ケイロウノヒ

昨日の敬老の日、17日までのシニア対象の割引デーの翌日だというのに、相変わらずお店には高齢のお客さん濃度が高かった。

ニュースでも「どの年齢から高齢者だと思うか?」なんてアンケートを取り上げていたが、回答者の5人に2人以上が「70歳から」と答えたそうである。思えば40〜50年前は「高齢者」というワードもなく、老人ホームや老人保険とか「老人」という言われ方が一般的だった。そしてその老人は概ね60歳以上をイメージしていたのを覚えている。それは自分にとって想像もつかない遥か彼方の時間そのものだった。

近年は医学の進歩だろうか、人生80数年時代である。そうなると60歳くらいではまだまだ老人というカテゴリーには含まれないだろう。いつの間にやら遥か彼方の時間の先へ辿り着いてしまい、年明けには還暦を迎えてしまう、かくいう私自身もそんなイメージはとてもじゃないけど持てない。お店のお客さんからも「おにいさん」としか呼ばれないしー。

「老人」から「高齢者」へよりソフトな呼び名に変わったにも関わらず、アンケートの集計でもそんな時代の変化を端的に表していると言えよう。

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そんなワケで還暦を迎える私、何かお祝いの品をと珍しく我が家の財務省から予算執行の許可が出た。出たはいいが、記念品として色々と思い巡らしてもなかなかいい案が浮かばない。「いいあんと言えば的場の小倉あん(古ッ!)」とばかりに結局は趣味の品、すなわちアコースティックギターに行き着いたのだった。

しかし一口にアコギと言っても、我が家にはすでに40年来の憧れだったMartin D28M、エレアコとして半額セールで買ったFender CD-220CEの他、ヤフオクなどで買った有象無象の中古アコギが数本いる。そんな中で選択肢となり得るのは、気軽に取り回せるコンパクトギターしかない。もちろん予算に糸目をつけなければ欲しいフルサイズギターはいくらでもあるが、しがない高齢労働者ともなればそんなゼイタクは通らない。

限られた予算、取り回しが良く音も良いアコギ。これをキーワードに思いを巡らせれば、浮かぶのはLittle Martin、TaylorのBabyかGS miniシリーズ、国産で評価の高いK.Yairiあたり。

ネットで該当製品のラインナップやマテリアルを調べ、You Tubeで音を聴き比べる。ここまで一歩も外へも出ずに事足りる時代というモノを感じつつ。当然ながら楽器は筐体が小さくなるほど音質が軽くなり、残響も少なくなるので、いわゆるミニギターではどうにも音がチャラいのが耳についた。よって、ターゲットはミニではなくコンパクトサイズのギターに絞る事とした。

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そんな紆余曲折の末に最終候補をTaylor GS miniとK.Yairi RFシリーズとし(ホントはMatonというハイグレードなコンパクトギターもあったが、いかんせん軽く20万円越えなので断念!)、実物を見に楽器店へ。

豊洲のS楽器では藤原竜也似のバイト君と色々話をし、展示されていたK.YairiのRFシリーズを試奏したところ、思ったよりも鳴りが良く、ならばスプルース単板+オヴァンコール単板のRF-K13とスプルース単板+ローズウッド合板のTaylor GS mini-eの試奏を希望し、入荷連絡を待つ事にした。

その間に訪れた新宿のY楽器はTaylorギターが一室にフルラインアップされ、かつK.Yairiも豊富に揃っているお誂え向きのお店なので、特に大きさを比べるにはもってこいだった。K.YairiはRFシリーズに加え、この店オリジナルのYF0018とより小型のYFP-01を比べたが、小型ボディの割に胴厚が厚い事に気付き、取り回しの点で疑問が出た。続いてTaylorはGS miniとBaby Taylorを比べたが、明らかに音量、音質の点でGS miniの方が上回っていた。

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という事で、私の気持ちはGS miniに固まったが、問題は材質だった。

スプルース表板+ローズウッド側裏板は何度も何度もYou Tubeのデモを聴き比べてベストだと思うが、すでに持っているMartinと基本的に同じ組み合わせ。それよりもやや乾いた感じだが、ウクレレほど軽くなく心地良い音質のオールコア板と最後まで悩んだ。素晴らしく魅力的であるが、幸か不幸かY楽器にはローズウッドモデルは置いてなく、オールコアモデルしかなかったのでお買い上げはペンディングとなった。

それから数日、S楽器からの入荷連絡を受けて試奏に赴いたのが15日。この日は4回目の膀胱内視鏡によるフォロー検査だったが、今回も異常なしの診断を受け、ルンルン気分で車を走らせたのだった。

