だ。

私自身、中学時代にサッカーをかじっていたものの、その頃のサッカーはFW、HB、DFの分業制で、バックはとにかく前線にどうボールを出してFWを走らせるかが戦術の主体だった。だからいわゆる兼業制の現代サッカーの感触を知らない。

そんな素人目に見ても、ペナルティエリア前のいわゆるバイタルゾーンにボールが入るまでのスピードが遅い。そしてそこからシュートまでにも時間がかかり過ぎる。それ故かシュートが枠を捉える確率も低過ぎた。

なぜバイタルゾーンまで攻め込んでいながら味方が上がってくるのを待つ? そんな悠長な事をしていたら相手ディフェンスだって戻れるじゃないか。ここはオレが決めてやると勝負に行く姿勢がゴールにつながるんじゃないのか? 

サッカーは団体競技ではあるが、FWは個人プレーであって良い。ストライカーと呼ばれる選手は少なくともそうであるはずだ。

今後は世界レベルのストライカーの育成を何よりも重視すべきだろう。もちろんそれは言うほど簡単な事ではないのは百も承知だが、これまでの日本サッカー界で世界レベルのストライカーと言われて、未だに「釜本邦茂」の名が出てくるようでは淋しい限りだし、進歩が止まってる証左とも言えるだろう。

・・・・・・・

さて、来月の上旬から現役最後の「リフレッシュ休暇」に突入する。これは勤続10年毎に取得できる平日10日間の特別休暇である。今回は土日祝日をつなげて実に17日間の超大型休暇となる。ただし、権利発生から3年以内に取得しなければならず、私は今年が3年目だったから、これが最後のチャンスだった。

当初は愛車と共にフェリーで北海道に渡って道内一周ドライブ旅行をした後、吉田拓郎「洛陽」のように苫小牧発仙台行きフェリーで震災復興しつつある東北を巡ってみようという結構壮大なプランを立てていた。だが、長男の結婚話やら何やらでそこまでのムリは止めておこうとなり、結局、日本三景のうち、まだ行った事のない松島経由の山形温泉巡りに落ち着いた。ま、それでも十分過ぎるほど走れるだろう。

後はどっぷり日常に没して過ごそうか。





4月1日に思うこと

4月1日と言えば世間ではエイプリルフールだろうが、我が家では何と結婚記念日である。

カミさんの誕生日が3月の末なので、少し歳の離れた我々夫婦の入籍日はその直後で、かつちょっとやそっとじゃ忘れない日にしようという目論見でこの日に決めた。

エイプリルフールだから結婚そのものも冗談だったんだよと言う気も今さらないけど、あれから早や23年。だからと言って特別な事などはせずに過ごして来た23年なのだが。

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その4月1日に消費税が5%から8%へと上がった。

前日のニュースだけでなく今朝のワイドショー(これもいくつかの局では番組改編で新番組に衣替えしていた)で、午前0時を境にした悲喜こもごもの様子を映していた。

3%のアップは100円で3円、1千円で30円、1万円で300円という勘定になる。消費者は争って日用品や食品の買いだめに走っていたが、消費税の差額よりもあんなにカサの張るトレペだの飲料の箱だのを置いておくスペースの方が問題じゃないかと思うが。

それでなくとも人は消費財の在庫が豊富であれば、ついつい使い方が雑になったり使用量が無駄に増えたりするものである。食品なら賞味期限があるから尚更だろう。デパートで冷凍カニや高級食材を必死に買い込んでいるオバちゃん、そもそもあなたの家じゃ普段はそんな高いモン食べてないでしょうが! その段階ですでに家計的に3%以上の損失が生じているだろうと思うと笑えて来る。ま、それも経済効果ならぬ消費増税効果かもね。

ガソリンも1Lあたり5円値上がりすると、昨日あたりからスタンドに行列が出来ていた。

これも良く考えると笑える話だ。私の車の燃料タンクの容量は50L。仮にスッカラカンでフル給油したとしても差額は250円程度。しかもガソリンは買い置きが効かないし、車を走らせてある程度消費するのは翌日以降。その時にはもう価格は上がっている。なのにイライラしながら順番待ちをしている連中って、いったい何に突き動かされてしまったのだろうか?

