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メンテナンスの日

昔から、床屋などで人に肩を揉んでもらうと肩が凝ってますねという声を聞く。だが、肩の重さや痛み、緊張型頭痛の発症などの自覚症状を感じる事は一切無かった。

これも昔の話だが、とある飲み屋でたまたま話をした整形外科医が、「肩こりが本当に解れると死ぬほどの快楽が訪れる」なんて言っていたのが少しばかり頭に残っていた。

時間に余裕が出来た今、それならば凝っていると言われる肩をマッサージでもしてもらって解したら、また世界が変わるかなと思ってググってみると、いくつかのマッサージサロンが出てきた。

その中から車で行けてお試し割引のあるストレッチサロンを選び、8月1日にその門を叩いた。その時持っていたイメージは、気持ち良く屈伸したり揉んでもらったら身体が軽くなるから、ほったらかして来た老体に良いメンテが出来るなという程度。マッサージとストレッチの違いなんてほとんど理解していなかった。

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用意されていたウェアに着替えて、問診で今までの経緯と動機を伝え、早速スタート。

上半身は、まるでチキンウィングアームロックのような縦横左右に関節技を極められて伸ばされる感じ。それを5秒×3回ワンセットで耐える。キツイぞこりゃ。

続いて肩甲骨の奥に指を突っ込まれて筋やスジをグリグリ。これはどこが固まっているかが自分でも分かる。かつて五十肩をやった右側の肩甲骨の奥に固まりがあった。これが肩の可動域を狭めていた原因の一つだった。

下半身は、寝たままで行う左右の脚と股関節の股割りにアキレス腱引き伸ばしと、これまたツラい。5秒を必死に耐える連続である。それもこれも身体のためや❗️と何とか耐えている。

思わずギブと叫んだのは、ふくらはぎをトレーナーの足に乗せてゴロゴロ転がされた時❗️ ただでさえ筋肉の減少しているふくらはぎが転がされる痛さは一番ツラかった。

仕上げの頚部や肩を伸ばすのは楽だったが、だいたいこんな感じで60分が終了した。

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ともあれメンテナンスしたなという感触は得られたので、しばらく繰り返してみようと思い、月会費会員に登録し、週一回通う事にした。ちなみに月会費は1諭吉、毎回0.5諭吉なのだが、トレーナーのJob Gradeによって500円〜2000円程度の指名料がかかる。なんだかんだで月3諭吉くらいかかるから、ストレッチサロンは思ったよりお金がかかるんだなと少し驚いた。

私はお試しの時に担当した500円クラスのトレーナーだが、彼がランクアップするためには相応の経験を積まなければならないだろうから、私がその実験台になってもいいという思いと、指名料が4倍も違うトレーナーまでは必要ないだろうという思いだった。

こうして毎週木曜日はまずはストレッチでフィジカルケアへ。夕方はグラグラした親知らずを抜いた後にそのまま虫歯の治療を続けている歯医者で、これまた長年ほったらかしにして来たデンタルケアへ。

というワケで、木曜日は勝手にメンテナンスの日と決めている。


リスクと感情論

政府は東京電力福島第1原発から出る処理水について、8月24日からの海洋放出開始を決定した。

昨日は全漁連会長らと官邸で面会し、処理水放出の安全性や風評被害対策について説明し理解を求めたが、これに対して福島県内の漁業関係者らは「約束は破られた」「周知が足りていない」といった怒りや不安の声が聞かれた。

問題とされているトリチウム(三重水素)は自然界にも水道水にも存在し、その濃度は0.1〜1.0Bq/Lという微量で、これはWHO基準の1万〜10万分の1の濃度で十分に安全なため誰も気にする事なく問題にもされていない。

ALPS処理水では処理直後のトリチウム濃度は14万Bq/Lとなるが、これを施設内で1000倍に希釈し140Bq/Lとして海洋放出すると直ちに海水で薄まって0.1~1.0Bq/Lとなり、自然界や水道水の濃度と同じレベルとなる。例えれば学校のプールにインクを垂らしてそのインクの濃度や水の安全性を問うようなものであろう。

これをIAEAの調査報告書の結果と共に政府やマスコミがキチンと伝えれば、少なくとも安全性に対する懸念はかなり払拭されるはずである。ましてやそれ以上のトリチウムを含んだ処理水を大量に海洋放出しまくっている中国や韓国にあれこれ言われる筋合いも無かろう。

だが、福島県の漁師は憤る。

「大臣や首相は一部の漁業関係者と話すばかりで、最後まで多くの地元漁師らと直接話して理解を働き掛けなかった。『関係者の理解なしにいかなる処分もしない』という政府の約束は破られたと思っている」

これは肝心な処理水の科学的安全性に対する理解よりも自分達のプライドを重視した発言と言っても過言ではない。はっきり言って感情論そのものである。安全性の議論で科学的根拠よりも感情論を語っては相互理解は遠のくばかりだろう。