ローズウッドは環境保護の観点から新たに規制を受ける材料となったため、GS mini-e Rosewoodは2016年で生産終了となっていて、市場在庫が決して豊富にあるわけじゃない。S楽器の総力を挙げて(?)入荷された2本も他店で展示販売されていたものらしく、一本目はボディ底の1ヶ所にわずかなキズがあったが気になるほどではなかった。もう一本は表板とネックの2ヶ所にキズがあり、これは少し目立っていたので、選択肢は必然的に決まっていた。

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Taylorギターに張られている弦は、煌びやかな音と長持ちコーティングで高評価のElixir(エリクサー)なので、帰宅して弾き込むと眠っていた音がさらに魅力的に蘇った。さすがに手元のMartinやFenderのフルサイズギターには及ばないものの、目を瞑って聞く限りはコンパクトギターの音にはちょっと聞こえない。こりゃいい買い物だったと言えるだろう。

さっそく弦高を下げるためのTUSQのサドルとドットインレイシールなどを発注。気軽にカスタマイズに踏み切れる気軽さもイイね。

来月、1年ぶりに参加する前社旧部署のキャンプにFenderに代わって持って行こうと思っているが、その頃には今月解散が予定されている衆議院選挙の結果も出、次の日本の政治事情のカタチも決まっている事だろう。

そこには他人にキツく自分に甘い「不倫ガソリーヌ志桜里」、「一線越え絵里子」、「このハゲ真由子」の面々が消えている事を期待する。

あ、そうそう、消えて欲しい税金ドロボーはまだいたわ。「不倫重婚キング俊直」と「暴言クイーン小百合」&「失言クイーン朋美」もね。




インターン薬学生

先日の日曜日、一人の薬学生(4年生)がインターンとしてウチの店にやって来た。

先月、その旨を伝える業務メールが一本あったので取り敢えずその認識はあったが、インターンの研修内容はおろか、それは彼女の大学が企画したものか、それとも企業側が企画したものかも知らされず、ましてや私の公休日の代替薬剤師の派遣などの手当ても不明瞭という、いかにもウチの人事部らしいいい加減さのままその日を迎える事となったのだった。

彼女にその辺りを訊いたら、今後、病院実習や調剤薬局実習は必修科目として予定されているが、ドラッグストア(OTC薬剤師業務)の実習は必修科目ではなく、彼女の研究室からの任意参加だったようだ。そして、医薬品のみならずドラッグストア業務全般を経験するという趣旨だという事も明らかになった。

というワケで、初日の日曜日はちょうど納品日だったので、薬剤師の役割や業務の概要の説明をした後、品出しを手伝ってもらった。この日は発注品目が200弱と多めで、加えて本部からの送り込み品もあったので、終わるまでに数時間を要した。もちろんその間にお客さん対応をする私の傍らでその様子を観察してもらった。夕刻には私がメモしておいた発注品の入力を手伝ってもらったりもした。

何せ、彼女の立場は薬学生であって薬剤師ではないし、さりとて登録販売者でもない中途半端な立場なので、お客さんの治療相談に対して答える資格は持っていない。許されるのは、せいぜい尋ねられた商品の場所を案内する程度なのだが、そんなものは初日から頭に入っているワケもなく。なまじ持参した白衣を着用しているモンだから、お客さんからすれば立派なスタッフに見えて遠慮なく尋ねて来るし、その都度私がバトンタッチするから二度手間となって効率が悪いが、これは仕方ない。

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彼女が毎日書く一枚のレポート(日誌)にコメントを書くのも私の仕事。お客さんが途絶えた時間などに、問われるまま進路の話などをしたり、薬剤の違いや選択の基準などを答えたり。それらを踏まえて数行のコメントを書く。

卒業後に薬剤師の進む道は、私の時代は公務員は別として、せいぜい製薬企業か病院薬剤部の二択だったが、近年の調剤薬局を含めたドラッグストアチェーンの拡大に伴ない、3つ目の道も出て来たと思われる。

いくら薬学部が6年制になろうとも、こと医学の知識に関しては卒業後に学ぶ事が遥かに多いし、医療従事者の一人としてその必要性は言うまでもない。その環境が最も整っているのは製薬会社だろう。特に営業職であるMRは、様々な社内研修に加え医療現場で直接医師などの医療関係者から教わる機会に恵まれている。しかしながらMRは直接患者とのアクセスはご法度で、医療関係者を通して情報を得るしかないので、ある意味の隔靴掻痒感は拭えない。近年、MR数の削減が検討されている現状で、就職先としてどこまで開かれた門戸かは不透明となって来つつある。