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日本は4月1日に「ハーグ条約」に正式加盟した。

この条約は、国際結婚破綻後の子どもの扱いを定めた条約で、離婚後に一方の親が国境を越えて子どもを連れ去ってはならないと定めた国際ルールである。加盟と同時に政府は「中央当局」を設置して態勢を強化するという。これは国外へ連れ去られた16歳未満の子どもを戻すよう求める海外在住の親からの申請を受け付け次第、地方自治体や警察と協力して日本国内の子どもの居場所を捜し出す組織である。

これは「(未成年の)子供の親権は原則母親が獲得する」とされる日本の文化にそぐわない。親権や養育権を父母で同等に争う外国の文化ならいざ知らず、嫁いだ先の国でDVにあって離婚した場合でも子供を母国へ連れ帰る事が出来ないのである。

ハッキリ言います。「日本女性よ、国際結婚に過剰な夢を持つのはやめなさい」と。

一説には日本人の離婚率は2組に1組だそうだ。日本人でさえこんなに高いのに、考え方や文化の違う外国人との結婚生活、最初はともかく長く続く確率は決して高くはないだろうよ。他人同士が24時間寝食を共にすれば見えなかったモノが見えて来るというのはよくある話である。

子どもの権利を親の都合でないがしろにして親から引き離してはならない、というのが条約の真意だろうが、こと別れるとなれば、国を離れる方が泣きを見るのは明らかである。

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反捕鯨国であるオーストラリアが「事実上の商業捕鯨だ」として日本の調査捕鯨を差し止めを求めた国際司法裁判の判決が出された。国際司法裁判所がハーグ条約と同じオランダのハーグにあるというのは偶然の一致だろうか。

判決は、調査捕鯨の権利は認められたが「JARPA(南極海鯨類捕獲調査)2は国際捕鯨取締条約の調査捕鯨に当たらない」という日本全面敗訴の内容だった。国際司法裁判所は一審制という事なので、これにより1987年から続けてきた調査捕鯨は中止に追い込まれる見通しだという。

古来より受け継がれて来た日本の鯨食文化の崩壊・終焉という声もある。だが私はかねてからこの「調査捕鯨」には率直な疑問を持っていた。

鯨の生存数の多寡はさておいても、捕鯨枠をミンククジラ935頭、ザトウクジラ50頭、ナガスクジラ50頭と設定(2005年より大幅増加)したのは調査としては多過ぎやしないか? しかも生態系モニタリングとしながら、なぜ殺さなければならないのか? 鯨が増え過ぎて海の生態系を破壊しているとでも言うのだろうか? そして科学調査で捕獲した鯨が食肉として流通しているという事実。

これらを総合してみると、日本の調査捕鯨の実態は限りなく商業捕鯨的であると言わざるを得ないのではないだろうか。

今後は鯨料理店や食材としたい向きは、商業捕鯨国であるアイスランドからの輸入に頼るしかない。今や5000t超が輸入されていて余りも生じていると言うからそれで十分だろう。日本の文化と言ったって、今や鯨肉を常食としている日本人なんてほとんどいないのではないか? 私もせいぜい小学校の給食で出された記憶があるくらいだ。

ただし1979年、当時のオーストラリア首相が議会で「クジラは特別で知的だ。政府は南極海を含む漁業水域でのすべての捕鯨を禁止する」との宣言した事や環境テロリストのレッテルが貼られるシー・シェパードの代表を元環境相が「世界で最も偉大な環境保護活動家の一人」ともてはやした事には断固反対する。見識が間違っている。

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相も変わらず戦時中の侵略・虐殺や慰安婦問題、果ては領土問題にまで至る中韓の歴史認識の歪み発言が続いている。北朝鮮による拉致問題も、先日横田夫妻がめぐみさんの娘と初めて会ったのを契機に日朝交渉の議題にもなったが、解決には程遠い。ウクライナ・クリミア問題も国際社会が大反発しているにも関わらず、ロシアは強引に横車を押した。

どこかにエイプリルフールらしい気の利いたジョークの一つもないのだろうか。



【追記】
今朝、理研(野依良治理事長)の調査委員会がSTAP細胞事件の調査報告会見をしたそうな。「小保方晴子研究ユニットリーダーが捏造に当たる研究不正行為を行なった」と発表した。こいつもエイプリルフールってワケじゃなさそうだ。






ソチはどっちだ?