「漁業関係者にとって処理水の放出はデメリットばかりで、買い控えは起こる」と風評被害を懸念する声も多い。

言うまでもなく風評被害は大きな問題である。これには感情論が関わるので、直ちに全国民が理解納得出来るとも考え難い。でもそれは何かの策さえ講じれば一瞬で雲散霧消するものではない。これから時間をかけて解消させてゆくべきもので、それについては消費者である国民も政府も真摯に向き合うべきなのは論を待たない。

日本サーフィン連盟福島支部長は「安全性については議論が尽くされている」としつつも「離れた場所からサーフィンをしに来る人も多い。そうした人に対する周知は足りていない」と。それを言ったらサーフィンだけでなく、海水浴やダイビングなどどこまで対象を広げれば良いと言うのか。安全性を理解したのなら、まず連盟がその周知に尽力すべきではないのか。

たとえ天変地異のせいだとしても、安全なはずだった原発に大事故が起き、廃炉までの数十年間に大量の冷却水が生じるという事実はもはや変えられない。

だとすれば、残念ながらその後処理を可能な限り迅速に進めていかなくては、再び将来的に大きな被害に繋がるリスクを抱え続ける事になる。今回の処理水海洋放出も可能な限り安全性を確保しつつ迅速に進めるべきである。それを決断した政府は評価に値する。



今度は常勤薬剤師が

先週の水曜日、いつものように出勤。開店しばらくして女性スタッフのE子から「先生、常勤の薬剤師の先生が替わったのご存知ですか❓」と唐突に訊かれた。

もちろんそんな事は知らないので「知りません」と返したのだが、そうしたら「昨日からY先生が替わったんですよ」と。

「ええ〜っ❗️ じゃあY先生はどうしたの❓」

「品川のお店に移りました。と言うより、Y先生は以前にその店舗にいたから、出戻ったというか… 今度は店長として」

「Y先生からは何も連絡はなかったし、何か急な話だったのかな❓」

「噂だと、そこの店長が出て来なくなってしまったとか…」

業務管理帳を見ると、確かに昨日から新たに女性薬剤師のK先生の記載があった。それにしても知らぬ中でもあるまいし、グループLINEにでも私や店舗スタッフに対して一言くらい書いても良さそうなモンだけどね。

品川の店舗は通勤サラリーマンが押し寄せるため、平日は朝8:00〜夜10:00までの営業。店長なら朝7:00頃には出勤しなくてはならないし、通し勤務も少なくないだろう。おまけにその店舗も人手不足に加えて客数も飛躍的に多くなり、超が付くほど忙しいらしい。彼は独身の身なれど、少なくともここよりも心身共にハードワークになるに違いない。

それ故、よっぽど急な事態だったのか、あるいはムカついたのか、それともガッカリしながらの転勤だったのか。せめて前店長のように壊れないで欲しいと願うばかりである。

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そして新任薬剤師のK先生。今年4月に採用された50代(?)とか。

私が常勤薬剤師を務めていた時は、どの店舗においても自分の公休日を埋めてくれるパート薬剤師の先生に会って挨拶をするために店舗に赴いたものだったが、K先生は今に至るも顔を見ていない。

お互いのバックグラウンドも含めてOTC薬剤師同士としてのコミュニケーションを取りたいと思うのだが。もしかして私の方から出向くべきなのか。

前任のY先生との引き継ぎも正味1日もなかったらしいけど、これまでのOTC経験はどのくらいなのか❓ 4月に入ったばかりの身でドラッグストアの業務内容は理解できているのか❓ お客さんからの相談に対する薬剤選択を含む治療提案は十分なのか❓ 今さら訊けない疑問などはないのか❓

もしかしたら彼女は私よりも経験豊富なのかもしれないけれど、あれこれ心配してしまうのはやっぱり歳食った男の老婆心ってモンなのかな。



新勤務店の印象

新しい店舗に勤務して先週の土曜日で半月が過ぎた。週勤2日だから勤務日数としては5日だけど、少しずつ状況が見えて来た。

新勤務店の月商は前店の2倍以上と言われたが、確かに1日の客数から見ても前店より明らかに多い。だからと言って、忙しい店舗の勤務者に繁忙手当などが出る事もないから、出来れば暇な店舗の方が良いというのは論を待たない。

一方、ここは前店よりもより都心に近く高級住宅地もあるエリアなので、さぞや客層は良いに違いない、いわゆるモンペみたいのはほぼ来ないだろうと期待していたが、それはあっさり裏切られた。

このエリアでも価格やポイントに異常に拘る客、スタッフを見下すような言動の客、さらに鎮痛薬常用で頑なに買いたがる客などなど、どの店舗にも来るだろう客はここにも来る。何がセレブだ文教地区だとは思うが、小売店は来る客を選べないから仕方ない。

