スマホデビュー!
実はケータイを開いても画面が真っ黒という症状が出たのである。何回か開けたり閉めたりしていると、ある時フッと復活する。ちなみに真っ黒画面の時に電話が掛かって来ても、バックライトが点かないのでそれが誰からかはわからないという始末。点いても省エネモードになっちゃったらしくやけに暗い。
ケータイ如きの2台持ちなんて御免こうむりたいので会社ケータイは所持していない。仮に大事な用件であれば留守電メッセージを残してくれればいいし、コールバックの必要な事もそれほどないので、その時の通話代が自腹になろうがそんな事は気にしない。
個人のケータイがトラブったとしても、会社ケータイを所持しているパートナーがいれば業務上は一応安心だ。だが、予約確認など自分の電話帳やブックマークを使う通話やネット、メールなどでは不便この上ない。いちいちカシャカシャと開け閉めしていたらイライラするしカッタるいし。
思えば、今のケータイは足かけ4年も使っているから、人間でいえば十分高齢者だろう。身体のどこかにガタが来るのは必然とも言える。ここらでそろそろリタイアさせてあげても良さそうだな。
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見渡せば、時代は圧倒的にスマホ。
だがその使用便利性にはまだまだ改善の余地が残されている。すでに飽和に近いと言われる通信回線は移行途上だし、バッテリー持続時間の短さはスマホ共通のウイークポイントだ。前評判の高いiPhone5は、来年にも3大キャリアから発売されるとの情報もあるので、本来ならそれを待つべきだろうが。
こうしてみるとスマホデビューするには今は実に中途半端なタイミングなのかもしれない。
けれども背に腹は代えられない。ま、必要となった時が購入時というのはPCだろうが車だろうが変わりない。ここはひとつ腹をくくるとしようか。
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てなワケで、職場のカミさんを拾ってそそくさと初詣ならぬショップ詣で。
基本情報はネットで調査して概ね把握している。比較検討の結果、AndroidならXi(クロッシー)が使える機種で一番コンパクトな「ARROWS X LTE F-05D」、さもなくばau版「iPhone4S 32GB」に絞られた。
新宿の大型家電店の売り場でさっそくdocomoコーナーのスタッフを捕まえて実機を確認。より軽く薄くなっていくのがケータイの正常進化と信じて疑わない私だが、ARROWSの大きさ、重さとも想像通りでおよそ文句の無いレベルだった。ところがイザ在庫を訊いた途端、何と例のタイの洪水の影響で全く無いと言うではないか! おそらく日本中で品切れ状態だと。それじゃ話にならんとグチってさっさとauコーナーへ。
iPhone4SはARROWSよりも10g重い140gだが、胸ポケットに入れた時の圧迫感に大差は無かった。逆に外寸がARROWSより一回り小型のせいか手にしっくり来る。これがAppleデザインの妙というものなのだろうか。この感触は実際に触ってみるまではイメージできなかった。
iPhoneの方は在庫はあると言う。この瞬間、緊急事態打開のための勝負は着いた。
説明&契約書記入などで20分、さらに設定から受け取りまで小一時間。デパートに食材の買い出しに行ってお茶を飲んで戻って来たらグッドタイミングだった。
さて、こうして図らずもスマホデビューとなったはいいけれど、初期設定のセッティングにはタイピングも含めて一苦労した。アドレス帳移転もSDカードからだったのでPC経由だし、うっかり二度書きしたために同じものが2つずつ登録されてしまい、今度は1つずつ消去するのに難渋するといった体たらくである。
まぁ、取り立ててヘビーユーザーを目指すワケじゃないから、ゆっくりじっくりと弄って行くつもりだ。幸いiPhoneユーザーは相当多いので、いろいろ教えてもらいながら楽しもうと思っている。