病院薬剤師は今や調剤室に留まらず、病棟などへ積極的に参画している。何より直接患者との接触機会が豊富なので即戦的でリアルな学習機会が得られるのは大きい。但し、病院薬剤師として修得すべき専門資格も多岐に渡り、一旦別の進路に進んでから途中参入するのは難しいと聞く。ましてやこのご時世からか退職者も出難くく、いきおい狭き門戸となっている病院も多いという。学会や講演会などを通じて最新の医薬情報や調剤技術に接する機会も他の業種に比べて多いと言えるだろう。

さてドラッグストアはどうか。この進路に進んだ場合、最もツブシが効くのは調剤薬局である。調剤薬局の薬剤師は看護師同様に人手が不足していて全国レベルで求人が多いので、より良い条件での転職もしやすい。但し、会社からジェネリック薬の推進やかかりつけ薬剤師指名などの各種加算取得のためのノルマを求められる事も多く、これが少なからぬストレスとなっているという話も聞く。保険調剤の知識とスキルを習得してしまえば独立開局する事も可能だろうが、これまた近年の医薬分業の停滞から簡単ではなくなっている。

こうして見ると、初めは製薬企業や病院などで医学知識を学びつつ経験を重ね、いずれ調剤薬剤師かOTC薬剤師としてその土地の患者に接し感謝される存在になれたら幸せなのかもしれない。何れにしても人が人に関わる仕事ゆえ、専門知識と共にコミュニケーションスキルが重要と考える。この仕事を選ぶ限り、人に興味を持ち、人と関わる事に抵抗があってはならない。特に最近の薬学生は、先輩と関わらざるを得ないクラブ活動もせずに帰宅部に徹する者が増え、加えて基本的にしゃべりが苦手な薬剤師が多いと言われるが、そこは是非改めて欲しいと思う。

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昨日で現場研修も終わり、今日は仕上げに親会社の本部に集まって半日研修を受けているようだ。彼女の日誌へのコメントには、現場で見えた事、聞けた事、知り得た事(すなわち見聞と知見)を整理・理解して、実りある人生のための進路を選んでくださいと書いた。

ウチの店の近くに自宅があると言う彼女、あと2年したらどんな道を選んでいる事だろうか。機会があればその答えを聞いてみたいなと思っている。





反安倍の彼方

森友問題に続いて加計問題は、ついに国会終了後の閉会中審査にまでもつれ込んだ。これは他ならぬ、今月初旬に実施された都議会議員選挙における自民党の大敗に象徴される支持率の急降下によるものである。

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実に2/3以上という、公明党を含む与党の圧倒的議席数を獲得した安倍政権は、野党の弱体も相俟って正に一強状態となり、安保法制可決に始まりこのまま改憲発議まで一直線に突き進む様相を呈していた。

そこへ降って湧いた森友問題を端緒に、強者の奢りとしか思えない務台「長靴業界儲かった」政務官、今村「東北で良かった」復興相、稲田「違法選挙応援」防衛相、山本「学芸員はがん」地方創生相など閣僚達の失言、そして加計問題。それらに対する安倍首相や菅官房長官の強気の上から目線対応などに対する国民の反発がその原因であったと言えよう。

もともと質の高い人材とは思えないような閣僚の面々ゆえ、遠からず安倍内閣の足を引っ張る事態を招く事は想像に難くなかったとは言え、まさかここまでワキが甘いとは思わなんだ。

特に稲田防衛相の都議選候補者への応援演説でのたまった「防衛省、自衛隊、防衛大臣、自民党としても(一票を)お願いしたい」のセリフは道義的にはもちろん、法的に見てアウトだ。自ら法律のスペシャリストである弁護士であり、言葉のスペシャリストである政治家とは思えないアフォさ加減である。しかも「誤解を招きかねない」と撤回したが、どこが誤解を招くというのか? 誤解の余地すらないド真ん中直球の発言ではないか。

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さて、私から見た加計問題の本質はこうである。

獣医学部新設の悲願のため、構造改革特区の頃から手を挙げては門前払いされて来た申請自治体の愛媛県今治市と事業主体の加計学園。国家戦略特区になっても申請するのは言わずもがな。そんな歴史があるから計画内容はハナから他者よりも具体的で、自治体共々加計ありきで進むのは自然な成り行き。