ここは高売上げ店なので納品は毎日ある。その代わり納品業者が入って大方の商品は棚に納めてくれるので、医薬品関係の残りはせいぜい折りコン1つ未満だから楽である。前店の納品は週3日で業者なしだったので、折りコンと段ボールを数十個片付けなければならなかった。

繁忙店の裏返しかもしれないが、勤務スタッフの数は多い。通常でも薬剤師を入れてほぼ5名体制をキープ、ある日などは何と8名が同時に勤務している時間帯があったほどだ。登録販売者も店長を含め5名いるし、他店でよく見る土日を休みたがったり契約勤務日数に足りていないバイト君がいないのもありがたい。

レジは4台と多い。メインレジと2ndレジ、3rdレジまでは時間担当者がワースケで振り分けられている。なのに応援ブザーがなってもその担当者がなかなかレジに来ないから、レジ近辺で作業している自分がやらざるを得ないと常勤薬剤師のY先生がこぼしていた。果たしてその通りで、BYでスタッフ同士が雑談している時もあった。Y先生はスタッフ教育が足りないとも言っていたが。

薬剤師はワースケのレジ担当から外れているから、私はいつでも相談や説明に対処出来るように棚のメンテなどをしながら店内を回って、明らかなオーバーフロー時以外は極力レジ周りには近寄らないようにしている。それでも説明を要する医薬品の購入があった場合などはレジから薬剤師を呼ぶブザーが何度も鳴る。

思い起こせば私が入社して研修店舗にいた頃、本部の医薬品担当だったY先生が来て、話をしながら棚に手を突っ込んで商品の前出しをしていた姿が記憶に残っている。「前出しが気になって、競合店に行った時にもついやっちゃうんですよ」という言葉に、私もそういう意識を持ちたいと思ったものだ。

そのY先生が今の店舗の常勤薬剤師なのだから、店舗の棚はさぞや整っているだろうと期待した。人事のTもS先生も「さすが元商品担当だったから店舗はキチンとしてますよ」なんて言ってたし。

ところが、朝出勤して棚を見るとかなりバラバラに荒れている。前日はY先生は閉店まで勤務していたから、Y先生が退店後にお客さんによって荒らされたわけでもない。単に前出しが疎かになっているだけ。あの前出しの鬼だったY先生に何があったのか。

まあ、あれこれ言っても前店から移ったのは通勤時間も含めて結果的に良かったと思っている。いつかどこかの薬剤師が引退したりして玉突き人事が起こるかもしれないが、今のところはパート薬剤師の気楽さで粛々と勤めるだけである。



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Chaie<チャイ>

Author:Chaie<チャイ>
最初のWebsite開設は2001年のクリスマスのことでした。その後、紆余曲折を経てこのBlogへ引越して今に至ります。これからも日々の記録とさまざまなテーマについての意見や感想などを屁理屈コラム日記風に綴りたいと思ってます。

生まれも育ちも東京の下町です。東京タワーやチキンラーメンと同い年なので結構生きてますが、せめて精神年齢くらいは若いつもりでいたいなと。

自称「日本酒のソムリエ」のつもりでしたが、検査値との闘いの末に禁酒に踏み切り、それ以来かなり普通の生活を送ってます。

下手なアコースティックギターやウクレレを弾いて70年代フォークを弾き語ったりするのが大好きです。遂に40年来の憧れだったMartin D-28Mと80年代製のKamaka HF2などの弦楽器に囲まれる生活となって幸せです(^^)

もうひとつの大好きはコンパクト欧州車! プジョー乗りのサークル「POOB(プジョー太平洋OYAJIベルト)」の関東地区元締めなるものをやってます。

実は、足掛け10年乗って来た愛車「プジョー206XS」のミッショントラブルにより箱換えを余儀なくされ、ここでも紆余曲折を経て2010年から「BMW120iCoupe」を新たな愛車としました。

そしてさらに10年経って取り巻く環境も変化し、4枚ドアとペーパー息子のために安全装置付きのクルマの必要性が。偶然出会った「MAZDA3 FB 20S Burg-S PMG with SIG-S」を2020年から愛車に迎えました。

現役時代は某企業でプロフェッショナルな社内研修職人を目指して定期的に全国を飛び回ってましたが、2nd Stageは頼れる薬局のOYAJIを目指したいとDgSで張り切ってます。

2013年から膀胱がんサバイバーを継続してます。無病息災よりも一病息災くらいがちょうど良いのかもしれません。

とか言ってたら、2020年に肝がん発生。予防接種からのHBV感染〜暴飲暴食からの脂肪肝〜部分的な肝硬変と来ていたので特に驚きませんでした。最期は肝臓だなと覚悟も決めてたし(^^;)

幸いこれも早期で表層だったため、切除手術を経て無事に終わりました。これで「ダブルがんサバイバー」の誕生です(^^)

愛と情熱を持ってはっきりモノが言える「熱きガンコジジイ」になりたい!

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