いよいよブログが月イチ更新ペースになって来た。やっぱりTwitterやSNSでリアルタイムに呟けるのは便利で、特に画像抜きの文章勝負みたいなこのブログは、ある程度時間のゆとりが必要なのでチトキビしい。もはやブログ自体が過去のものになりつつあるのかもしれないが。

とは言っても、このブログを始めたキッカケがいろいろなテーマの意見交換と日誌としての記録だったので、更新頻度が減って来た事については懸念はあるものの、まあ、そんな時期もあるよね的に捉えている。もちろん止める気などさらさらない。

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今年の全国研修ツアーはいつもの3月からではなく、今月の最終週からスタートする。今回は定例の研修コンテンツに加え、他領域とのコラボ製品研修や新しい営業スキルを展開して行くという背景があり、手間と時間により多くを要した。そして先週あたりからMKT部門も交えての予演会が始まり、最終合意を基にして今週はラストスパートに突入するのである。

受講者へ分かりやすいコンテンツの作成はもちろんの事、それを研修の場で伝えられるプレゼンテーションスキルと受講者が行動に移そうと思えるモチベーションを湧かせるためのファシリテーションスキルが研修トレーナーには要求される。そのために発揮すべき能力を「トレーナー・コンピテンシー」として昨年まとめ上げ、今年はそれを完全に定着させるつもりだ。

機会あるたびに言っているが、研修トレーナーは職人同様、突き詰めれば個人技の世界である。職人の世界とは、黙っていても親方やベテランが手取り足取り教えてくれるなんて事はない。自ら気付き、自ら学び、自ら盗み取らなければ置いて行かれるだけである。そこをどこまで認識出来ているか? 要はこの仕事をどれだけ好きになり真摯に向き合って行くかの勝負だと思っている。だからゴールなんてないも同然、一生精進あるのみ。

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今月8日に東京で20cm超えの積雪が記録され、おかげで翌日に予定されていた親父の三回忌は参加不能者が続出し、お坊さんを呼ぶ墓前での読経も中止。我が家も電車とタクシーでやっとこさ松戸の食事会場へ直行した。親父らしい記憶に残る法事となった。

やれやれと思いきや、わずか一週間後の一昨日も今世紀最高という積雪に見舞われた。関東近県、山梨あたりでは胸まで達する積雪で孤立した地域もあり、雪害と呼ばれる状態になっているという。我が家周辺も先週よりも明らかに多い30cm近い積雪となった。もはや自然の帳尻合わせという段階を超えた異常気象と言うべきだろう。

スタッドレスのないウチは雪の日は車を出さない主義。なのでこのところの休日は引きこもりが続いている。

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ソチオリンピックが始まった。

期待とは裏腹に日本選手陣はメダル取得に苦戦を強いられている。努力精進しているのは日本選手だけではないから厳しい闘いは必至である。オリンピックの大舞台というプレッシャーもハンパではないだろうし、その中で実力を出し切るのは並大抵のメンタルマネジメントではあるまい。

そんな中、スノボ・ハーフパイプで日本人初のメダルを獲得した銀メダリスト平野歩夢選手は何と15歳!

銅メダリストの平岡卓選手も18歳である。2人のインタビューを観たらプレッシャーなんてほとんど意に介さない飄々としたキャラが印象的だった。前回のバンクーバー五輪で服装や言葉遣いで批判を浴びた国母選手がアメリカで彼らをいろいろとサポートし、テクニカルアドバイザーをしていたという話も聞き、あの国母選手の意外なキャラにも感心した。

フィギュア初の金メダルをゲットしたのは羽生結弦選手、これまた弱冠19歳!