その加計に対して、政府の開学時期を含めた特区の早期実施という命題の下に、行政側が事前相談を受けたり認可条件に対する不備を助言しながら認可に持って行くのも当然の推移。にわか仕立ての京産大が辞退したのも当然の結果と思われる。

そもそもアベノミクスの経済成長戦略の下の事案である限り、首相をはじめとする政府の意向が反映されるのは当たり前で、だからこそ、そこにさまざまな解釈が出来るような場面も生まれやすくなる。組織における人と人の間には「忖度」も生じるだろうし、長い友人関係の中で思わぬ「利害関係」が生じることもあり得る。それらをネガティブに受け取れば「疑惑」にも映る。

これら一連の疑惑に対して、さまざまな関係者が語っているが、彼らも人間である以上、記憶の曖昧さ、思い込み、恣意的な解釈などが言動や文書で飛び交うのも当然だろう。要は難癖をつけようと思えば、それなりのネタは出て来るだろうし解釈も可能だ。だが、「無い」の証明が不可能な限り、最後は水掛け論に行き着くしかない。

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それでもここまで疑惑を犯罪として裏付ける決定的な証拠が出てこない以上、もはや明確にクロとは言えない。にも関わらず、野党や反安倍世論が安倍おろしに躍起になる背景には、支持率低下による政権不安定を通じて、安倍政権の目指す最大目的である憲法改正を阻止しようとの思惑が透けて見えるのである。

誰が言ったか「もり(森友)、かけ(加計)、(安倍)おろし」

蕎麦屋じゃあるまいし。






前出し

「先生のお店は前出しがしっかりされていてキレイで気持ちがいいですね」

定期的に店に訪問してくるメーカーのラウンダーから、最近こんな言葉が聞かれるようになった。さらに複数エリアを管理担当する自社のSV(スーパーバイザー)も同じセリフを口にした。

「前出し」とは業界用語で、買い上げられて凸凹になった商品陳列棚の商品を引っ張り出してフェイス(棚の最前面)を揃える事で、ヘンな意味はない (^_^;)。これが出来ていると見た目にキレイで気持ちがいいので、お客さんの購買意欲が刺激されるし万引き防止効果も得られるという。それゆえ、前出しは商品の如何を問わず、小売店の基本ルーチンとして入社研修などでもしっかり教えられているはずである。

だから私はそれらの言葉に少なからぬ違和感を覚えた。競合店なども見ているラウンダーの社交辞令ならともかく、自社SVまでがそんな当たり前の事にコメントするのは変な話で、まるで他の店舗では為されていないかのように感じられたのだった。まさかねぇ。

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知らない間に台風3号が長崎県に上陸し、こちらの雲行きも怪しくなっている今日の公休日、お出かけドライブは止めて、ウチの店の近隣エリアの他店舗訪問をする事にした。それらの店舗の成功事例の抽出のための訪問と言えば大袈裟だが、商品陳列方法やPOPの文言などで参考になるものをパクって取り入れたいというのが本音である。もちろんお忍びで。

訪問店舗を選んだ基準は、第一に車で回るので駐車場のある店舗、そして常勤薬剤師が配置されている店舗である。薬剤師がいれば医薬品売り場のメンテナンスはされているだろうし、さまざまな工夫もされているだろう。これが薬剤師不在店舗だと、社員である登録販売者は他の売り場も担当しているため、どうしても医薬品売り場への注力が疎かになりやすいからである。

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それらの条件に叶う店舗がそのエリア内に3店舗存在していた。仮にA店、B店、C店とする。まず開店30分後の10:30頃にA店へ。さすがに駐車場完備の店舗、ウチの店の2倍以上の売り場面積がある。店内を見渡すと、レジや品出しなどをしているスタッフが3名くらい視界に入った。

医薬品売り場に行くと、そこには薬剤師不在を知らせるプレートが掲げられていた。偶然私と同じ公休日だったようだ。さっそく売り場に目を移した瞬間、そこには目を疑うような光景が展開されていたのだった。ほとんどすべての棚の商品が凸凹どころか、グチャグチャ同然になっているではないか!

まだ開店1時間も経っていないから、この状況は今朝のものではなく、少なくとも薬剤師が在店していた昨日以前からこうだったのだろう。それにしてもこの子供が遊び散らかしたような陳列棚では、どう見たって購買意欲がそそられようもないではないか。しかもあちらこちらに欠品による空スペースも目立つので、さらに情けない光景を呈している。

フェイスの凸凹を歯並びの悪さとすれば、欠品による空洞は歯っ欠けである。歯槽膿漏でもこれほど酷くはないだろう。

暑い日なのにドリンクストッカーもスカスカである。こんな有様だったら、邪な者が商品を一品二品無断拝借しても分からないだろうよ。

正直ガッカリした。ウチの店も公休日の翌日に出勤すると商品が凸凹になっていたりワープしている事があるが、それはあくまでも部分的だ。さらにこの状況は医薬品売り場だけではなかったところが、この店が日常的に基本ルーチンが為されていない事を雄弁に物語っていた。

残念ながら、このような店から参考になるようなものは見出されなかった。

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A店はきっと何か特別な事情があっての事だったのだろうと思い直してB店へ向かった。

B店に着いたのは11時少し前だった。ここもウチの店の2倍以上の売り場面積で、この時4〜5名のスタッフがいたが、薬剤師は不在だった。そして売り場の光景もA店と同様に、あちらこちらで前出しも出来てなく欠品も目立っていた。

A店に続いてB店まで。これは不幸な偶然なのか?

さらに唖然としつつ、11時15分過ぎに最後のC店へ。ここではレジに女性スタッフが2名と店長らしき男性がいた。やはり薬剤師は不在、どうやら火曜日を公休日としている薬剤師は多いようだ。

となると陳列棚の光景は・・・やはり推して知るべしだった。それでもA店、B店よりは欠品が少なく、フェイスの凸凹が目立つ程度だったのはまだ救いがあった。ただし、医薬品に半額シールを貼って現品限りのワゴン上に置いてあったのは疑問だった。いくら売り切り終了品であったとしても、仮にも医薬品を半額投げ売り同然に扱うのは同じ薬剤師として納得いかんわ。

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こうして他店舗訪問が(虚しく)終わった。そしてラウンダーやSVの言葉の意味が分かった。当たり前だと思ってやっていた事は、実は必ずしも当たり前ではなかった。

おまけに私が入店して売り場を回って店を出るまで、いずれの店舗でも「いらっしゃいませ」も「ありがとうございました」の声もなかった。スタッフと目が合ったにも関わらず。正直、ガッカリを通り越して呆れ返った次第。

日頃、休憩室に掲示されているものの、特別に意識もしていない社訓にも「我々は常にお客様の立場に立って仕事を進め、」とか「仕事はまず整理整頓から始めること」とあるが、こういう光景を目の当たりにすると、あながち無用の能書きとは言えず、それどころか再度全社に徹底すべき真理と言っても過言ではないだろう。

私だって決して几帳面だとか整理好きだというワケじゃない。だけど日々、管理している売り場のメンテナンスには自然と気を遣う。時には食料品や雑貨売り場でも前出しを行なっているし、アルバイトにも促している。自宅の整理整頓は疎かにしていても、店の顔であるフェイスの乱れはガマン出来ない。カッコよく言わせて貰えば、それが商人の家に生まれ育った私の矜持かもしれない。



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Chaie<チャイ>

Author:Chaie<チャイ>
最初のWebsite開設は2001年のクリスマスのことでした。その後、紆余曲折を経てこのBlogへ引越して今に至ります。これからも日々の記録とさまざまなテーマについての意見や感想などを屁理屈コラム日記風に綴りたいと思ってます。

生まれも育ちも東京の下町です。東京タワーやチキンラーメンと同い年なので結構生きてますが、せめて精神年齢くらいは若いつもりでいたいなと。

自称「日本酒のソムリエ」のつもりでしたが、検査値との闘いの末に禁酒に踏み切り、それ以来かなり普通の生活を送ってます。

下手なアコギとウクレレを弾いて昭和を歌ったり、カラオケでも昭和を歌ったりしてます。最近は40年来の憧れだったMartin D-28Mと80年代製のKamaka HF2に囲まれて幸せです。

もうひとつの大好きは欧州車! プジョー乗りのサークル「POOB(プジョー太平洋OYAJIベルト)」の関東地区元締めなるものをやってます。

実は、足掛け10年乗って来た愛車「プジョー206XS」のミッショントラブルにより箱換えを余儀なくされ、ここでも紆余曲折を経てゲルマン製装甲車のような「BMW120iCoupe」を新たな愛車としました。

それをキッカケにBMWオーナーズクラブの「Club BMW 1(CB1)」「BMWメタボ白髪連合会」などのメンバーにもなりました。

某企業のプロフェッショナルな研修職人を目指して定期的に全国を飛び回ってましたが、ステージを替えて今後は頼れる薬局のOYAJIを目指したいと思います。

愛と情熱を持ってはっきりモノが言える「熱きガンコジジイ」になりたい!

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