フィギュア団体にも出場し、個人ショートプログラムでは完璧な演技でトップ。だが2位のパトリック・チャン選手との差はわずか。この19歳にもプレッシャーの重圧がのしかかる。フリーではあり得ない転倒をするなど危ない場面があったものの、チャン選手もプレッシャーの餌食となり演技にミス。深夜にも関わらずついつい最後まで見入ってしまった熱戦だった。

反対に、金メダル確実と言われた女子ジャンプの高梨沙羅選手が4位と沈んだのは、追い風という不利な条件を除いてもプレッシャーの重さが表れた結果と言うべきだっただろう。だが彼女は若い、次もその次もある。今回は試し斬りオリンピックでいいじゃないか。17歳に「期待に応えられず申し訳ない」なんて言葉を言わせてはいけないだろが!

その無念をOYAJI世代のレジェンド葛西紀明選手が見事に晴らした!

41歳の超人がラージヒル個人でついに銀メダルに輝いたのである! リレハンメル五輪のリベンジとなるはずだった長野五輪では団体メンバーから外れ、その後のルール改定にも悩まされ、それでも諦めずに努力精進した末の偉業である。しかもそのコメントがまた凄い。

「金メダルを取って、本当にレジェンドと呼ばれたいと思っていたんですけど、まだまだ、目標が出来たので。その金メダルという目標に向かってまた頑張りたいと思います!」

年齢から見てもこの銀メダルで引退してもちっともおかしくないのにこのコメント! 我々OYAJI世代は全面的に応援するからな〜! もはや41歳でも45歳でも変わらんわ、やれやれ〜!

競技はまだ続く。フィギュア女子の浅田真央選手も控えている。彼女はこの五輪で引退表明をしているようだが、団体で見事な演技をしたロシアの15歳の新星ユリア・リプニツカヤ選手にかつての自分自身を見ただろう。また、現役復帰したキム・ヨナ選手にはバンクーバー五輪のリベンジを期しているに違いない。この大舞台のFINAL・DIVAで鮮やかに燃え上がって欲しい。

あ、それと、残念ながらメダルには届きそうもない女子カーリングだが、対戦相手のスキップが美女揃いというのを記録しておこう。中でもロシアチームの美女率が高く、スキップのアンナ・シドロワ選手はダントツだ。イギリスチームのスキップ、イブ・ミュアヘッド選手も光っていた。

美女アスリートは逢えていないだけで、まだまだいるはず。天は二物を与えずは真っ赤なウソだ。





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Chaie<チャイ>

Author:Chaie<チャイ>
最初のWebsite開設は2001年のクリスマスのことでした。その後、紆余曲折を経てこのBlogへ引越して今に至ります。これからも日々の記録とさまざまなテーマについての意見や感想などを屁理屈コラム日記風に綴りたいと思ってます。

生まれも育ちも東京の下町です。東京タワーやチキンラーメンと同い年なので結構生きてますが、せめて精神年齢くらいは若いつもりでいたいなと。

自称「日本酒のソムリエ」のつもりでしたが、検査値との闘いの末に禁酒に踏み切り、それ以来かなり普通の生活を送ってます。

下手なアコースティックギターやウクレレを弾いて70年代フォークを弾き語ったりするのが大好きです。最近は40年来の憧れだったMartin D-28Mと80年代製のKamaka HF2などの弦楽器に囲まれて幸せです。

もうひとつの大好きはコンパクト欧州車! プジョー乗りのサークル「POOB(プジョー太平洋OYAJIベルト)」の関東地区元締めなるものをやってます。

実は、足掛け10年乗って来た愛車「プジョー206XS」のミッショントラブルにより箱換えを余儀なくされ、ここでも紆余曲折を経て2010年から「BMW120iCoupe」を新たな愛車としました。

某企業でプロフェッショナルな社内研修職人を目指して定期的に全国を飛び回ってましたが、2nd Stageは頼れる薬局のOYAJIを目指したいとDgSで張り切ってます。

2013年から膀胱がんサバイバーを継続してます。無病息災よりも一病息災くらいがちょうど良いのかもしれません。

愛と情熱を持ってはっきりモノが言える「熱きガンコジジイ」になりたい!

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